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公開番号2024122048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029361
出願日2023-02-28
発明の名称麺皮片の製造装置
出願人株式会社豊製作所
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類A21C 11/08 20060101AFI20240902BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】断面山形状の手作り風の麺皮片を型ローラの雌型により成形する製造装置において、成形後で切り離し前の麺皮片の外周縁部と、その外側周辺部で雌型のない空白部の肉厚を同等にすることにより打抜き操作のタイミングがずれても製品としての麺皮片の外周縁部の厚さが部分的に不揃いとならないようにする。
【解決手段】外周面上に麺皮片を成形するための雌型11Aを形成され、麺帯の表面に外周面を回転しながら押し当てて、麺帯表面上に麺皮片を成形する型ローラ11と、成形された麺皮片を麺帯から切り離す切離カッタ(31)と、を備え、型ローラ11の外周面上の雌型11Aは、麺皮片を断面山形状に形成するように中心部の深さが深く周辺部に行くほど深さが漸次浅くなり、外周縁部では深さがゼロとされ、型ローラ11の外周面で雌型11Aが存在しない空白部11Dの外径は、雌型11Aの外周縁部における外径と同等に揃えられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
中心線を回転軸として回転可能な円筒体又は円柱体であり、その外周面上に麺皮片を成形するための雌型を形成され、帯状に圧延された麺帯の表面に前記外周面を回転しながら押し当てて、麺帯表面上に麺皮片を成形する型ローラと、
麺帯表面上に成形された前記麺皮片を麺帯から切り離す切離カッタと、を備え、
前記型ローラの外周面上の前記雌型は、前記麺皮片を断面山形状に形成するように中心部の深さが深く周辺部に行くほど深さが漸次浅くなり、外周縁部では深さがゼロとされ、 前記型ローラの外周面で前記雌型が存在しない空白部の外径は、前記雌型の外周縁部における外径と同等に揃えられている
麺皮片の製造装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記雌型は、前記麺皮片の断面山形状の斜面が、互いに平行で高さが順次変わる複数の平面の組み合わせから成る複数段の階段で形成されるように、前記雌型の周辺部から中心部に向けて深さが順次階段状に深くなる形状とされている
麺皮片の製造装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記切離カッタは、中心線を回転軸として回転可能な円筒体又は円柱体の外周面上に前記型ローラの雌型の外形に対応した形状の切刃を備えたロータリカッタであり、麺帯表面上に成形された前記麺皮片を1枚ずつ切り離す構成とされている
麺皮片の製造装置。
【請求項4】
請求項1又は2において、
表面上に前記麺皮片を成形された麺帯を、麺帯の長手方向に1枚以上の前記麺皮片を含む一定の長さで切断する切断カッタと、
該切断カッタにより切断された麺帯を、搬送コンベア上に載置する伸縮コンベアと、を備え、
前記切離カッタは、前記搬送コンベアにより搬送された麺帯の前記麺皮片をその厚さ方向で打ち抜き、麺帯から切り離す打抜きカッタである
麺皮片の製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、餃子、包子等の皮になる麺皮片を製造する装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、中央部に比べて周辺部の厚さが薄い餃子の皮、並びにその製造装置が開示されている。この場合の餃子の皮(以下、麺皮片という)の断面形状は、周辺部及び中央部の皮の厚さは互いに異なり、それぞれは均一の厚さとされている。このような麺皮片の形状により、餃子として麺皮片に具を包んだとき、周辺部の重ね合わせ部分が他に比べて肉厚が厚くなるのを防止している。図15のように、特許文献1の製造装置では、麺皮片Mを製造するための円筒体の型ローラLの外周面に、成形される麺皮片Mの形状に合わせた凹形状の雌型Fを形成している。この製造装置では、雌型F内で成形された麺皮片Mは、打抜きカッタHによる打抜き操作により麺帯MBから切り離される。麺皮片Mが切り離された麺帯MBはクズSとなる。
【0003】
一方、専門店の手作りの餃子、包子等の皮である麺皮片は、断面形状が山形状とされており、中央部の厚さが厚く周辺部に向けて徐々に薄くなる形状とされている。そのため、皮に具を包んで皮の周辺部を指でつまんで重ね合わせても、麺皮片の周辺部の肉厚は薄くされているため、重ね合わせた部分が他に比べて厚くなることはなく、良好な食感を得ることができる。また、皮の中央部が厚肉に形成されているため、その部分でもちもちの食感を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公昭45-8702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の製造装置の場合、打抜き操作のタイミングがずれると、麺皮片Mの外周縁部にクズSとなるはずの麺帯MBの一部が切り離されずに付着して、製品としての麺皮片Mの外周縁部の厚さが部分的に不揃いとなって、製品の品質が損なわれる問題がある。
【0006】
本発明の課題は、断面山形状の手作り風の麺皮片を型ローラの雌型により成形する製造装置において、成形後で切り離し前の麺皮片の外周縁部と、その外側周辺部で雌型のない空白部の肉厚を同等にすることにより打抜き操作のタイミングがずれても製品としての麺皮片の外周縁部の厚さが部分的に不揃いとならないようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1発明の麺皮片の製造装置は、中心線を回転軸として回転可能な円筒体又は円柱体であり、その外周面上に麺皮片を成形するための雌型を形成され、帯状に圧延された麺帯の表面に前記外周面を回転しながら押し当てて、麺帯表面上に麺皮片を成形する型ローラと、麺帯表面上に成形された前記麺皮片を麺帯から切り離す切離カッタと、を備え、前記型ローラの外周面上の前記雌型は、前記麺皮片を断面山形状に形成するように中心部の深さが深く周辺部に行くほど深さが漸次浅くなり、外周縁部では深さがゼロとされ、前記型ローラの外周面で前記雌型が存在しない空白部の外径は、前記雌型の外周縁部における外径と同等に揃えられている。
【0008】
第1発明によれば、麺帯上に型ローラにより麺皮片が成形されると、型ローラの外周面で雌型が存在しない空白部の麺帯は、麺皮片における外周縁部と同等の厚さとされる。そのため、切離カッタによる麺皮片の切り離しタイミングがずれても麺皮片の外周縁部の厚さが部分的に不揃いになることはなく、麺皮片としての品質が損なわれることはない。
【0009】
また、麺皮片における外周縁部の厚さを麺皮片が成形される前の麺帯の厚さに比べて薄くすることにより、麺皮片が切り離された後、屑として処理される麺帯の量を削減することができる。
【0010】
本発明の第2発明の麺皮片の製造装置は、上記第1発明において、前記雌型は、前記麺皮片の断面山形状の斜面が、互いに平行で高さが順次変わる複数の平面の組み合わせから成る複数段の階段で形成されるように、前記雌型の周辺部から中心部に向けて深さが順次階段状に深くなる形状とされている。
(【0011】以降は省略されています)

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