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公開番号
2024139990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023050964
出願日
2023-03-28
発明の名称
焼き菓子用水中油型乳化物
出願人
日清オイリオグループ株式会社
代理人
主分類
A21D
2/18 20060101AFI20241003BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】
良好な口ごなれ感を有する焼き菓子を製造することができる、焼き菓子の改良剤を提供することにある。
【解決手段】
下記の条件(a)~(c)の条件を満たす、焼き菓子用水中油型乳化物である。
(a)油脂を55質量%以下含有する。
(b)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを1~17質量%含有する。
(c)ヒドロキシプロピルメチルセルロース含有量に対する水分の比が1.5~10.0である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の条件(a)~(c)の条件を満たす、焼き菓子用水中油型乳化物。
(a)油脂を55質量%以下含有する。
(b)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを1~17質量%含有する。
(c)ヒドロキシプロピルメチルセルロース含有量に対する水分の比が1.5~10.0である。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
さらに、下記の条件(d)の条件を満たす、請求項1に記載の焼き菓子用水中油型乳化物。
(d)水相の糖度が45%以上である。
【請求項3】
さらに、下記の条件(e)の条件を満たす、請求項1又は請求項2に記載の焼き菓子用水中油型乳化物。
(e)水分活性が0.90以下である。
【請求項4】
前記水中油型乳化物が、焼き菓子の改良剤である、請求項1又は請求項2に記載の焼き菓子用水中油型乳化物。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の焼き菓子用水中油型乳化物を、練り込んだ、焼き菓子生地。
【請求項6】
前記焼き菓子生地が、穀粉100質量部に対して、糖質が50~200質量部、卵類が25~270質量部、油脂組成物が2~150質量部配合されている、請求項5に記載の焼き菓子生地。
【請求項7】
請求項5に記載の焼き菓子生地を、焼成した、焼き菓子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、焼き菓子の改良剤に関する発明である。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
焼き菓子においては、商品を特徴付ける要素の1つとして、食感が挙げられる。近年では、焼き菓子の食感を改良するために、改良剤が使用される場合が多い。焼き菓子の改良剤としては、例えば、特許文献1~4等が提案されている。
【0003】
また、焼き菓子においては、喫食時の口ごなれ感(口内での崩れ方)の良さも求められる。焼き菓子のうちでも、比較的賞味期限の短いケーキは、経時的に口ごなれが悪くなる場合があった。ケーキ等の焼き菓子の経時的な口ごなれの悪化は、賞味期限を短縮化させ、フードロス問題にもつながる。そのため、焼き菓子の改良剤には、良好な口ごなれ感を維持する機能も求められている。
【0004】
以上のような背景から、良好な口ごなれ感を有する焼き菓子を製造することのできる、焼き菓子の改良剤の開発が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2016/052300号
特開2014-200245号公報
特開2014-45739号公報
特開特開2013-183667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、良好な口ごなれ感を有する焼き菓子を製造することのできる、焼き菓子の改良剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った。その結果、水中油型乳化物中にヒドロキシプロピルメチルセルロースを特定量含有させて、水中油型乳化物の組成を特定の組成とすることにより、本課題が解決できることが見いだされた。これにより、本発明が完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の第1の発明は、下記の条件(a)~(c)の条件を満たす、焼き菓子用水中油型乳化物である。
(a)油脂を55質量%以下含有する。
(b)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを1~17質量%含有する。
(c)ヒドロキシプロピルメチルセルロース含有量に対する水分の比が1.5~10.0である。
本発明の第2の発明は、さらに、下記の条件(d)の条件を満たす、第1の発明に記載の焼き菓子用水中油型乳化物である。
(d)水相の糖度が45%以上である。
本発明の第3の発明は、さらに、下記の条件(e)の条件を満たす、第1の発明又は第2の発明に記載の焼き菓子用水中油型乳化物である。
(e)水分活性が0.90以下である。
本発明の第4の発明は、前記焼き菓子用水中油型乳化物が、焼き菓子の改良剤である、第1の発明又は第2の発明に記載の焼き菓子用水中油型乳化物である。
本発明の第5の発明は、第1の発明又は第2の発明に記載の焼き菓子用水中油型乳化物を、練り込んだ、焼き菓子生地である。
本発明の第6の発明は、前記焼き菓子生地が、穀粉100質量部に対して、糖質が50~200質量部、卵類が25~270質量部、油脂組成物が2~150質量部配合されている、第5の発明に記載の焼き菓子生地である。
本発明の第7の発明は、第5の発明に記載の焼き菓子生地を、焼成した、焼き菓子である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、良好な口ごなれ感を有する焼き菓子を製造することのできる、焼き菓子の改良剤を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の形態の焼き菓子用水中油型乳化物は、下記の条件(a)~(c)の条件を満たす焼き菓子用水中油型乳化物である。
(a)油脂を55質量%以下含有する。
(b)ヒドロキシプロピルメチルセルロースを1~17質量%含有する。
(c)ヒドロキシプロピルメチルセルロース含有量に対する水分の比が1.5~10.0である。
(【0011】以降は省略されています)
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