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公開番号
2025066506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176164
出願日
2023-10-11
発明の名称
菓子成型器
出願人
地方独立行政法人 岩手県工業技術センター
代理人
個人
主分類
A21C
11/02 20060101AFI20250416BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】手作業で型の押し具合の調整を容易に行うことができ、高弾性の菓子の生地に微細模様を転写させて、精細模様を有するクラッカーを高い作業性で製造できる簡単な構成の手作業用の菓子成型器を提供する。
【解決手段】菓子成型器10は、菓子の生地を成型する型である。菓子成型器10は、手に持ち操作することで生地の輪郭を切断する手持ち輪郭切断器20と、手持ち輪郭切断器20とは別体に設けられ手に持ち操作することで生地に模様を形成する手持ち模様転写器30とを備えている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
菓子の生地を成型する菓子成型器であって、
前記生地は、押圧されることで変形可能な粘度と厚みを有し、
手に持ち操作することで前記生地の輪郭を切断する手持ち輪郭切断器と、
前記手持ち輪郭切断器とは別体に設けられ手に持ち操作することで前記生地に模様を形成する手持ち模様転写器とを備えていることを特徴とする菓子成型器。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
請求項1記載の菓子成型器であって、
前記手持ち輪郭切断器は、本体となる平板形状の切断本体プレートと、前記切断本体プレートに突出して設けられ台に置かれた前記生地の上方から下方に押し付けて前記菓子の輪郭を切断する切断型部とを備えていることを特徴とする菓子成型器。
【請求項3】
請求項2記載の菓子成型器であって、
前記手持ち模様転写器は、本体となる平板形状の模様本体プレートと、前記模様本体プレートに突出して設けられ台に置かれた前記生地の模様を上方から下方に押し付けて形成する模様型部とを備え、
前記手持ち輪郭切断器は、前記切断本体プレートに前記模様型部の形状に沿って開口した模様型部貫通孔が形成されていることを特徴とする菓子成型器。
【請求項4】
請求項3記載の菓子成型器であって、
前記手持ち模様転写器は、前記模様本体プレートに前記切断本体プレートの縁に沿ってガイドされるガイド部が設けられていることを特徴とする菓子成型器。
【請求項5】
請求項3又は請求項4記載の菓子成型器であって、
前記切断本体プレートの厚みは、前記模様型部の前記模様本体プレートからの突出長さよりも小さいことを特徴とする菓子成型器。
【請求項6】
請求項1又は請求項2記載の菓子成型器であって、
前記手持ち輪郭切断器には切断型部及び模様型部貫通孔が同数且つ複数設けられ、
前記手持ち模様転写器には前記模様型部が前記切断型部と同数設けられていることを特徴とする菓子成型器。
【請求項7】
請求項1又は請求項2記載の菓子成型器であって、
前記手持ち輪郭切断器は、前記切断本体プレートが一方に長く形成されるとともに長手方向の両端部に取っ手が設けられていることを特徴とする菓子成型器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、菓子の生地を成型する菓子成型器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来からクラッカーやクッキー等の菓子には、様々な輪郭や模様が施されたものがある。菓子表面の模様は各模様をかたどった凸型を菓子の生地に押し当て転写して形成される。一般的には、クッキーやクラッカー等の生地の型抜きを行う際、生地伸ばし棒等で平らに伸ばした生地を抜き型で型抜きする方法が行われている。このような、クッキーの型押し方法として特許文献1、特許文献2の技術が知られている。
【0003】
特許文献1の技術は、支持台に高さ調整ねじが貫装されて下方に突出し、高さ調整ねじの下端にはパターン刻印用の押し型が着脱自在に嵌着され、高さ調整ねじはクッキー生地の厚さに応じて押し型の刻印部を生地の上にセットした時に刻印部がクッキー下地へ侵入する高さに調整して嵌着されており、支持台の上方に圧縮バネを巻着した複数本の支持軸が配置され、その下端は抜き型の支持台を貫通しクッキーの輪郭形状を型抜きする抜き型が設けられ、複数本の調整ねじの上端は、支持台と平行に上方に位置する押さえ板に固定され、抜き型の下端は押し型の刻印部より上方に位置するように昇降する支持軸にて高さを調整され、支持軸に巻装してあるバネに抗して押え板が下方に押されると支持軸も下降し、抜き型がクッキー生地を抜き型の形状通りにカットするように構成された型である。
【0004】
特許文献1の技術では、パターンを刻印する押し型での型押しの工程と、その各種輪郭形状を作出する抜き型での型抜き工程とを、別工程にて行うようにすることで、最初の上方より押圧する型押し工程で、生地の横方向への延出が型抜き枠で制限されず、次の工程で輪郭を型抜きして切断するようにすることで菓子表面のパターン凹部への生地の延出による影響を回避したものである。
【0005】
しかし、特許文献1の型では、まずパターン(模様)部分が生地に押され、さらに型を押し込むことで圧縮バネの弾性力以上になったときに輪郭が切断されるので、型を押し込んだ際の生地から受ける反力を感じることできず、手作業のような生地毎に応じた押し具合の調整が難しい。また、型の部品点数が多く機構が複雑で大型になり、型の部品コスト及び加工コストが増大する。
【0006】
特許文献2の技術は、上下端が開放され、内周形状を任意形状とした型孔と、この型孔内に挿入出自在に設けられると共に下面形状が型孔と類似形状とされ、型孔内の食用被成形物を加圧する挿入部とから構成された成形型である。
【0007】
特許文献2の技術では、雌型の各型孔内には練り上げた適量の生地が供給される。そして雌型の上から雄型を被せる。このとき、雄型の挿入部が雌型の型孔と形状が合致して重なるように突部と受け部の位置合わせをしてから被せるようにする。その後、雄型を適度な圧力で押し下げ、挿入部7にて生地を加圧することにより、挿入部の型孔内への挿入が完了となり、生地の輪郭が形作られると共に生地表面に所定の凹凸模様が形成される。
【0008】
しかし、特許文献2の成形型では、輪郭より外側の余り生地が出ない反面、雌型の複数ある型孔内に適量の生地を供給する必要があり、生地の計量の手間がかかる。また、生地の型押し後のスプリングバックを低減させるためには、高弾性の生地を使用する必要があるが、雌型の型孔内に供給した生地が型孔の隅々まで行きわたり輪郭を形成するために、雄型を強く押し込む必要があり、手で押す際に大きな力が必要となり作業性が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2021-114924号公報
特開2000-236801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、以上の点に鑑み、手作業で型の押し具合の調整を容易に行うことができ、高弾性の菓子の生地に微細模様を転写させて、精細模様を有するクラッカーを高い作業性で製造できる簡単な構成の手作業用の菓子成型器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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