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公開番号
2024173141
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091358
出願日
2023-06-02
発明の名称
蒸しパンの製造方法
出願人
山崎製パン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A21D
13/31 20170101AFI20241205BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】本発明の課題は、フィリングを内包する蒸しパンについて、蒸しパン内部に生じる空洞を小さくする技術を確立することである。
【解決手段】本発明によって、フィリングを内包する蒸しパンを製造する方法が提供される。本発明に係る蒸しパンの製造方法は、フィリングを内包する蒸しパン生地の上面にフィリングに到達する深さまで切り込みを入れる工程と、フィリングを内包する蒸しパン生地を蒸して膨化させる工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フィリングを内包する蒸しパンを製造する方法であって、
フィリングを内包する蒸しパン生地の上面に、フィリングに到達する深さまで切り込みを入れる工程と、
フィリングを内包する蒸しパン生地を蒸して膨化させる工程と、
を含む、上記方法。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記切り込みの数が1~5である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
蒸しパン生地のホイロをとる工程を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
イーストを含有する蒸しパン生地を調製する工程を含む、請求項1または2に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィリングを内包する蒸しパンおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般にパンは、焼く以外に、蒸す、茹でる、揚げるといった方法で生地を加熱することによっても製造される。蒸しパンは、蒸気を用いて生地を膨化したものであり、独特の食感を有することもあり、古くから消費者に楽しまれている。また、蒸しパンはその中にフィリング(あん等の具材)を内包させたりして様々な種類のものが幅広く製造されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、卵白を使用することによって独特の食感を有する蒸しパンを製造することが記載されており、特許文献2には、澱粉と熱水を混捏して得られた湯捏種を用いることによって蒸しパンの老化を抑制し、しっとりとした食感を有する蒸しパンを製造することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-086924号公報
特開2003-199485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フィリングを内包する蒸しパンにおいて、蒸しパン内部に大きな空洞が発生してしまうことがあった。蒸しパン内部に大きな空洞があると、蒸しパンを喫食する際などに蒸しパンを垂直に割ってその断面を見た場合に空洞が目立ち、相対的にフィリングの量が少なく見えてしまうため、見た目の印象が悪いものになっていた。
【0006】
このような状況に鑑み、本発明の課題は、フィリングを内包する蒸しパンについて、内部に生じる空洞を小さくすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、フィリングを内包するように成形した蒸しパン生地の上面に切り込みを入れることによって、蒸しパン内部に生じる空洞を小さくすることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明は、これに限定されるものではないが、以下の態様を包含する。
[1] フィリングを内包する蒸しパンを製造する方法であって、フィリングを内包する蒸しパン生地の上面に、フィリングに到達する深さまで切り込みを入れる工程と、フィリングを内包する蒸しパン生地を蒸して膨化させる工程と、を含む、上記方法。
[2] 前記切り込みの数が1~5である、[1]に記載の方法。
[3] 蒸しパン生地のホイロをとる工程を含む、[1]または[2]に記載の方法。
[4] イーストを含有する蒸しパン生地を調製する工程を含む、[1]または[2]に記載の方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フィリングを内包する蒸しパンにおいて、蒸しパン内部に生じる空洞(フィリングとフィリング上部のパン生地の間に形成される空洞)を抑制することができる。蒸しパン内部に生じる空洞を小さくすることによって、蒸しパンを垂直方向にカットした際の断面(内部)のフィリングの量が相対的に少なく見えることを防止し、喫食する際などにおける見た目の印象を向上させることができる。
【0010】
パン生地を蒸し上げている間にフィリングなどから出る蒸気が、フィリングと蒸しパン生地の間に入り込み、蒸しパン生地を押し上げることによって、蒸しパン内部に大きな空洞が発生するところ、本発明に基づいてパン生地の上面に切り込みを入れることによって切り込みから蒸気が抜け、蒸しパン内部に生成する空洞が抑制されたものと推測される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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