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公開番号
2025081139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194703
出願日
2023-11-15
発明の名称
電子レンジ加熱調理用蒸しパン用ミックス粉
出願人
日東富士製粉株式会社
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
A21D
2/08 20060101AFI20250520BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】食感が良好で、調理後固くなりにくく、さらに調理後離型が容易である電子レンジ加熱調理用蒸しパン用ミックス粉を提供する。
【解決手段】
電子レンジ加熱により膨化させて製造する蒸しパン用ミックス粉であって、穀粉及び/又は澱粉と、加工澱粉と、膨張剤と、油脂とを含有し、前記澱粉は化学的処理を加えていない澱粉であり、前記加工澱粉として、タピオカ由来のヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉を含有し、前記膨張剤は、グルコノデルタラクトンを酸性剤として含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
電子レンジ加熱により膨化させて製造する蒸しパン用ミックス粉であって、穀粉及び/又は澱粉と、加工澱粉と、膨張剤と、油脂とを含有し、前記澱粉は化学的処理を加えていない澱粉であり、前記加工澱粉として、タピオカ由来のヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉を含有し、前記膨張剤は、グルコノデルタラクトンを酸性剤として含有するものであることを特徴とする電子レンジ加熱調理用の蒸しパン用ミックス粉。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記加工澱粉として、α化されていない第1のタピオカ由来のヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉と、α化された第2のタピオカ由来のヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉とを含有する、請求項1記載の蒸しパン用ミックス粉。
【請求項3】
前記膨張剤を3~15質量%含有し、前記膨張剤に含まれる前記グルコノデルタラクトンは、前記ミックス粉中に1.2~6.5質量%含有する、請求項1記載の蒸しパン用ミックス粉。
【請求項4】
前記油脂として、粉末油脂を1~20質量%含有する、請求項1記載の蒸しパン用ミックス粉。
【請求項5】
更に、アルギン酸エステル、グアーガム、キサンタンガムから選ばれた少なくとも1種の増粘剤を含有する請求項1記載の蒸しパン用ミックス粉。
【請求項6】
前記穀粉20~50質量%、前記澱粉5~20質量%、前記加工澱粉2~20質量%含有する、請求項1記載の蒸しパン用ミックス粉。
【請求項7】
袋又は容器に充填されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の蒸しパン用ミックス粉。
【請求項8】
請求項7に記載の蒸しパン用ミックス粉を用い、前記袋又は容器に水及び/又は牛乳を添加混合して生地を調製する工程と、前記袋又は容器に充填された生地を電子レンジに入れて加熱処理する工程と、前記加熱処理により膨化して製造された蒸しパンを前記袋又は容器から取出す工程とを含むことを特徴とする蒸しパンの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、食感が良好で、調理後固くなりにくく、調理後離型性の高い電子レンジ加熱調理用の蒸しパン用ミックス粉、およびそれを用いた製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
パンは通常小麦粉や水等を加えて混ぜ、発酵させた後、オーブンや蒸し器等で加熱して製造する。しかしながら、混合や発酵など多くの手間がかかるため、家庭で簡単に作れるパンミックス粉が多く市販されている。
【0003】
近年、調理工程が少なく長時間の発酵や予熱過程、長時間の焼成が不要であるため、家庭において電子レンジで調理可能なミックス粉の需要が増えている。例えば、下記特許文献1には電子レンジで加熱調理可能なスポンジケーキ用のミックス粉が開示されている。しかしながら、電子レンジで加熱調理されたスポンジケーキやパンは食感が固くパサパサしてしまい、調理後いわゆる老化が早いという問題があった。また、焼成後の離型性が、オーブン等での加熱と比較して優れないという問題点があった。食感が固いという問題点について、特許文献1には、熱凝固性蛋白を含有させることで改善することが開示されている。
【0004】
下記特許文献2には、特許文献1と同様に食感の問題点を解決するため、穀粉類と糖類とを7:3~3:7の質量比で含有し、且つ穀粉類と糖類との合計質量に対して4~70質量%の量のイヌリンを含有させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3443105号公報
特開2014-138579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1および2には、老化防止および離型性について何ら記載されていない。また、食感としても不十分であった。
【0007】
したがって本発明の目的は、食感が良好で、調理後時間が経過しても固くなりにくく、さらに調理後離型が容易である電子レンジ加熱調理用蒸しパン用ミックス粉を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意研究した結果、電子レンジ加熱調理用の蒸しパン用ミックス粉に、グルコノデルタラクトンを含む膨張剤と、タピオカ由来のヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉とを含有させることで、食感が良好で、調理後固くなりにくく、さらに調理後離型が容易であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、その第1の観点において、電子レンジ加熱により膨化させて製造する蒸しパン用ミックス粉であって、穀粉及び/又は澱粉と、加工澱粉と、膨張剤と、油脂とを含有し、前記澱粉は化学的処理を加えていない澱粉であり、前記加工澱粉として、タピオカ由来のヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉を含有し、前記膨張剤は、グルコノデルタラクトンを酸性剤として含有するものであることを特徴とする電子レンジ加熱調理用の蒸しパン用ミックス粉を提供するものである。
【0010】
上記電子レンジ加熱調理用の蒸しパン用ミックス粉において、前記加工澱粉として、α化されていない第1のタピオカ由来のヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉と、α化された第2のタピオカ由来のヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉とを含有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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