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公開番号
2025120062
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024015300
出願日
2024-02-03
発明の名称
焼成装置、焼成制御方法、プログラム
出願人
株式会社オシキリ
代理人
個人
主分類
A21B
1/40 20060101AFI20250807BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】焼成対象物の焼成精度を高精度で実現でき、かつ、簡易な構成の焼成装置、焼成制御方法、プログラムを提供する。
【解決手段】焼成対象物の映像データをRGB値からL*, a*, b*値へ変換する変換手段と、予め規定される所定値と、前記L*, a*, b*値との差分を修正することにより焼成温度を制御する制御手段と、を備える焼成装置、焼成装置を実施する焼成制御方法及びプログラム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
焼成対象物の映像データをRGB値からL*, a*, b*値へ変換する変換手段と、
予め規定される所定値と、前記L*, a*, b*値との差分を修正することにより焼成温度を制御する制御手段と、を備える焼成装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記変換手段は、前記映像データを縦n列x横m列(但し、n、mは、1以上の整数)の分割領域に分割し、前記分割領域毎に前記L*, a*, b*値を生成する請求項1に記載の焼成装置。
【請求項3】
前記分割領域のL*, a*, b*値の最頻値が、前記焼成対象物の代表値であり、前記差分が、前記所定値と前記代表値との差である請求項2に記載の焼成装置。
【請求項4】
前記焼成対象物が搬送させる搬送方向に交差する交差方向に前記焼成対象物が複数ある場合、前記制御手段は、前記交差方向に配置される焼成対象物毎に焼成温度を調整する請求項1~3のいずれか一項に記載の焼成装置。
【請求項5】
前記焼成対象物が搬送させる搬送方向に前記焼成対象物が複数ある場合、前記制御手段は、前記搬送方向に前記複数ある焼成対象物毎に焼成時間を変更する請求項1~3のいずれか一項に記載の焼成装置。
【請求項6】
前記L*, a*, b*値が、前記所定値であるか否かを判定する判定手段を備える請求項1~3のいずれか一項に記載の焼成装置。
【請求項7】
前記L*, a*, b*値のそれぞれを示すL*軸、a*軸、b*軸からなる3次元グラフを表示する表示手段を備える請求項1~3のいずれか一項に記載の焼成装置。
【請求項8】
機械学習又はディープラーニングを実行できるAIを用い、天板に載置される焼成対象物を識別する識別手段を備える請求項1~3のいずれか一項に記載の焼成装置。
【請求項9】
焼成対象物の映像データをRGB値からL*, a*, b*値へ変換する変換し、
予め規定される所定値と、前記L*, a*, b*値との差分を修正することにより焼成温度を制御する、焼成制御方法。
【請求項10】
前記変換する工程では、前記映像データを縦n列x横m列(但し、n、mは、1以上の整数)の分割領域に分割し、前記分割領域毎に前記L*, a*, b*値を生成する請求項9に記載の焼成制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象物の焼成状態を判定するための焼成装置、焼成制御方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、焼成品の焼成工程において、焼成品の生地をオーブン等の過熱手段により焼成する場合、肉眼により焼成品を視認し、撮影結果の状況を確認することが行われている。
【0003】
また、特許文献1は、製パン製菓工程における焼成品の焼色均一化装置を開示する。本焼色均一化装置は、内部に熱量が調節自在な熱源を備え且つ入口から出口に向かって生地を移送する焼成コンベアを有するトンネルオーブンと、該トンネルオーブンの出口付近に設けた焼成品の表皮の焼色の濃淡を測定する光学センサと、該光学センサからの入力情報とあらかじめ記憶している情報を比較演算するCPUと、該CPUの演算結果に基づいて前記熱源の熱量の強弱指令を出力する制御装置、と備える。この本焼色均一化装置によれば、光学センサにより測定される焼色の濃淡に基づき、熱源の熱量を制御することにより、焼成品の表皮の焼色を調整できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭61-242535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の焼色均一化装置によれば、光学センサにより焼色の濃淡に基づき熱源の熱量を調整する構成であるため、焼成体を製造する製造者が要望する高精度な焼成を実現できる焼成装置、焼成制御方法、プログラムを実現できなかった。
【0006】
本発明の一の目的は、このような問題に鑑みてなされたものであり、焼成対象物の焼成精度を高精度で実現でき、かつ、簡易な構成の焼成装置、焼成方法、プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る焼成装置の第1の態様は、焼成対象物の映像データをRGB値からL*, a*, b*値へ変換する変換手段と、
予め規定される所定値と、前記L*, a*, b*値との差分を修正することにより焼成温度を制御する制御手段と、を備える。
【0008】
本発明に係る焼成装置の第2の態様は、第1の態様に係る焼成装置であって、前記変換手段は、前記映像データを縦n列x横m列(但し、n、mは、1以上の整数)の分割領域に分割し、前記分割領域毎に前記L*, a*, b*値を生成する。
【0009】
本発明に係る焼成装置の第3の態様は、第2の態様に係る焼成装置であって、前記分割領域のL*, a*, b*値の最頻値が、前記焼成対象物の代表値であり、前記差分が、前記所定値と前記代表値との差である。
【0010】
本発明に係る焼成装置の第4の態様は、第1~第3の態様のいずれか一に係る焼成装置であって、前記焼成対象物が搬送させる搬送方向に交差する交差方向に前記焼成対象物が複数ある場合、前記制御手段は、前記交差方向に配置される焼成対象物毎に焼成温度を調整する。
本発明に係る焼成装置の第5の態様は、第1~第4の態様のいずれか一に係る焼成装置であって、前記焼成対象物が搬送させる搬送方向に前記焼成対象物が複数ある場合、前記制御手段は、前記搬送方向に前記複数ある焼成対象物毎に焼成時間を変更する。
本発明に係る焼成装置の第6の態様は、第1~第5の態様のいずれか一に係る焼成装置であって、前記L*, a*, b*値が、前記所定値であるか否かを判定する判定手段を備える。
本発明に係る焼成装置の第7の態様は、第1~第6の態様のいずれか一に係る焼成装置であって、前記L*, a*, b*値のそれぞれを示すL*軸、a*軸、b*軸からなる3次元グラフを表示する表示手段を備える。
本発明に係る焼成装置の第8の態様は、第1~第7の態様のいずれか一に係る焼成装置であって、機械学習又はディープラーニングを実行できるAIを用い、天板に載置される焼成対象物を識別する識別手段を備える。
本発明に係る焼成装置の第9の態様は、第1~第8の態様のいずれか一に係る焼成装置であって、前記焼成対象物を撮影し映像データを取得するための撮影手段を備える。
本発明に係る焼成制御方法の第10の態様は、焼成対象物の映像データをRGB値からL*, a*, b*値の少なくとも一へ変換し、
予め規定される所定値と、前記L*, a*, b*値の少なくとも一との差分を修正することにより焼成温度を制御する。
(【0011】以降は省略されています)
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