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公開番号
2025059122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023168936
出願日
2023-09-29
発明の名称
麺線群の蒸煮・搬送装置及び蒸煮方法
出願人
日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類
A21C
9/08 20060101AFI20250403BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】麺線群を蒸煮する際における蒸気庫内を搬送する蒸煮用のコンベアから他の工程に移行するため、乗り移り用のコンベアに移載するための新たな構成を開発する。
【解決手段】両端に入口部と出口部を設けたトンネル型の蒸気庫と、当該蒸気庫内において麺線群を蒸煮するため、麺線群を搬送する1又は複数の蒸煮用コンベア装置と、当該蒸煮した麺線群をさらに別工程に移行するための乗り移り用コンベア装置とを備えた麺線群の蒸煮・搬送装置において、蒸煮用コンベア装置から乗り移り用コンベア装置への麺線群の移載を蒸気庫内又は蒸気庫出口部より排出した直後において行われるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
両端に入口部と出口部を設けたトンネル型の蒸気庫と、
当該蒸気庫内において麺線群を蒸煮するため、麺線群を搬送する1又は複数の蒸煮用コンベア装置と、
当該蒸煮した麺線群をさらに別工程に移行するための乗り移り用コンベア装置とを備えた麺線群の蒸煮・搬送装置において、
前記蒸煮用コンベア装置から乗り移り用コンベア装置への麺線群の移載を前記蒸気庫内又は蒸気庫出口部より排出した直後において行われるようにした麺線群の蒸煮・搬送装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記蒸気庫内において麺線群が入口部より搬入され搬入された麺線群が、蒸煮用コンベア装置によって蒸気庫内で1又は複数回の往復を経て蒸気庫の下部まで多段となるように搬送された後に乗り移り用コンベア装置に移載される請求項1に記載の麺線群の蒸煮・搬送装置。
【請求項3】
前記多段が三段である請求項2に記載の麺線群の蒸煮・搬送装置。
【請求項4】
前記蒸気庫の出口部より庫内蒸気を回収する蒸気回収機構を設けた請求項1又は2に記載の蒸煮・搬送装置。
【請求項5】
両端に入口部と出口部を設けたトンネル型の蒸気庫と、
当該蒸気庫内において麺線群を蒸煮するため、麺線群を搬送する1又は複数の蒸煮用コンベア装置と、
当該蒸煮した麺線群をさらに別工程に移行するための乗り移り用コンベア装置とを備えた麺線群の蒸煮・搬送装置において、
前記蒸煮用コンベア装置から乗り移り用コンベア装置への麺線群の移載を前記蒸気庫内又は蒸気庫出口部より排出した直後において行われるようにした麺線群の蒸煮・搬送方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は麺線蒸煮・搬送装置及び蒸煮方法に関するものである。より具体的には、生麺を蒸煮するのに適した麺線群の蒸煮・搬送装置及び蒸煮方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
蒸し麺や即席麺の工場の生産ラインにおいては生麺が高速度に大量に生産される。蒸し麺や即席麺の製造方法としては、次のような工程で生産されることが多い。
すなわち、一般には、小麦粉・そば粉・澱粉等の原材料を入れ、練水(食塩、かんすい、増粘多糖類等を溶解したもの)を給水し、混練し、ドウと称される麺生地を調製する。そして、調製後の麺生地(ドウ)を熟成後、圧延機により麺帯に調製し複合する。
【0003】
複合後の麺帯を複数の圧延機により徐々に薄くしていき(圧延処理)、圧延後の麺帯を切刃ロールにより切出し、コンベア(ネットコンベア)上に積層させて搬送する。
次いでコンベア上に積層された麺線群は搬送されつつトンネル型の蒸気庫を通過することにより蒸煮される。蒸煮後の麺線群は蒸し麺と呼ばれ、カット・包装され市場に流通することが可能である。また、この蒸し麺の着味等を経てカットして型枠に詰めた後に、乾燥工程に移って油熱や熱風により乾燥することによって即席麺塊が完成する。
【0004】
ここで、生麺を蒸煮する工程においては、トンネル型の蒸気庫を用いて連続的に大量の麺線群を処理していく場合が多い。この工程においては、大量生産のために繋がった麺線群を連続的に搬送して蒸煮処理を行い、必要に応じてカット、着味等のその後の処理を実施する。
【0005】
一方、上記の蒸煮及び他の各工程においては、麺線群をコンベアで搬送して実施することが必要となるが、当該コンベアの経路が長すぎるとコンベアチェーンへの負担の問題が生じやすく、また、ウエーブのかかった麺線群を引き延ばす等の必要もあり、複数のコンベア間を移載して連続的に搬送するスタイルが一般的である。
【0006】
従来まで、蒸機におけるコンベア搬送については、図11に示すように当該蒸機内を搬送するコンベアによって麺線群が蒸気庫内を通過して蒸煮処理が施された後、一旦外部にまで搬送された後、他の工程に移行するために、別のコンベアに乗り移りするというスタイルが多かった。
【0007】
一方、図11に示すような従来までのタイプであると、蒸機の外で麺が乾いてネットコンベアに張り付いてしまい、人手でこれを解消する必要があるという問題が指摘されていた。
このような問題に対して、例えば、以下の先行技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021-90617
【0009】
特許文献1の方法はネットコンベア装置上の蒸煮させた麺線群について、ネットコンベア装置のネット面に結着した状態を剥離し、次のコンベアに麺線群を移載する際の優れた方法である。一方、上記以外の他の構成も検討する余地があることが予想される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明者らは蒸気庫内を搬送する蒸煮用のコンベアから他の工程に移行するため、乗り移り用のコンベアに移載する新たな構成について開発することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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