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公開番号2025115746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010364
出願日2024-01-26
発明の名称食品生地の吐出ノズル及び吐出装置
出願人株式会社ロッテ
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類A21C 11/16 20060101AFI20250731BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】粘度の高い食品生地であっても、その上面が平坦で、吐出により所望の厚みの生地塊を成形することのできる吐出ノズルを提供すること。
【解決手段】吐出ノズル20は、吐出方向に直線状に一定長さ延びる吐出孔26と、吐出孔26の先端に設けられた吐出口21を有する。また、吐出口21の周囲に設けられ、吐出口21から水平方向に外方へ広がる庇面22を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
吐出方向に直線状に一定長さ延び、先端が吐出口となっている吐出孔、及び
前記吐出口の周囲に設けられ、前記吐出口から水平方向に外方へ広がる庇面、を含む食品生地用の吐出ノズル。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記庇面は、底面視において、前記吐出口の外周を囲む平面を有し、前記平面の外縁は、前記吐出口を中心に、吐出して成形する1回分の食品生地塊の外径よりも大きい外径を有する、請求項1に記載の吐出ノズル。
【請求項3】
前記庇面の外縁は、底面視において、円形又は楕円形をしている、請求項2に記載の吐出ノズル。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の吐出ノズルと、
前記吐出ノズルから吐出される生地を切断する切断装置とを含む食品生地の吐出装置であって、
前記切断装置は、直線状に張られた線状体を含み、前記線状体が前記吐出ノズルの前記庇面に沿って水平に移動して前記吐出口から吐出される生地の切断を行う、食品生地の吐出装置。
【請求項5】
前記吐出装置は、前記吐出ノズルの上部に設けられ、前記吐出ノズルに間欠的に1回分ずつ食品生地を供給する生地供給機構を含む、請求項4に記載の吐出装置。
【請求項6】
前記吐出装置は、前記吐出ノズルが予め定める基準高さ位置において1回分の生地を吐出すると、前記吐出ノズルを上方へ退避させる支持ユニットを含み、
前記切断装置は、前記吐出ノズルが退避を開始する時に切断動作を行う、請求項5に記載の吐出装置。
【請求項7】
前記吐出ノズルは、複数個が一定間隔で並設配置されており、
前記切断装置は、前記直線状に張られた線状体が、並設配置された複数個の吐出ノズルに対して共通に作用して、各吐出ノズルから吐出される生地を同時に切断する、請求項4~6のいずれか一項に記載の吐出装置。
【請求項8】
前記吐出ノズルから吐出される生地を受け取る搬送ベルトを含む、請求項7に記載の吐出装置。
【請求項9】
前記支持ユニットは、前記吐出ノズルが前記搬送ベルトの上に生地を吐出する際に、前記搬送ベルトの移動に合わせて、前記吐出ノズルを水平方向に移動させる、請求項8に記載の吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘度の高い食品生地を一塊ずつ吐出する吐出装置に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
粘度の高い食品生地、例えば粘度の高い焼菓子用生地を吐出ノズルから吐出する場合、吐出される一塊の生地は、上方が尖った突起形状(いわゆるとんがり帽子型)になる。そして、生地の粘度が高いために、扁平にはならない。そのため、生地を焼き上げると、突起形状が残る焼き上がりとなり、形状不良の製品となることがある。
【0003】
そこで、吐出ノズルから吐出される生地を切断装置で切断することが考えられるが、生地の粘度が高い場合は、切断時に角のような形状の突部が生じることがあった。
【0004】
従来の食品生地の吐出装置としては、特許文献1に記載の装置がある。また、従来の生地絞出しノズルとしては、特許文献2に記載のノズルがある。さらに、従来の粘性生地の切断装置としては、特許文献3に記載のものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-99025号公報
実開平7-5377号公報
特開2022-187655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
先行技術文献で紹介した従来の装置では、粘度の高い食品生地を吐出し、扁平な生地塊を成形することは困難であった。
【0007】
本発明は、粘度の高い食品生地であっても、吐出により、その上面が平坦で、所望の厚みの生地塊を成形することのできる吐出ノズル及び吐出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る吐出ノズルは、吐出方向に直線状に一定長さ延び、先端が吐出口となっている吐出孔、及び前記吐出口の周囲に設けられ、前記吐出口から水平方向に外方へ広がる庇面、を含む食品生地用の吐出ノズルである。
【0009】
前記吐出ノズルは、前記庇面が、底面視において、前記吐出口の外周を囲む平面を有し、前記平面の外縁は、前記吐出口を中心に、吐出して成形する1回分の食品生地塊の外径よりも大きい外径を有していてもよい。
【0010】
前記吐出ノズルは、前記庇面の外縁が、底面視において、円形又は楕円形をしていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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