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公開番号2025153663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056254
出願日2024-03-29
発明の名称麺線群のウエーブの自動形成装置
出願人日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類A21C 11/00 20060101AFI20251002BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】切出し装置より切出しされた麺線群に対してウエーブを付与する新たな方法を開発する。
【解決手段】一対の切刃ロール含む麺線切出し装置2と、当該麺線切出し装置2から排出される切出し後の麺線群MSが通過する導管3と、当該導管3の出口部で麺線群の排出を堰き止め可能な堰き止め板5と、当該堰き止め板の開閉機構と、を備えた、麺線群のウエーブ自動形成装置、とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の切刃ロールを含む麺線切出し装置と、
当該麺線切出し装置から排出される切出し後の麺線群が通過する導管と、
当該導管の出口部で麺線群の排出を堰き止め可能な堰き止め板と、
当該堰き止め板の開閉機構と、
を備えた、麺線群のウエーブ自動形成装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記堰き止め板が閉口状態となるように付勢された請求項1に記載の麺線群のウエーブ自動形成装置。
【請求項3】
前記堰き止め板が、麺帯又は麺線群が所定位置を通過した時点より所定時間を経過した後のタイミングで開口するように制御された請求項1又は2に記載の麺線群のウエーブ自動形成装置。
【請求項4】
前記堰き止め板が所定の開口状態まで達した場合に、堰き止め板を全開にする制御とした請求項1又は2に記載の麺線群のウエーブ自動形成装置。
【請求項5】
前記堰き止め板が半開状態において排出される麺線群の状態を判断し、開口度を調整する制御とした請求項1又は2に記載の麺線群のウエーブ自動形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、麺線群の製造において切刃ロールより切出しされた麺線群に所定のウエーブ状態を自動で形成させることが可能な麺線群のウエーブ形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
即席麺等のラーメン等に利用される中華麺等の麺線群においては、ウエーブと称されるちじれ状態を形成させて製造することが多い。
このようなちじれ状態(ウエーブ状態)とするために、所定の麺厚に調整した麺帯を一対の切刃ロール含む切刃装置に供し、カットされた麺線群がカスリにより切刃ロールの溝部より掃き出しされ、略方形状の導管を通過する際に作業者が手のひらで導管の出口部を塞いでおき、麺線群が堰き止められて屈曲を繰り返しながら折り畳まれることによっていわゆる“ちじれ状態”が形成させ、その後、手のひらを開放して麺線群に継続してウエーブを形成させるという方法を採用する。
【0003】
当該ウエーブを形成させるための作業は作業者の手作業に行われていたため、作業者によってウエーブ状態が異なっていたり、作業者の熟練の勘に頼る部分が大きかった。
一方、麺線群の製造をより効率化して自動化することを目指す場合、当該ウエーブの形成を機械的に自動で実施できれば有用である。
【0004】
特に即席麺等の製造においては大規模な工場生産が必要となるが、当該生産ラインにおいて麺線群の製造について自動化を推進する一つの寄与となる可能性も高い。
このような麺線群のウエーブの自動形成を目的とする先行技術としては、以下の先行技術が開示されている
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-224546
【0006】
上述の先行技術では、麺線の切出し部から下方に伸びる加圧板等を必要とし、下方にある程度の距離が必要となる。そのため、当該先行技術以外の他の方法も考えられるところである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明者らは、切出し装置より切出しされた麺線群に対してウエーブを付与する新たな方法を開発することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らの鋭意研究の結果、一対の切刃ロールを含む麺線切出し装置と、
当該麺線切出し装置から排出される切出し後の麺線群を堰き止め可能な堰き止め板と、
当該堰き止め板の開閉機構と、
を備えた、麺線群のウエーブ形成装置とし、当該堰き止め板の開閉機構を設けることで好適にウエーブを付した麺線群を製造することができることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本願第一の発明は、
“一対の切刃ロールを含む麺線切出し装置と、
当該麺線切出し装置から排出される切出し後の麺線群が通過する導管と、
当該導管の出口部で麺線群の排出を堰き止め可能な堰き止め板と、
当該堰き止め板の開閉機構と、
を備えた、麺線群のウエーブ自動形成装置。“、である。
【0009】
次に、堰き止め板は開口状態となるように付勢されていることが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
“前記堰き止め板が閉口状態となるように付勢された請求項1に記載の麺線群のウエーブ自動形成装置。”、である。
【0010】
次に、前記堰き止め板は麺帯又は麺線群が所定位置を通過した時点より所定時間を経過した後のタイミングで開口するように制御されることが好ましい。
すなわち、本願第三の発明は、
“前記堰き止め板が、麺帯又は麺線群が所定位置を通過した時点より所定時間を経過した後のタイミングで開口するように制御された請求項1又は2に記載の麺線群のウエーブ自動形成装置。”、である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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