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公開番号
2025160736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-23
出願番号
2024063496
出願日
2024-04-10
発明の名称
シュー生地
出願人
ナガセヴィータ株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
A21D
13/047 20170101AFI20251016BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】植物ベースであり、かつ、アレルゲンフリーであるシューパフを製造するための、シュー生地を提供する。
【解決手段】米粉、トレハロースまたはその誘導体、および増粘多糖類を含む、シュー生地。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
米粉、トレハロースまたはその誘導体、および増粘多糖類を含む、シュー生地。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
小麦、卵、牛乳およびこれらに由来する成分を実質的に含まない、
請求項1に記載のシュー生地。
【請求項3】
さらに豆乳、および/または大豆粉を含む、
請求項1または2に記載のシュー生地。
【請求項4】
米粉100質量部に対してトレハロースまたはその誘導体を10~100質量部含む、
請求項1または2に記載のシュー生地。
【請求項5】
米粉100質量部に対して増粘多糖類を5~25質量部含む、
請求項1または2に記載のシュー生地。
【請求項6】
増粘多糖類がサイリウムシードガムである、
請求項1または2に記載のシュー生地。
【請求項7】
請求項1または2に記載のシュー生地を焼成してなるシューパフ。
【請求項8】
請求項7に記載のシューパフ、および前記シューパフに充填されたクリームからなるシュークリーム。
【請求項9】
米粉、およびトレハロースまたはその誘導体を含む混合物を加熱する工程、
加熱された混合物に、増粘多糖類を添加してシュー生地を得る工程、および、
シュー生地を焼成する工程
を含む、
シューパフの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シュー生地に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
シューパフは、エクレアやシュークリームなどの皮として使用されている。シューパフは、外側に固い食感を有しながら、内部は空洞で柔らかいという特徴的な構造をもつ。この構造は、小麦粉、卵、牛乳、バター等の原料を一定の比率で含むシュー生地を焼成することにより形成される。
【0003】
近年、宗教上または健康上の理由で特定の食品成分を避けている人々に向けて、植物ベースの食品やアレルゲンフリーの食品の開発が進められている。特許文献1は、アレルゲンフリーのシュー生地およびシューパフの製造方法を開示している。特許文献2はトレハロースが水分の捕捉力に優れた食品材料であることを開示している。しかし、シューパフの特徴的な構造を、植物ベースであり、かつ、アレルゲンフリーの材料で形成した例は知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-193137号公報
特開2000-159788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、植物ベースであり、かつ、アレルゲンフリーであるシューパフを製造するための、シュー生地を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、トレハロースまたはその誘導体、および増粘多糖類を含むシュー生地から、植物ベースであり、かつ、アレルゲンフリーであるシューパフを製造できることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
本開示は以下の形態を含む。
<1>
米粉、トレハロースまたはその誘導体、および増粘多糖類を含む、シュー生地。
<2>
小麦粉、卵、牛乳およびこれらに由来する成分を実質的に含まない、
項1に記載のシュー生地。
<3>
さらに豆乳、および/または大豆粉を含む、
項1または2に記載のシュー生地。
<4>
米粉100質量部に対してトレハロースまたはその誘導体を10~100質量部含む、
項1または2に記載のシュー生地。
<5>
米粉100質量部に対して増粘多糖類を5~25質量部含む、
項1または2に記載のシュー生地。
<6>
増粘多糖類がサイリウムシードガムである、
項1または2に記載のシュー生地。
<7>
項1または2に記載のシュー生地を焼成してなるシューパフ。
<8>
項7に記載のシューパフ、および前記シューパフに充填されたクリームからなるシュークリーム。
<9>
米粉、およびトレハロースまたはその誘導体を含む混合物を加熱する工程、
加熱された混合物に、増粘多糖類を添加してシュー生地を得る工程、および、
シュー生地を焼成する工程
を含む、
シューパフの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明のシュー生地は、植物ベースであり、かつ、アレルゲンフリーであるシューパフを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
シューパフのしっとり感の官能評価結果を示す。
シューパフのしなやかさの官能評価結果を示す。
シューパフの大豆の豆臭さの官能評価結果を示す。
実施例2のシューパフの水平方向の切断面の写真を示す。
実施例2のシューパフ側面の写真を示す。
実施例2のシューパフ上面の写真を示す。
比較例1、実施例1~3のシューパフの水平方向の切断面の写真を示す。
実施例2、4のシューパフ側面の写真を示す。
クリープメータで測定した実施例2、実施例4、比較例1のシューパフの物理特性を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<<シュー生地>>
本発明のシュー生地は、米粉、トレハロースまたはその誘導体、および増粘多糖類を含むことを特徴とする。本発明のシュー生地はトレハロースまたはその誘導体を含むため、低温での保存後も優れた食感を有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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