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公開番号2024134582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044846
出願日2023-03-22
発明の名称湿度調節庫
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A21C 13/00 20060101AFI20240927BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】水を噴射する水噴射口と空気を噴射する空気噴射口とを有する2流体式のスプレイノズルから水を霧状に噴霧して収納庫内の湿度を調節可能とした湿度調節庫において、簡易な構造によって空気噴射口の塵埃を取り除けるようにする。
【解決手段】湿度調節庫10は、収納物を収納する収納庫12と、収納庫12内を加湿する加湿装置40とを備えている。加湿装置40は、水を噴射する水噴射口51aと空気を噴射する空気噴射口52aとを有する2流体式のスプレイノズル50と、スプレイノズル50に水を供給する給水管41と、スプレイノズル50に空気を供給する給気管42と、給気管42を介してスプレイノズル50に空気を送り出すエアポンプ43とを備え、給水管41の水を給気管42に導く導水管44と、給水管41から導水管44を通って給気管42に供給される水を通過及び遮断させる導水弁45とを設けた。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
収納物を収納する収納庫と、
前記収納庫内を加湿する加湿装置とを備え、
前記加湿装置は、水を噴射する水噴射口と空気を噴射する空気噴射口とを有する2流体式のスプレイノズルと、前記スプレイノズルに水を供給する給水管と、前記スプレイノズルに空気を供給する給気管と、前記給気管を介して前記スプレイノズルに空気を送り出すエアポンプとを備えた湿度調節庫であって、
前記給水管の水を前記給気管に導く導水管と、
前記給水管から前記導水管を通って前記給気管に供給される水を通過及び遮断させる導水弁とを設けたことを特徴とする湿度調節庫。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
請求項1に記載の湿度調節庫において、
前記収納庫内の湿度を調節する湿度調節プログラムを備えており、
前記湿度調節プログラムを実行していないときに前記給水管から前記導水管を通って前記給気管に供給される水を通過させるように前記導水弁を開放するように制御したことを特徴とする湿度調節庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水を噴射する水噴射口と空気を噴射する空気噴射口とを有する2流体式のスプレイノズルから水を霧状に噴霧することで、収納庫内の湿度を調節可能とする湿度調節庫に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パン生地の解凍、熟成及び発酵を行う貯蔵庫の発明が開示されている。この貯蔵庫は、パン生地を貯蔵可能な貯蔵室と、貯蔵室を冷却する冷却装置と、貯蔵室内を加熱する加熱装置と、貯蔵室内を加湿する加湿装置と、貯蔵室内の空気を循環させる循環ファンとを備えている。この貯蔵庫においては、貯蔵室内は冷却装置または加熱装置の作動によって温度調節されるように制御されるとともに、冷却装置と加湿装置とを作動させることによって湿度調節されるように制御されている。この貯蔵庫の加湿装置は、水を霧状に噴霧する2流体ノズルであるスプレイノズルと、給水源からスプレイノズルに水を供給する給水管と、スプレイノズルに空気を供給する給気管と、給気管を介してスプレイノズルに空気を加圧状態で送るエアポンプとを備えている。
【0003】
スプレイノズルは筒体を二重に配設したものであり、内側の筒体の先端部に水の噴射口が設けられており、内側の筒体と外側の筒体との間には隙間よりなる空気の噴射口が設けられている。スプレイノズルから水を霧状に噴霧するときには、給水管に介装した給水弁を開放するとともにエアポンプを作動させており、スプレイノズルの水の噴射口から水が噴射されるとともに空気の噴射口から空気が噴射され、スプレイノズルの前方で水が霧状に噴霧される。スプレイノズルの空気の噴射口に塵埃が詰まると空気を噴射できなくなり、スプレイノズルの前方で水が霧状にならないおそれがある。このため、この貯蔵庫では、水を噴射することなく空気を噴射させるようにして、空気の噴射口に詰まった塵埃を取り除くようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-026913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の貯蔵庫(湿度調節庫)においては、スプレイノズルの空気の噴射口に詰まった塵埃を取り除くために、水を噴射することなく空気を噴射させるようにして、空気の噴射口に詰まった塵埃を取り除くようにしている。スプレイノズルの空気の噴射口に詰まった塵埃を取り除くために、エアポンプを作動させてスプレイノズルの空気の噴射口から空気を噴射させて塵埃を取り除くようにしているが、エアポンプによって十分な圧力を付与できず、空気の噴射口に詰まった塵埃を取り除くことができないことがあった。高圧のエアポンプを用いるようにすれば、空気の噴射口に詰まった塵埃を取り除くことができるようになるが、高圧のエアポンプは大型であるので貯蔵庫の機械室に配置できなかったり、機械室に配置できるようにしても貯蔵庫が大型化する問題がある。本発明は、水を噴射する水噴射口と空気を噴射する空気噴射口とを有する2流体式のスプレイノズルから水を霧状に噴霧して収納庫内の湿度を調節可能とした湿度調節庫において、簡易な構造によって空気噴射口の塵埃を取り除けるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するため、収納物を収納する収納庫と、収納庫内を加湿する加湿装置とを備え、加湿装置は、水を噴射する水噴射口と空気を噴射する空気噴射口とを有する2流体式のスプレイノズルと、スプレイノズルに水を供給する給水管と、スプレイノズルに空気を供給する給気管と、給気管を介してスプレイノズルに空気を送り出すエアポンプとを備えた湿度調節庫であって、給水管の水を給気管に導く導水管と、給水管から導水管を通って給気管に供給される水を通過及び遮断させる導水弁とを設けたことを特徴とする湿度調節庫を提供するものである。
【0007】
上記のように構成した湿度調節庫においては、給水管の水を給気管に導く導水管と、給水管から導水管を通って給気管に供給される水を通過及び遮断させる導水弁とを設けたので、導水弁を開放することで給水管の水を給気管に導くことにより、スプレイノズルの空気噴射口から水を噴射することができ、スプレイノズルの空気噴射口に詰まった塵埃を噴射される水によって取り除くことができる。このように、大型の高圧のエアポンプを用いることなく簡易な構造で、スプレイノズルの空気噴射口に詰まった塵埃を取り除くことができる。
【0008】
上記のように構成した湿度調節庫においては、収納庫内の湿度を調節する湿度調節プログラムを備えており、湿度調節プログラムを実行していないときに給水管から導水管を通って給気管に供給される水を通過させるように導水弁を開放するように制御するのが好ましい。湿度調節プログラムを実行していないときに給水管から導水管を通って給気管に供給される水を通過させるように導水弁を開放するように制御して、給水管の水を給気管に導くようにしているので、湿度調節プログラムによって収納庫内の湿度調節に影響を与えずに、スプレイノズルの空気噴射口に詰まった塵埃を取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の湿度調節庫の一実施形態であるドウコンディショナーの正面図である。
図1の前部の左右方向に沿った縦断面図である。
A-A断面図である。
ドウコンディショナーの冷却装置、加熱装置及び加湿装置の概略図である。
B-B断面図である。
加湿装置の概略図である。
スプレイノズルの一部拡大断面図である。
制御装置を示すブロック図である。
導水管を給水弁より下流側から分岐させたときの加湿装置の概略図である。
給水管に導水弁を設けたときの加湿装置の概略図である。
導水管に導水弁を設けたときの加湿装置の概略図である。
1つの噴射口から水と空気とを噴射するスプレイノズルの一部拡大断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の湿度調節庫の一実施形態をドウコンディショナーの実施形態により添付図面を参照して説明する。本発明のドウコンディショナー10は、パン生地を焼成する前に、フリーズ(冷凍)、リタード(冷蔵)、予熱及びホイロ(発酵)の各工程を順番に実行するものである。ドウコンディショナー10では、上記各工程を実行するときに各工程に応じた温度制御を行うとともに、予熱及びホイロ工程では温度制御に加えて湿度制御を行うようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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