TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025003716
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2024190115,2022106828
出願日
2024-10-29,2017-11-30
発明の名称
製麺ミキサーへの給水方法
出願人
日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類
A21C
1/06 20060101AFI20241226BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】二軸式の製麺ミキサーにおける粉体(小麦粉等)の練りムラを解消してムラのない均一なミキシング工程を実現できることを課題とした。
【解決手段】
小麦粉等の粉体を収納する枠体3と、当該枠体を略水平方向に貫き、所定間隔をおいて平行に配置される一対の回転軸15と、当該回転軸15から略垂直方向に延びる複数の撹拌棒5とを含む製麺用ミキサーにおいて、
粉体を回転撹拌中にミキサー内部において、前記一対の回転軸間に散水が供給されるように給水することを特徴とする、製麺用ミキサーにおける給水方法。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
小麦粉等の粉体を製麺用ミキサーに投入後、撹拌を開始してから、0~3分後に給水を開始し、1~3分程度で給水を完了した後、当該給水後において5~10分程度の撹拌を継続し、ドウを形成させる方法において使用される、製麺用ミキサーにおける給水方法であって、
前記粉体を収納する枠体と、当該枠体を略水平方向に貫き、所定間隔をおいて平行に配置される一対の回転軸と、当該回転軸から略垂直方向に延びる複数の撹拌棒とを含む製麺用ミキサーにおいて、
粉体を回転撹拌中にミキサー内部において、前記一対の回転軸間に散水が供給され、主要な量の水分が供給されるように給水することを特徴とする、粉体の練りムラを低減するための製麺用ミキサーにおける給水方法。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記給水を、水が微粒子化した状態で拡がる態様により行う請求項1に記載の製麺ミキサーにおける給水方法。
【請求項3】
前記給水を拡散ノズルで行う請求項1又は2に記載の給水方法。
【請求項4】
前記給水時の送液圧力が0.1 Mpa~0.5 Mpaである請求項1~3のいずれかに記載の給水方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、即席麺等の製造ラインにおいて小麦粉を混練することによって、ドウを形成する製麺ミキサーにおける給水方法及び当該製麺ミキサーに関する発明である。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
即席麺等の製造ラインにおいては、麺線の製造のために小麦粉や澱粉等の粉体に水分を供給する必要がある。当該水分には、水の他に食塩やかんすいや増粘多糖類を溶解させた練水として給水する場合が多い。
通常、ミキサーへの水分の供給方法は種々の方法が行われるが、例えば、棒状水によるミキサー内への局所的な給水方法が挙げられる。
しかし、棒状水による給水であると、粉体に対して局所的に高い水分が供給されることになるため、粉体(小麦粉等)の練りのムラが生じ、また、粉体が飛散しやすく練りが均一にできないという問題が指摘されていた。
このような、小麦粉の混練の際における改良技術として以下の先行技術が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公昭60-38377 上記は一軸の撹拌棒を使用した加水粉体製造装置に関するものであり、製麺ミキサーにおいては、二軸の撹拌棒を有するバッチ式の製麺ミキサーである場合も多く、当該二軸タイプにおいて好適な給水方法について検討することが求められていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明者らは、二軸式の製麺ミキサーにおける粉体(小麦粉等)の練りムラを解消してムラのない均一なミキシング工程を実現できることを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らの鋭意研究の結果、小麦粉等の粉体を収納する枠体と、当該枠体を、略水平方向に貫き、所定間隔をおいて平行に配置される一対の回転軸と、当該回転軸から略垂直方向に延びる複数の撹拌棒とを含む製麺用ミキサーにおいて、
粉体を回転撹拌中のミキサー内部において、前記一対の回転軸間に散水が供給されるように上方より給水することが好適に均一な練りを実現することができることを見出した。
すなわち、本願第一の発明は、
「小麦粉等の粉体を収納する枠体と、当該枠体を、略水平方向に貫き、所定間隔をおいて平行に配置される一対の回転軸と、当該回転軸から略垂直方向に延びる複数の撹拌棒とを含む製麺用ミキサーにおいて、
粉体を回転撹拌中のミキサー内部において、前記一対の回転軸間に散水が供給されるように上方より給水することを特徴とする、製麺用ミキサーにおける給水方法。」、である。
【0006】
次に、前記給水は、水が微粒子化した状態で拡がる態様により行うのが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
「前記給水を、水が微粒子化した状態で拡がる態様により行う請求項1に記載の製麺ミキサーを給水方法。」、である。
【0007】
次に、上記の水の微粒子化については、拡散ノズルにより行うことが好ましい。
すなわち、本願第三の発明は、
「前記給水を拡散ノズルで行う請求項1又は2に記載の給水方法。」、である。
【0008】
次に、上記の給水の際の圧力は所定以上の圧力である必要が好ましい。
すなわち、本願第四の発明は、
「前記給水時の送液圧力が0.1Mpa~0.5Mpaである請求項1~3のいずれかに記載の給水方法。」、である。
【0009】
さらに、本発明者らは、上記方法を実現できる装置自体も意図している。
すなわち、本願第五の発明は、
「小麦粉等の粉体を収納する枠体と、
当該枠体を、所定間隔をおいて略水平方向に貫き、平行に配置される一対の回転軸と、当該回転軸から略垂直方向に延びる複数の撹拌棒と、
当該枠体を開閉可能な蓋体と、
当該枠体内の前記一対の回転軸間に散水可能なように配置された拡散ノズルとを、備えた製麺用ミキサー」、である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の給水方法又は装置を利用することにより、製麺ミキサーにおける粉体の混練を均一にムラなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社日本麺機
製麺機
4か月前
理研ビタミン株式会社
ケーキの製造方法
1か月前
理研ビタミン株式会社
ケーキ類用品質改良剤
5か月前
株式会社飯田製作所
食品生地搬送装置
4か月前
エムケー精工株式会社
羽根および食品調整装置
2か月前
個人
クッキーの製造方法
2か月前
松谷化学工業株式会社
膨らみのよい揚げドーナツ
5か月前
日清食品ホールディングス株式会社
麺帯カット装置
17日前
三鈴工機株式会社
トロエレベータ
3か月前
日本製紙株式会社
ケーキおよびケーキの製造方法
4か月前
日清食品ホールディングス株式会社
麺帯の厚み測定装置
17日前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品の製造方法
19日前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品の製造方法
19日前
株式会社カネカ
冷凍用パン生地
11日前
株式会社ニチレイフーズ
麺食品を製造する方法
2か月前
地方独立行政法人 岩手県工業技術センター
菓子成型器
4日前
株式会社New Innovations
食品製造装置
4か月前
日油株式会社
製菓用改質剤
2か月前
日油株式会社
製パン用改質剤
4か月前
山崎製パン株式会社
蒸しパンの製造方法
4か月前
松谷化学工業株式会社
パン類、及びパン類の伸びを増大させる方法
16日前
日油株式会社
ピザ生地用改質剤
18日前
株式会社飯田製作所
串刺食品製造装置および串刺食品製造システム
1か月前
日清食品ホールディングス株式会社
麺線群の蒸煮・搬送装置及び蒸煮方法
17日前
日清製粉株式会社
ベーカリー食品用小麦粉
18日前
株式会社コバード
食品成形装置及び方法
4か月前
株式会社日清製粉ウェルナ
揚げ菓子の製造方法
5か月前
スパーシオ株式会社
圧延ローラの製造方法及び圧延ローラ
1か月前
株式会社ADEKA
製パンフィリング用焼菓子生地
2か月前
合同会社PlusenNa
パン酵母種に関わる酵母以外の原料の組成及び製造法
3か月前
株式会社ADEKA
ベーカリー生地、及びベーカリー食品
18日前
株式会社ニップン
白いドーナツ及び製造方法
3か月前
ユーハ味覚糖株式会社
長期保存可能なパン様食品組成物
3か月前
日清製粉プレミックス株式会社
包餡ドーナツ用ミックス
3か月前
日東富士製粉株式会社
カヌレ用ミックス及びカヌレの製造方法
2か月前
株式会社ニップン
ケーキドーナツの食感改善剤
4か月前
続きを見る
他の特許を見る