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公開番号
2024121620
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028820
出願日
2023-02-27
発明の名称
クランプ装置
出願人
株式会社コスメック
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B23Q
3/06 20060101AFI20240830BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】高圧流体を駆動に必要としないクランプ装置を提供すること。
【解決手段】クランプ装置は、ハウジング(1)を構成する支持筒部材(4)に挿入される、先端部にくさび部(17)が形成された操作ロッド(14)であって、クランプロッド(9)を軸方向のうちの基端側方向へ移動させる操作ロッド(14)と、クランプロッド(9)の筒孔(12)の内部に配置され、クランプロッド(9)を軸方向のうちの先端側方向へ移動させる付勢手段(例えば、バネ21)とを備える。また、クランプ装置は、くさび面17a(くさび部17)、係合部材(例えば、ボール18)、および受け面20で構成されるくさび機構を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジング(1)と、
前記ハウジング(1)のハウジング本体(3)内に軸方向へ移動可能となるように挿入されるクランプロッド(9)であって、前記軸方向に延びる筒孔(12)を有するクランプロッド(9)と、
前記クランプロッド(9)の先端部に取り付けられるクランプアーム(7)と、
前記ハウジング(1)の一部である支持筒部材(4)に挿入される、先端部にくさび部(17)が形成された操作ロッド(14)であって、前記クランプロッド(9)を前記軸方向のうちの基端側方向へ移動させる操作ロッド(14)と、
前記筒孔(12)に挿入される前記支持筒部材(4)の筒壁に周方向へ所定の間隔をあけて形成される支持孔(13c)と、
前記支持孔(13c)に挿入される係合部材(18)と、
前記係合部材(18)に対応させて前記くさび部(17)の外周に形成されるくさび面(17a)であって、先端側へ向かうにつれて前記操作ロッド(14)の軸心へ近づくように形成されるくさび面(17a)と、
前記係合部材(18)に対応させて前記筒孔(12)に形成される受け面(20)であって、前記クランプロッド(9)の基端側へ向かうにつれて前記クランプロッド(9)の軸心へ近づくように形成される受け面(20)と、
前記筒孔(12)の内部に配置され、前記クランプロッド(9)を前記軸方向のうちの先端側方向へ移動させる付勢手段(21)と、
を備え、
前記くさび面(17a)の前記軸方向に対する傾斜角度(α)が、前記受け面(20)の前記軸方向に対する傾斜角度(β)よりも小さくされている、
クランプ装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
請求項1のクランプ装置において、
前記付勢手段(21)はバネ(21)であり、
前記バネ(21)は、前記筒孔(12)の底面と、前記支持筒部材(4)の先端部との間に装着されている、
クランプ装置。
【請求項3】
請求項1または2のクランプ装置において、
前記ハウジング(1)の内部に配置され、前記操作ロッド(14)を前記軸方向のうちの基端側方向へ付勢する補助バネ(15)をさらに備える、
クランプ装置。
【請求項4】
請求項1または2のクランプ装置において、
前記係合部材(18)は球体(18)であり、
前記くさび面(17a)は、前記球体(18)に対応させて円弧面とされている、
クランプ装置。
【請求項5】
請求項1または2のクランプ装置において、
前記クランプロッド(9)の基端部のうちの、前記支持筒部材(4)の外周面と摺動する内周側部分が前記軸方向へ突出する環状凸部(23a)とされている、
クランプ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クランプ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
クランプ装置として、下記の特許文献1に記載されたものがある。従来技術に係るそのクランプ装置(自動クランプ装置)は、次のように構成されている。
【0003】
クランプ装置は、ピストンおよびピストンロッドを内蔵するシリンダ、ピストンロッドを復帰させるバネ、およびピストンロッドが当該バネによって復帰する際の力をクランプアームのクランプ方向の動作に変換伝達する手段などから構成される。当該変換伝達する手段は、例えば、ピストンロッドに形成されたカム溝、およびラムで構成される。
【0004】
上記クランプ装置のアンクランプ駆動には高圧流体が用いられ、アンクランプ駆動のたびにシリンダ室に高圧流体が供給される。高圧流体は、圧油または圧縮空気である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭59-191225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のクランプ装置が多数設置されると、高圧流体の供給設備として、規模が大きな設備が必要となる。また、高圧流体を給排する配管設備は、数量が多く且つ複雑なものとなる。これらは、省エネルギーおよび環境対策の点から好ましいとは言えない。そのため、駆動源として高圧流体は不要であることが望ましい。
【0007】
本発明の目的は、高圧流体を駆動に必要としないクランプ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明に係るクランプ装置は、例えば、図1から図4に示すように、次のように構成される。
【0009】
(1)本願で開示するクランプ装置は、ハウジング1と、前記ハウジング1のハウジング本体3内に軸方向へ移動可能となるように挿入されるクランプロッド9であって、前記軸方向に延びる筒孔12を有するクランプロッド9と、前記クランプロッド9の先端部に取り付けられるクランプアーム7と、前記ハウジング1の一部である支持筒部材4に挿入される、先端部にくさび部17が形成された操作ロッド14であって、前記クランプロッド9を前記軸方向のうちの基端側方向へ移動させる操作ロッド14と、前記筒孔12に挿入される前記支持筒部材4の筒壁に周方向へ所定の間隔をあけて形成される支持孔13cと、前記支持孔13cに挿入される係合部材18と、前記係合部材18に対応させて前記くさび部17の外周に形成されるくさび面17aであって、先端側へ向かうにつれて前記操作ロッド14の軸心へ近づくように形成されるくさび面17aと、前記係合部材18に対応させて前記筒孔12に形成される受け面20であって、前記クランプロッド9の基端側へ向かうにつれて前記クランプロッド9の軸心へ近づくように形成される受け面20と、前記筒孔12の内部に配置され、前記クランプロッド9を前記軸方向のうちの先端側方向へ移動させる付勢手段21と、を備える。また、前記くさび面17aの前記軸方向に対する傾斜角度αが、前記受け面20の前記軸方向に対する傾斜角度βよりも小さくされている。
【0010】
本願で開示するクランプ装置は次の作用効果を奏する。当該クランプ装置は、従来のクランプ装置が備えるシリンダ室というような駆動のたびに高圧流体が給排される室を備えない。当該クランプ装置では、上記の操作ロッドが手動、または外力によって動かされることで、軸方向のうちの基端側方向へクランプロッドは駆動される。軸方向のうちのもう一方の方向である先端側方向へは、上記の付勢手段によってクランプロッドは駆動される。したがって、当該クランプ装置は、高圧流体を駆動に必要としない。
(【0011】以降は省略されています)
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