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公開番号
2024120378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027132
出願日
2023-02-24
発明の名称
スペーサー
出願人
住友理工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/291 20210101AFI20240829BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】パウチフィルムの内部に空気が残留しにくいスペーサーを提供することを課題とする。
【解決手段】スペーサー1は、複数のバッテリーセル92の積層体91において、積層方向に隣り合う任意の一対のバッテリーセル92間に介在し、袋状のパウチフィルム2と、パウチフィルム2に収容され、断熱部材30を有する被収容部材3と、を備える。パウチフィルム2は、自身の内外を連通する空気孔24を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のバッテリーセルの積層体において、積層方向に隣り合う任意の一対の前記バッテリーセル間に介在し、
袋状のパウチフィルムと、
前記パウチフィルムに収容され、断熱部材を有する被収容部材と、
を備える平板状のスペーサーであって、
前記パウチフィルムは、自身の内外を連通する空気孔を有することを特徴とするスペーサー。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記被収容部材は、前記断熱部材に積層される弾性部材を有する請求項1に記載のスペーサー。
【請求項3】
前記パウチフィルムは、前記断熱部材に前記積層方向に対向する断熱部材対向壁部を有し、
前記空気孔は、前記パウチフィルムのうち、前記断熱部材対向壁部以外の部分に配置される請求項2に記載のスペーサー。
【請求項4】
前記パウチフィルムは、前記弾性部材に前記積層方向に対向する弾性部材対向壁部を有し、
前記空気孔は、前記パウチフィルムのうち、前記弾性部材対向壁部以外の部分に配置される請求項2に記載のスペーサー。
【請求項5】
前記積層方向に対して交差する方向を沿層方向として、
前記パウチフィルムは、前記被収容部材に前記沿層方向に対向する沿層方向対向壁部を有し、
前記空気孔は、前記沿層方向対向壁部に配置される請求項2に記載のスペーサー。
【請求項6】
前記沿層方向対向壁部は、前記断熱部材に対向する断熱部材対向区間を有し、
前記空気孔は、前記沿層方向対向壁部のうち、前記断熱部材対向区間以外の区間に配置される請求項5に記載のスペーサー。
【請求項7】
前記沿層方向対向壁部は、前記弾性部材に対向する弾性部材対向区間を有し、
前記空気孔は、前記沿層方向対向壁部のうち、前記弾性部材対向区間以外の区間に配置される請求項5に記載のスペーサー。
【請求項8】
前記パウチフィルムの表裏方向から見て、前記空気孔の孔縁は全周的に曲線状を呈する請求項1に記載のスペーサー。
【請求項9】
前記パウチフィルムの表裏方向断面において、前記空気孔の孔縁は曲線部を有し、
前記曲線部は、前記パウチフィルムの他の部分よりも、硬質である請求項1に記載のスペーサー。
【請求項10】
前記断熱部材は、粒状物質により形成される多孔質体である粒状多孔質材料の圧縮成形品である請求項1に記載のスペーサー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、バッテリーモジュールの積層体に配置されるスペーサーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の電池の隣り合うセル間には、断熱材が介装されている。断熱材は、断熱部と、緩衝部と、発塵防止材と、を備えている。発塵防止材は、複合体(断熱部、緩衝部)を収容する、袋状の成形体である。発塵防止材は、断熱部からの発塵を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-140968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発塵防止材は袋状を呈している。このため、複合体を発塵防止材に収容する際に、発塵防止材の内部に空気が残留しやすい。したがって、発塵防止材と複合体との間に気泡が発生しやすい。よって、発塵防止材の内面と複合体とが密着しにくい。また、発塵防止材の外面とセルとが密着しにくい。そこで、本開示は、パウチフィルムの内部に空気が残留しにくいスペーサーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)上記課題を解決するため、本開示のスペーサーは、複数のバッテリーセルの積層体において、積層方向に隣り合う任意の一対の前記バッテリーセル間に介在し、袋状のパウチフィルムと、前記パウチフィルムに収容され、断熱部材を有する被収容部材と、を備える平板状のスペーサーであって、前記パウチフィルムは、自身の内外を連通する空気孔を有することを特徴とする。
【0006】
スペーサーは断熱部材を備えている。このため、スペーサーを介して隣り合う一対のバッテリーセル間の伝熱を抑制することができる。また、断熱部材は、袋状のパウチフィルムに収容されている。このため、断熱部材の粉がスペーサーの外部に漏出するのを、抑制することができる。
【0007】
パウチフィルムは、空気孔を有している。空気孔を介して、パウチフィルムの内部(袋内部)から外部(袋外部)に、空気を逃がすことができる。このため、パウチフィルムの内部に空気が残留するのを、抑制することができる。したがって、パウチフィルム内面と被収容部材との密着性を向上させることができる。また、気泡に起因する凹凸がパウチフィルム外面に発現しにくいため、パウチフィルムとバッテリーセルとの密着性を向上させることができる。また、被収容部材とパウチフィルムとバッテリーセルとを密着させやすいため、断熱部材の有する断熱性を効果的に発揮することができる。また、スペーサーを小型化することができる。
【0008】
(2)上記(1)の構成において、弾性部材を有する構成とする方がよい。本構成によると、弾性部材の弾性力により、スペーサーとバッテリーセルとの密着性を向上させることができる。また、充放電に伴うバッテリーセルの変形(膨張、収縮など)を弾性的に吸収することができる。
【0009】
(2-1)上記(2)の構成において、前記被収容部材は前記弾性部材を有し、前記弾性部材は前記断熱部材に積層される構成とする方がよい。本構成によると、弾性部材を、断熱部材と共に、パウチフィルムに収容することができる。このため、バッテリーセルとの組付けが容易になる。
【0010】
また、弾性部材は、バッテリーモジュールの筐体に積層体を取り付ける際、バッテリーモジュール駆動時にバッテリーセルが変形する際、筐体から積層体を取り外す際などに、弾性的に変形する。パウチフィルムは空気孔を有している。このため、弾性部材の変形時に、空気孔を介して、パウチフィルムの内部と外部との間で、空気を流動させることができる。したがって、弾性部材の変形がパウチフィルムに拘束されるのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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