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公開番号2024118337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024702
出願日2023-02-20
発明の名称リチウムイオン二次電池及びその製造方法
出願人プライムアースEVエナジー株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 10/0587 20100101AFI20240823BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】微小短絡を抑制したリチウムイオン二次電池を提供する。
【解決手段】リチウムイオン二次電池10は、正極シート50と、負極シート40と、セパレータ60と、が捲回された捲回体30と、捲回体30が電解液と共に収容される電池ケース70と、を備え、正極シート50と負極シート40との間に挟まれたセパレータ60の内、捲回体30の最外周に配置されたセパレータ60Aの幅方向Gの一方側の端部60AEは、捲回体30の最外周に配置された負極シート40に塗工された負極活性物質42の幅方向Gの一方側の端部42Eより、捲回体30の幅方向Gの内側に配置され、捲回体30の最外周に配置された正極シート50に塗工された正極活性物質52の幅方向Gの一方側の端部52Eより、捲回体30の幅方向Gの外側に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
正極電極体に正極活性物質が塗工され、幅方向の一方端が未塗工である正極シートと、
負極電極体に負極活性物質が塗工され、前記幅方向の他方端が未塗工である負極シートと、
前記正極シートと前記負極シートとの間に配置されたセパレータと、
が捲回された捲回体と、
前記捲回体が電解液と共に収容される電池ケースと、を備え、
前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータの前記幅方向の一方側の端部は、
前記捲回体の最外周に配置された前記負極シートに塗工された前記負極活性物質の前記幅方向の一方側の端部より、前記捲回体の前記幅方向の内側に配置され、
前記捲回体の最外周に配置された前記正極シートに塗工された前記正極活性物質の前記幅方向の一方側の端部より、前記捲回体の前記幅方向の外側に配置されている
リチウムイオン二次電池。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータの前記幅方向の一方側の前記端部は、前記捲回体の上部のR部に設けられている
請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
【請求項3】
前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータの前記幅方向の一方側の前記端部は、他の前記セパレータの前記幅方向の一方側の端部より、前記捲回体の前記幅方向の内側に配置されている
請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
【請求項4】
前記セパレータは、前記捲回体の捲回方向の後端部の幅が狭くなっている
請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
【請求項5】
前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータは、前記捲回体の上部のR部の幅が狭くなっている
請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
【請求項6】
請求項4項に記載のリチウムイオン二次電池の製造方法であって、
前記正極シートと、前記負極シートと、前記セパレータと、を捲回した捲回体を乾燥する乾燥工程において、
前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータの前記幅方向の一方側の端部を、
前記捲回体の最外周に配置された前記負極シートに塗工された前記負極活性物質の前記幅方向の一方側の端部より、前記捲回体の前記幅方向の内側に配置するように調整する
リチウムイオン二次電池の製造方法。
【請求項7】
請求項5項に記載のリチウムイオン二次電池の製造方法であって、
前記正極シートと、前記負極シートと、前記セパレータと、を捲回する捲回工程において、
前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータの前記幅方向の一方側の端部を、
前記捲回体の最外周に配置された前記負極シートに塗工された前記負極活性物質の前記幅方向の一方側の端部より、前記捲回体の前記幅方向の内側に配置する
リチウムイオン二次電池の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リチウムイオン二次電池及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池では、正極シートと負極シートとセパレータとが積層された状態で捲回された電極体を備えることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、長尺な正極集電体の両面に正極活性物質層を備える正極シートと、長尺な負極集電体の両面に負極活性物質層を備える負極シートとが、2枚のセパレータを介して互いに積層され、捲回されることで構成されている捲回電極体が開示されている。
【0004】
ところで、リチウムイオン二次電池では、微小短絡を抑制することが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-035877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事実を考慮し、微小短絡を抑制したリチウムイオン二次電池を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様のリチウムイオン二次電池は、正極電極体に正極活性物質が塗工され、幅方向の一方端が未塗工である正極シートと、負極電極体に負極活性物質が塗工され、前記幅方向の他方端が未塗工である負極シートと、前記正極シートと前記負極シートとの間に配置されたセパレータと、が捲回された捲回体と、前記捲回体が電解液と共に収容される電池ケースと、を備え、前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータの前記幅方向の一方側の端部は、前記捲回体の最外周に配置された前記負極シートに塗工された前記負極活性物質の前記幅方向の一方側の端部より、前記捲回体の前記幅方向の内側に配置され、前記捲回体の最外周に配置された前記正極シートに塗工された前記正極活性物質の前記幅方向の一方側の端部より、前記捲回体の前記幅方向の外側に配置されている。
【0008】
本発明の第2態様のリチウムイオン二次電池では、本発明の第1態様のリチウムイオン二次電池において、前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータの前記幅方向の一方側の前記端部は、前記捲回体の上部のR部に設けられている。
【0009】
本発明の第3態様のリチウムイオン二次電池では、本発明の第1態様又は第2態様のリチウムイオン二次電池において、前記正極シートと前記負極シートとの間に挟まれた前記セパレータの内、前記捲回体の最外周に配置された前記セパレータの前記幅方向の一方側の前記端部は、他の前記セパレータの前記幅方向の一方側の端部より、前記捲回体の前記幅方向の内側に配置されている。
【0010】
本発明の第4態様のリチウムイオン二次電池では、本発明の第1態様から第3態様のいずれか1つのリチウムイオン二次電池において、前記セパレータは、前記捲回体の捲回方向の後端部の幅が狭くなっている。
(【0011】以降は省略されています)

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