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公開番号2024118144
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024407
出願日2023-02-20
発明の名称コネクタ、及び車載用制御システム
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/66 20060101AFI20240823BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電気機器の種類を識別するための情報を通知するECUを設けることなく、接続対象に接続された電気機器の種類を接続対象側で識別させる構成を実現しやすくする。
【解決手段】コネクタ6は、電気機器90を配線基板1に接続するコネクタである。コネクタ6は、第1抵抗部21を含む出力回路7を有する。出力回路7は、コネクタ6が配線基板1に接続された状態において、第1抵抗部21の抵抗値に応じた抵抗値信号を配線基板1側に出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電気機器を配線基板に接続するコネクタであって、
第1抵抗部を含む出力回路を有し、
前記出力回路は、前記コネクタが前記配線基板に接続された状態において、前記第1抵抗部の抵抗値に応じた抵抗値信号を前記配線基板側に出力する
コネクタ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記出力回路は、前記配線基板側から指示信号が入力されたことに応じて、前記抵抗値信号を前記配線基板側に出力する
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記出力回路は、前記第1抵抗部に対して直列に接続される第2抵抗部を含み、所定電圧を前記第1抵抗部と前記第2抵抗部とで分圧した電圧を前記抵抗値信号として出力する
請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記コネクタは、複数の前記第1抵抗部を有し、
前記出力回路は、前記コネクタが前記配線基板に接続された状態において、各々の前記第1抵抗部の抵抗値に応じた前記抵抗値信号を出力する
請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタと、
配線基板と、
前記配線基板に設置される制御回路と、を備え、
前記制御回路は、前記出力回路から出力された抵抗値信号に対応する制御を行う
車載用制御システム。
【請求項6】
前記コネクタは、複数の前記第1抵抗部を有し、
前記出力回路は、前記コネクタが前記配線基板に接続された状態において、各々の前記第1抵抗部の抵抗値に応じた前記抵抗値信号を出力し、
前記制御回路は、各々の前記抵抗値信号から特定される抵抗値情報の組み合わせに応じた制御を行う
請求項5に記載の車載用制御システム。
【請求項7】
前記配線基板に接続される前記コネクタと、前記制御回路との間に設けられる静電保護回路を備える
請求項5に記載の車載用制御システム。
【請求項8】
前記配線基板に設置され、前記コネクタが接続される基板側コネクタを備え、
前記基板側コネクタは、第1基板側端子と、第2基板側端子と、前記制御回路が前記電気機器を制御する信号又は前記電気機器から前記制御回路に出力される信号が印加される第3基板側端子と、を有し、
前記コネクタは、前記第1基板側端子に接続される第1端子と、前記第2基板側端子に接続される第2端子と、前記第3基板側端子に接続される第3端子と、を有し、
前記出力回路は、前記第1端子から指示信号が入力されたことに応じて、前記第2端子から前記抵抗値信号を出力する
請求項5に記載の車載用制御システム。
【請求項9】
前記基板側コネクタは、複数の前記第1基板側端子と、各々の前記第1基板側端子に対応する第2基板側端子と、複数の前記第3基板側端子と、各々の前記第1基板側端子に対応する第1ポートと、各々の前記第2基板側端子に対応する第2ポートと、各々の前記第3基板側端子に対応する第3ポートと、を有し、
前記コネクタは、前記第1端子を含む第1嵌合部と、前記第2端子を含む第2嵌合部と、前記第3端子を含む第3嵌合部と、を有し、
前記第2ポート及び前記第3ポートは、前記第1嵌合部、前記第2嵌合部、及び前記第3嵌合部のうち前記第2嵌合部及び前記第3嵌合部のみが嵌合可能であり、
前記第1ポートは、前記第1嵌合部、前記第2嵌合部、及び前記第3嵌合部のいずれも嵌合可能である
請求項8に記載の車載用制御システム。
【請求項10】
前記基板側コネクタは、複数の前記第1基板側端子と、各々の前記第1基板側端子に対応する第2基板側端子と、を有し、
前記制御回路は、
前記第1基板側端子に対して前記指示信号を入力して前記第1基板側端子に対応する第2基板側端子から出力される前記抵抗値信号を受信する検知処理を行うものであり、
各々の前記第1基板側端子に対して前記検知処理を予め定められた順序で行い、
前記抵抗値信号から前記コネクタの種類を特定し、特定した前記コネクタが別の前記第1基板側端子に接続されていると判定した場合に、前記別の第1基板側端子に対する前記検知処理を省略する
請求項8に記載の車載用制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタ、及び車載用制御システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両用電源制御システムが開示されている。この車両用電源制御システムは、電源制御ボックスを備えている。この電源制御ボックスには、ワイヤハーネスを介して仕様Aの電装装置と仕様Bの電装装置のいずれかが接続される。電源制御ボックスには、不揮発性メモリと、電源制御部とが搭載される。不揮発性メモリには、両方の電装装置の仕様に対応したカスタマイズ情報が記憶されている。電源制御部は、接続された電装装置の仕様に対応したカスタマイズ情報を参照し、その仕様に応じた制御を行う。
【0003】
この技術では、電源制御部が、電源制御ボックスに接続された電装装置の仕様を識別する必要がある。特許文献1では、一例として以下の構成が示されている。電装装置の中には、ECUが搭載される。このECUは、電装装置が電源制御ボックスに接続されたときに、電源制御ボックスに接続され、電装装置の仕様を識別するための情報を電源制御部に通知する。これにより、電源制御部は、電装装置が電源制御ボックスに接続されたときに、電装装置の仕様を自動的に識別することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-43872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した方法によって識別する場合、電装装置の仕様を識別するための情報を通知するECUが必要となる。
【0006】
本開示は、電気機器の種類を識別するための情報を通知するECUを設けることなく、接続対象に接続された電気機器の種類を接続対象側で識別させる構成を実現しやすい技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタは、
電気機器を配線基板に接続するコネクタであって、
第1抵抗部を含む出力回路を有し、
前記出力回路は、前記コネクタが前記配線基板に接続された状態において、前記第1抵抗部の抵抗値に応じた抵抗値信号を前記配線基板側に出力する。
【0008】
本開示の車載用制御システムは、
本開示のコネクタと、
配線基板と、
前記配線基板に設置される制御回路と、を備え、
前記制御回路は、前記出力回路から出力された抵抗値信号に対応する制御を行う。
【発明の効果】
【0009】
本開示の技術によれば、電気機器の種類を識別するための情報を通知するECUを設けることなく、接続対象に接続された電気機器の種類を接続対象側で識別させる構成を実現しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態の車載用制御システムの電気的構成を概念的に示す説明図である。
図2は、制御回路、静電保護回路、及び出力回路の構成をより詳細にあらわす説明図である。
図3は、配線基板にコネクタが接続される第1の例を示す説明図である。
図4は、配線基板にコネクタが接続される第2の例を示す説明図である。
図5は、第1実施形態の制御回路が行う処理の流れを示すフローチャートである。
図6は、第1抵抗部の抵抗値と、電気機器と、ポートとの対応関係を示す説明図である。
図7は、第2実施形態の車載用制御システムの電気的構成を概念的に示す説明図である。
図8は、複数の第1抵抗部の抵抗値情報の組み合わせと制御パターンとの対応関係を示す説明図である。
図9は、第3実施形態の基板側コネクタの正面図である。
図10は、第3実施形態の第1のコネクタの切断面を後方から見た図である。
図11は、第3実施形態の第2のコネクタの切断面を後方から見た図である。
図12は、第3実施形態の第3のコネクタの切断面を後方から見た図である。
図13は、第3実施形態の第1のコネクタが配線基板に接続された状態の電気的構成を概念的に示す説明図である。
図14は、第3実施形態の第2のコネクタが配線基板に接続された状態の電気的構成を概念的に示す説明図である。
図15は、第3実施形態の第3のコネクタが配線基板に接続された状態の電気的構成を概念的に示す説明図である。
図16は、第3実施形態の制御回路が行う処理の流れを示すフローチャートである。
図17は、基板側コネクタに対するコネクタの接続位置を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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