TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024117993
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023024129
出願日
2023-02-20
発明の名称
麺線整形二つ折り装置及び二つ折り方法
出願人
株式会社ミヤビック
代理人
個人
主分類
A21C
9/08 20060101AFI20240823BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】
生麺を傷付ける事なくスムースに二つ折りにする。
【解決手段】
上流側に配置される第1コンベア120及び下流側に配置される第2コンベア130の搬送面を略面一となるように可能な限り接近させて配置し、麺線Mが第1コンベア120と第2コンベア130の両方の搬送面上に跨がって載置される所定の位置に達した段階で、第2コンベア130を、搬送面の面一の状態を維持したままスライドさせることによって第1コンベア120と第2コンベア130との間に隙間Sを生じさせる第1アクション、第2コンベア130の回転方向を逆転させる第2アクション、スライド機構の動作によって生じる第1コンベア120と第2コンベア130との隙間Sの上部に配置される押し板152を当該隙間Sに向かって突出させて麺線Mの一部を下方に押し込む第3アクション、これら第1~第3アクションを略同時に行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
上流側に配置される第1コンベア及び下流側に配置される第2コンベアを備え、
当該第1コンベアの搬送面と第2コンベアの搬送面とが略面一となるように可能な限り接近させて配置し、
前記第1コンベア若しくは前記第2コンベアの一方または両方を、前記面一の状態を維持したままスライドさせるスライド機構と、
前記第2コンベアの回転方向を所望のタイミングで逆転させる逆転機構と、
前記スライド機構の動作によって生じる前記第1コンベアと第2コンベアとの隙間上部に配置され、所望のタイミングで当該隙間に向かって進退動する押し板を備える
ことを特徴とする麺線整形二つ折り装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記第1コンベアの下流側ローラは前記第1コンベアの上流側ローラより小径とされ、且つ、前記第2コンベアの上流側ローラは前記第2コンベアの下流側ローラより小径とされている
ことを特徴とする麺線整形二つ折り装置。
【請求項3】
上流側に配置される第1コンベア及び下流側に配置される第2コンベアの搬送面を略面一となるように可能な限り接近させて配置し、
麺線が前記第1コンベアと前記第2コンベアの両方の搬送面上に跨がって載置される所定の位置に達した段階で、
前記第1コンベア若しくは前記第2コンベアの一方または両方を、前記面一の状態を維持したままスライドさせることによって前記第1のコンベアと第2のコンベアとの間に隙間を生じさせる第1アクション、
前記第2コンベアの回転方向を逆転させる第2アクション、
前記スライド機構の動作によって生じる前記第1コンベアと第2コンベアとの隙間上部に配置される押し板を当該隙間に向かって突出させて前記麺線の一部を下方に押し込む第3アクション、
これら第1~第3アクションを略同時に行う
ことを特徴とする麺線を二つ折りにする方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、中華麺、うどん麺、そば麺等の生麺を製造する工程において利用され、製造された細長い生麺(麺線)を整形するための装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
出願人は、既に、段違いに配置された3つのローラで形成される空間を利用して麺を丸める麺線整形丸め装置であって、下段に位置するローラを中心ローラとしたとき、当該中心ローラの半径方向等距離の位置に等間隔で3つ以上の周辺ローラを配置し、当該周辺ローラを自転させながら前記中心ローラの周りを公転させることによって麺を丸めると共に丸めた麺を順次送り出すことを特徴とする麺線整形丸め装置について特許出願を行い、特許を取得しているところである(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4896265号公報
特開2017-6091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、麺の種類や目的によっては、麺を丸めずに出荷したい場合もある。一方で生麺の長さは種類によって様々なタイプがあり、一般的には17~40センチ前後のものが多い。これをそのまま包装するのは容易ではないし、搬送が困難となるため生麺を2つ折にして包装等したいという要望がある。
【0005】
例えば特許文献2においては、複数並んで配置されているコンベアのうち一部のコンベア全体を回動させるように動かして2つ折りにする技術や(特許文献2の図7)、高さ方向に垂らした麺を水平方向に移動するプレートのようなもので2つ折りにする技術が公開されている(特許文献2の図13)。
【0006】
しかしながら、前者は機構が複雑となり且つ2つ折りにする時間を要するため作業効率が悪くなるし、後者は強度が高く縮れた蒸し麺を前提としているからこそ可能な構成であって強度が低く縮れていない生麺では麺が切れてしまう恐れもありそのまま採用することができない。
【0007】
そこで本発明は、こういった問題点を解決するべくなされたものであって、生麺を傷付ける事なくスムースに二つ折りにする装置を提供する事をその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するべく、本願発明は、上流側に配置される第1コンベア及び下流側に配置される第2コンベアを備え、当該第1コンベアの搬送面と第2コンベアの搬送面とが略面一となるように可能な限り接近させて配置し、前記第1コンベア若しくは前記第2コンベアの一方または両方を、前記面一の状態を維持したままスライドさせるスライド機構と、前記第2コンベアの回転方向を所望のタイミングで逆転させる逆転機構と、前記スライド機構の動作によって生じる前記第1コンベアと第2コンベアとの隙間上部に配置され、所望のタイミングで当該隙間に向かって進退動する押し板を備えることを特徴とする。
【0009】
このような構成を採用した事によって、蒸し麺などに比べて強度の低い生麺であっても、傷付けることなく且つ迅速に二つ折りにすることが可能となっている。即ち、第1コンベアの搬送面と第2コンベアの搬送面とを略平行に面一となるように配置してその搬送面上に載っている(寝ている)状態の生麺を二つ折りにできるため、従来技術のように麺を垂直方向にぶら下げた状態とならず、強度の低い生麺が自重や引っぱり力によって切れてしまうようなことは無い。また、一部のコンベア全体が回動するような動きも伴わないため、複雑な機構は不要であり短時間で折り曲げも完了する。
【0010】
また、前記第1コンベアの下流側ローラは前記第1コンベアの上流側ローラより小径とされ、且つ、前記第2コンベアの上流側ローラは前記第2コンベアの下流側ローラより小径とされていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ヤマハ株式会社
菓子
4か月前
株式会社日本麺機
製麺機
1か月前
不二製油株式会社
層状穀粉食品の製造方法
3か月前
株式会社飯田製作所
食品生地搬送装置
1か月前
理研ビタミン株式会社
ケーキ類用品質改良剤
1か月前
理研ビタミン株式会社
ケーキ生地用気泡安定剤
3か月前
ホシザキ株式会社
湿度調節庫
3か月前
不二製油株式会社
グルテンフリーパンの製造方法
3か月前
松谷化学工業株式会社
膨らみのよい揚げドーナツ
2か月前
不二製油株式会社
高加水バターケーキの製造方法
3か月前
日本製紙株式会社
ケーキおよびケーキの製造方法
1か月前
日清オイリオグループ株式会社
焼き菓子用水中油型乳化物
3か月前
株式会社New Innovations
食品製造装置
1か月前
株式会社ウエノフードテクノ
焼き菓子用品質改良剤
3か月前
三菱商事ライフサイエンス株式会社
冷凍生地パンの加速試験方法
3か月前
日油株式会社
製パン用改質剤
1か月前
山崎製パン株式会社
蒸しパンの製造方法
1か月前
Next Innovation合同会社
被載置物の姿勢制御装置
3か月前
Next Innovation合同会社
被載置物の姿勢制御装置
3か月前
Next Innovation合同会社
被載置物の姿勢制御装置
3か月前
株式会社豊製作所
麺皮片の製造装置
4か月前
株式会社大和製作所
麺製造装置
3か月前
府金製粉株式会社
パンの製造方法
3か月前
株式会社コバード
食品成形装置及び方法
1か月前
株式会社日清製粉ウェルナ
揚げ菓子の製造方法
2か月前
日清オイリオグループ株式会社
メレンゲ、及び該メレンゲを使用した加熱食品
4か月前
日本ハム株式会社
米粉パンの製造方法
3か月前
株式会社ADEKA
ベーカリー食品用食感改良剤
4か月前
松谷化学工業株式会社
多加水パン類製造用ゲル状組成物及び多加水パン類の製造方法
3か月前
昭和産業株式会社
湯種及びその製造方法、並びに湯種を用いる食品の製造方法
3か月前
山梨県
パンの製造方法、生地の製造方法、小麦粉焼成物の製造方法およびパン
3か月前
日清製粉株式会社
電子レンジ解凍用焼成済み冷凍パン類の製造方法
3か月前
小野工芸株式会社
食品焼成用天板
3か月前
ユーハ味覚糖株式会社
長期保存可能なパン様食品組成物
2日前
アピ株式会社
ベーカリー食品用の品質改良剤、及びそれを含むベーカリー食品
4か月前
三菱商事ライフサイエンス株式会社
ドーナツ類用吸油抑制剤およびドーナツ類の吸油抑制方法
2か月前
続きを見る
他の特許を見る