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公開番号2024116742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022531
出願日2023-02-16
発明の名称情報処理システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G06F 3/01 20060101AFI20240821BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザーの手の動きに対応して動くCGオブジェクトの操作性をより向上するための技術を提供する。
【解決手段】ユーザーの頭部に装着する第1デバイスは、ユーザーの手の動きに対応して動くCGオブジェクトを表示可能な表示部と、ユーザーの手を検知するための第1センサとを有する。ユーザーの手に装着する第2デバイスは、第2デバイスの姿勢を検知するための第2センサを有する。処理ユニットは、第1センサによりユーザーの手が検知できる場合には、第1センサによる検知結果からユーザーの手の姿勢を推定し、推定した手の姿勢に基づいてCGオブジェクトの向きを決定し、第1センサによりユーザーの手が検知できない場合には、第2センサにより検知された第2デバイスの姿勢に基づいてCGオブジェクトの向きを決定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザーの頭部に装着する第1デバイスと、
前記ユーザーの手に装着する第2デバイスと、
処理ユニットと、を備え、
前記第1デバイスは、前記ユーザーの前記手の動きに対応して動くコンピュータグラフィクス(CG)オブジェクトを表示可能な表示部と、前記ユーザーの前記手を検知するために利用可能な第1センサとを有し、
前記第2デバイスは、前記第2デバイスの姿勢を検知するための第2センサを有し、
前記処理ユニットは、
前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が検知できる場合には、前記第1センサによる検知結果から前記ユーザーの前記手の姿勢を推定し、前記推定した前記手の姿勢に基づいて前記CGオブジェクトの向きを決定し、
前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が検知できない場合には、前記第2センサにより検知された前記第2デバイスの姿勢に基づいて前記CGオブジェクトの向きを決定する、
情報処理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記処理ユニットは、
前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が検知できる場合には、前記第1センサによる検知結果から前記ユーザーの前記手の位置を推定し、前記推定した前記手の位置に基づいて前記CGオブジェクトの位置を決定する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2デバイスは、前記第2デバイスの位置を検知するための第3センサを有し、
前記処理ユニットは、
前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が検知できない場合には、前記第3センサにより検知された前記第2デバイスの位置に基づいて前記CGオブジェクトの位置を決定する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記処理ユニットは、
前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が検知できない場合には、所定の基準位置に基づいて前記CGオブジェクトの位置を決定する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記所定の基準位置は、前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が最後に検知できた位置である、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記所定の基準位置は、前記ユーザーの前記手が右手である場合と左手である場合とで異なる、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記ユーザーの前記手が右手である場合の前記所定の基準位置は、前記表示部の右下端であり、
前記ユーザーの前記手が左手である場合の前記所定の基準位置は、前記表示部の左下端である、
請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記処理ユニットは、
前記ユーザーの前記手が前記第1センサにより検知できたときの検知結果から、前記ユーザーの前記手が右手であるか左手であるかを判定し、
右手か左手かの判定結果に応じて前記所定の基準位置を切り替える、
請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記CGオブジェクトは、前記表示部に表示されているオブジェクトの中から前記ユーザーが操作の対象とするターゲットオブジェクトを指定するために使用されるユーザーインターフェースである、
請求項1~8のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記処理ユニットは、
前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が検知できない場合で、且つ、前記ユーザーが前記CGオブジェクトを用いて指定した前記ターゲットオブジェクトを操作中である場合は、前記CGオブジェクトの表示を更新しない、
請求項9に記載の情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムに関し、特にクロスリアリティで利用される情報処理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
現実世界と仮想世界を融合したエクスペリエンスを提供する技術として、クロスリアリティ(XR)が注目されている。XRのシステムでは、一般に、ユーザーの頭部に装着するヘッドマウントディスプレイ(HMD)が利用される。HMDの表示画面を操作するためのユーザーインターフェース(UI)の一つに、ユーザーの手の動きに対応して動くコンピュータグラフィクス(CG)オブジェクトを利用する方法がある。この種のCGオブジェクトは「ポインタ」や「カーソル」などと呼ばれ、中でもユーザーの手から光線状(直線状)に伸びるポインタは「レイ」とも呼ばれる。
【0003】
ユーザーは、ポインタを利用して、HMDに表示されるXR空間上の任意の位置やオブジェクトを指し示すことができる。さらに、ユーザーは、ハンドコントローラのボタン押下やハンドジェスチャーによるピンチなどの選択操作と組み合わせて、XR空間上のボタンを押す、スライダーを動かす、遠くにあるオブジェクトを引き寄せる、などの操作を行うことができる。
【0004】
例えば、特許文献1では、HMDに搭載したカメラで、ユーザーの手を撮影し、機械学習モデル等を用いて、手を撮影した画像を解析し、手の位置・姿勢を推定することで、レイの始点や方向を決める入力装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/055930号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、ユーザーの手が、HMDに搭載したカメラで撮影できる範囲の外に移動すると、手の位置・姿勢が推定できなくなる。そうすると、レイの始点や方向が決められずレイが投影できなくなり、ユーザーはレイで操作できなくなるという課題がある。
【0007】
そこで、本発明は、ユーザーの手の動きに対応して動くCGオブジェクトの操作性をより向上するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ユーザーの頭部に装着する第1デバイスと、前記ユーザーの手に装着する第2デバイスと、処理ユニットと、を備え、前記第1デバイスは、前記ユーザーの前記手の動きに対応して動くコンピュータグラフィクス(CG)オブジェクトを表示可能な表示部と、前記ユーザーの前記手を検知するために利用可能な第1センサとを有し、前記第2デバイスは、前記第2デバイスの姿勢を検知するための第2センサを有し、前記処理ユニットは、前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が検知できる場合には、前記第1センサによる検知結果から前記ユーザーの前記手の姿勢を推定し、前記推定した前記手の姿勢に基づいて前記CGオブジェクトの向きを決定し、前記第1センサにより前記ユーザーの前記手が検知できない場合には、前記第2センサにより検知された前記第2デバイスの姿
勢に基づいて前記CGオブジェクトの向きを決定する、情報処理システムを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザーの手の動きに対応して動くCGオブジェクトの操作性をより向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は情報処理システムの全体構成を示す図である。
図2は情報処理システムの内部構成を示す図である。
図3はレイの表示処理のフローチャートである。
図4A、図4Bは撮像部の画角を示す図である。
図5はHMDの表示画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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