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公開番号2025012906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116093
出願日2023-07-14
発明の名称画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像形成条件の調整に使用される調整パターンとユーザ画像との重複を回避できる仕組みを提供する。
【解決手段】画像形成システムは、画像形成条件に基づきシートにユーザ画像を形成し、かつ、画像形成条件を調整するための調整パターンを前記シートに形成することが可能な画像形成手段と、前記画像形成手段からの前記シートを光学的に読み取って読取画像を示す読取画像データを出力する読取手段と、前記読取画像に含まれる前記調整パターンの読取結果に基づき前記画像形成条件を調整する調整手段と、前記シートに形成される前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記調整パターンを含む形成領域と重複している場合、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複していることを通知する表示を行う制御手段と、を備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
画像形成条件に基づきシートにユーザ画像を形成し、かつ、前記画像形成条件を調整するための調整パターンを前記シートに形成することが可能な画像形成手段と、
前記画像形成手段からの前記シートを光学的に読み取って読取画像を示す読取画像データを出力する読取手段と、
前記読取画像に含まれる前記調整パターンの読取結果に基づき前記画像形成条件を調整する調整手段と、
前記シートに形成される前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記調整パターンを含む形成領域と重複している場合、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複していることを通知する表示を行う制御手段と、
を備えている、画像形成システム。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記制御手段は、前記画像形成手段によって前記シートに形成される前記ユーザ画像及び前記調整パターンのプレビュー画面を表示手段に表示する制御を行い、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複している場合、前記プレビュー画面において、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複していることを通知する表示を行う、請求項１に記載の画像形成システム。
【請求項３】
前記制御手段は、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複している場合、ユーザ操作によらず前記プレビュー画面を表示する、或いは、前記プレビュー画面を表示する操作を行うことを要求するオブジェクトを前記表示手段に表示する、請求項２に記載の画像形成システム。
【請求項４】
前記制御手段は、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複している場合、前記プレビュー画面における前記調整パターン又は前記ユーザ画像の表示態様を、前記ユーザ画像と前記形成領域とが重複していない場合の前記プレビュー画面における前記調整パターン又は前記ユーザ画像の表示態様とは異ならせる、請求項２に記載の画像形成システム。
【請求項５】
前記制御手段は、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複している場合、前記形成領域の中に形成される前記ユーザ画像の部分の前記プレビュー画面における表示態様を、前記ユーザ画像と前記形成領域とが重複していない場合の当該部分の前記プレビュー画面における表示態様とは異ならせる、請求項４に記載の画像形成システム。
【請求項６】
前記制御手段は、前記形成領域を示す枠線を前記プレビュー画面に表示し、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複している場合、前記プレビュー画面における前記枠線の表示態様を、前記ユーザ画像と前記形成領域とが重複していない場合の前記枠線の表示態様とは異ならせる、請求項２に記載の画像形成システム。
【請求項７】
前記制御手段は、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複している場合、前記形成領域を示す枠線を前記プレビュー画面に表示し、前記ユーザ画像と前記形成領域とが重複していない場合、前記形成領域を示す枠線を前記プレビュー画面に表示しない、請求項２に記載の画像形成システム。
【請求項８】
前記制御手段は、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複している場合、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複していることを示すオブジェクトを前記プレビュー画面に表示し、前記ユーザ画像と前記形成領域とが重複していない場合、前記オブジェクトを前記プレビュー画面に表示しない、請求項２に記載の画像形成システム。
【請求項９】
前記制御手段は、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複している場合、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複していることを示すオブジェクトを前記プレビュー画面に表示し、前記ユーザ画像と前記形成領域とが重複していない場合、前記ユーザ画像と前記形成領域とが重複していないことを示すオブジェクトを前記プレビュー画面に表示する、請求項２に記載の画像形成システム。
【請求項１０】
前記制御手段は、自動調整モードに設定されている場合に前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複していることを検出すると、前記ユーザ画像と前記形成領域が重複しない様に前記形成領域を移動可能であるかを判定し、移動可能であると判定した場合には、前記ユーザ画像と前記形成領域が重複しない様に前記形成領域を移動させて前記プレビュー画面を前記表示手段に表示する、請求項２に記載の画像形成システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像形成条件を調整するための調整パターンを形成する画像形成システムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、シートの周縁領域（即ち、ユーザによる画像（以下、ユーザ画像）が形成されない余白領域）に階調を調整するための調整パターンを形成し、調整パターンの読取結果に基づき画像形成条件を調整する画像形成システムが知られている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－０８１６２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
シートの周縁領域には、コンテンツ画像がユーザ画像の一部としてユーザによって配置され得る。コンテンツ画像は、例えば、シリアル番号、１次元バーコード、２次元バーコード等の印刷物の管理を目的とする画像であり得る。あるいは、コンテンツ画像は、シートの断裁処理における断裁位置を示すトリムマーク等の後工程で使用される画像であり得る。
【０００５】
この様なコンテンツ画像が調整パターンに重ねて形成されると、調整パターンの読取精度が劣化し、画像形成条件を精度よく設定することができなくなる。
【０００６】
本発明は、上述した事情に鑑み、画像形成条件の調整に使用される調整パターンとユーザ画像との重複を回避できる仕組みを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の一態様によると、画像形成システムは、画像形成条件に基づきシートにユーザ画像を形成し、かつ、前記画像形成条件を調整するための調整パターンを前記シートに形成することが可能な画像形成手段と、前記画像形成手段からの前記シートを光学的に読み取って読取画像を示す読取画像データを出力する読取手段と、前記読取画像に含まれる前記調整パターンの読取結果に基づき前記画像形成条件を調整する調整手段と、前記シートに形成される前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記調整パターンを含む形成領域と重複している場合、前記ユーザ画像の少なくとも一部が前記形成領域と重複していることを通知する表示を行う制御手段と、を備えている。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によると、調整パターンとユーザ画像との重複を回避する仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
幾つかの実施形態による画像形成システムの構成図。
幾つかの実施形態による画像形成装置の構成図。
幾つかの実施形態によるリーダの構成図。
幾つかの実施形態によるラインセンサの構成図。
幾つかの実施形態による設定画面の例を示す図。
幾つかの実施形態によるプレビュー画面の例を示す図。
幾つかの実施形態によるプレビュー画面の例を示す図。
幾つかの実施形態による印刷処理のフローチャート。
幾つかの実施形態による処理部の構成図。
幾つかの実施形態によるプレビュー画面の例を示す図。
幾つかの実施形態によるプレビュー画面の例を示す図。
幾つかの実施形態によるプレビュー画面の例を示す図。
幾つかの実施形態によるプレビュー画面の例を示す図。
幾つかの実施形態による調整パターンの移動処理のフローチャート。
調整パターンの移動処理の説明図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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