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公開番号2025013150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024059410
出願日2024-04-02
発明の名称インク収容容器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250117BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】種々のインクについても良好な視認性を確保しつつ簡便な構造で注入の利便性を確保するインク収容容器を提供する。すなわち、脱炭素/循環型社会などの持続可能な社会の実現に貢献し得る。
【解決手段】内部にインクを収容するインク収容部と、前記インク収容部に連通するインク注入部と、を有するインク収容容器であって、前記インク収容部は、内壁の表面自由エネルギーが、前記インクの表面張力よりも低い領域であり、前記インク注入部は、前記インクを前記インク収容部から注ぐ際に前記インクが触れる内壁部分の表面自由エネルギーが、前記インクの表面張力よりも高い領域である、ことを特徴とするインク収容容器の提供。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部にインクを収容するインク収容部と、前記インク収容部に連通するインク注入部と、を有するインク収容容器であって、
前記インク収容部は、内壁の表面自由エネルギーが、前記インクの表面張力よりも低い領域であり、
前記インク注入部は、前記インクを前記インク収容部から注ぐ際に前記インクが触れる内壁部分の表面自由エネルギーが、前記インクの表面張力よりも高い領域である、ことを特徴とするインク収容容器。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記インクはインクジェットプリンタ用インクであり、前記インク収容容器は、インクジェットプリンタに前記インクを注入するための、請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項3】
前記インク収容部の内壁に対する前記インクの接触角が70度以上である、請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項4】
前記インク注入部の内壁に対する前記インクの接触角が40度以下である、請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項5】
前記インクの表面張力が、25mN/m~40mN/mである、請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項6】
前記インク収容部を構成する部材のヘイズ値が30%以下である、請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項7】
前記インク収容部の内壁の材質がパーフルオロアルキル基を有する化合物を含む、請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項8】
前記インク収容部の内壁の表面自由エネルギーと前記インクの表面張力の差が5mN/m以上である、請求項1に記載のインク収容容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インク収容容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクジェットプリンタ等のインク吐出装置のインクタンクにインクを補給するためのインク収容容器が知られている。インク収容容器に求められる機能として、内容物の視認性、インク注ぎやすさ、保存信頼性、といった項目が挙げられる(特許文献1等参照)。例えば内容物の視認性が悪いと、ユーザーが使いかけのインク収容容器を視認した際に実際に残っている量よりももっと多くのインクが残っているように誤認してしまう恐れがある。そのため、容器の透明性を確保するなどして一目で内容量がわかるほうが望ましい。
【0003】
これと同時に注ぎやすさも重要である。例えば先細り状のノズルがボトルについていてプリンタのタンクに差し込めるものや、ボトル先端に注入用のピンを設けてプリンタのタンクに差し込めるもの、プリンタのタンク側にピンを設けてボトルには差し込み口を設けたもの等、様々な工夫が挙げられる。
【0004】
特許文献1においても残量の視認性向上やインク注入の利便性が述べられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-245080号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
昨今多種多様なインクが開発されており、その特性も様々である。例えば紙以外の物質に印刷するためのインク等が挙げられ、インクが染み込みにくい塩化ビニール等の材質に対して使用されるものも見られるようになった。
【0007】
このようなインクでは、水が染み込みにくい材質に対する印字定着性を確保するため、一般的な紙に印刷することを想定したインクに比べて有機溶剤が多く使われることがある。そして、このように有機溶剤が多く含まれるインクでは表面張力が低くなる傾向にある。そのため、場合によっては特許文献1に記載の材質でできたインク収容容器でも、インクが内壁にヌレ広がるケースがあり得る。
【0008】
また、注ぎやすさに関しても特許文献1に記載の蛇腹構造は、可動部であるがゆえに繰り返し使用すると摩耗し破損する恐れもある。
【0009】
本開示はこれらの課題を鑑みて、種々のインクについても良好な視認性を確保しつつ簡便な構造で注入の利便性を確保するインク収容容器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、内部にインクを収容するインク収容部と、前記インク収容部に連通するインク注入部と、を有するインク収容容器であって、前記インク収容部は、内壁の表面自由エネルギーが、前記インクの表面張力よりも低い領域であり、前記インク注入部は、前記インクを前記インク収容部から注ぐ際に前記インクが触れる内壁部分の表面自由エネルギーが、前記インクの表面張力よりも高い領域である、ことを特徴とするインク収容容器を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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