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公開番号
2024115131
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020624
出願日
2023-02-14
発明の名称
分散装置および堆積装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
1/732 20120101AFI20240819BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】材料を良好に分散することができる分散装置および堆積装置を提供すること。
【解決手段】チャンバーを有し、チャンバー内で繊維を含む材料を撹拌し、分散する分散部と、チャンバーに接続され、チャンバーに材料を空気とともに供給する供給管と、を備え、供給管は、チャンバー側に位置し、第1方向に沿って延在する第1部分と、第1方向と交わる第2方向に沿って延在する第2部分と、第1部分と第2部分とを接続する第3部分と、を有し、第1部分、第2部分および第3部分のうちの少なくとも1つは、内部流路の横断面形状が短軸と長軸とを有する長尺形状をなしていることを特徴とする分散装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
チャンバーを有し、前記チャンバー内で繊維を含む材料を撹拌し、分散する分散部と、
前記チャンバーに接続され、前記チャンバーに前記材料を空気とともに供給する供給管と、を備え、
前記供給管は、前記チャンバー側に位置し、第1方向に沿って延在する第1部分と、前記第1方向と交わる第2方向に沿って延在する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを接続する第3部分と、を有し、
前記第1部分、前記第2部分および前記第3部分のうちの少なくとも1つは、内部流路の横断面形状が短軸と長軸とを有する長尺形状をなしていることを特徴とする分散装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記第1部分は、前記内部流路の横断面形状が短軸と長軸とを有する長尺形状をなしている請求項1に記載の分散装置。
【請求項3】
前記長軸の長さをd1とし、前記短軸の長さをd2としたとき、
d2/d1は、0.1以上0.8以下を満足する請求項2に記載の分散装置。
【請求項4】
前記第1部分の長さをL1としたとき、
L1/d1は、2以上200以下を満足する請求項2に記載の分散装置。
【請求項5】
前記第2部分および前記第3部分のうちの少なくとも一方は、前記内部流路の横断面形状が短軸と長軸とを有する長尺形状をなしている請求項2ないし4のいずれか1項に記載の分散装置。
【請求項6】
前記分散部は、互いに並設され、旋回流を形成する第1旋回流形成部および第2旋回流形成部を有し、
前記長軸は、前記第1旋回流形成部および前記第2旋回流形成部が並んでいる方向に沿った向きである請求項2ないし4のいずれか1項に記載の分散装置。
【請求項7】
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の分散装置と、
前記分散部により分散された前記材料を堆積させる堆積部と、を備えることを特徴とする堆積装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分散装置および堆積装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年では、水を極力使用しない乾式によるシート製造装置が提案されている。乾式のシート製造装置としては、古紙のような繊維を含む原料を解繊する解繊部と、解繊部で生成された解繊物を気中に分散させる分散部と、分散された解繊物を堆積させる堆積部と、堆積部で生成された堆積物をシート状に成形する成形部と、を備える構成が知られている。
【0003】
特許文献1に記載の装置では、供給管を介して解繊物が分散部に供給され、分散部内で解繊物を撹拌し、ほぐした後に解繊物を分散する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-132843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、十分にほぐされていない解繊物の塊が分散部に供給されることがあり、この状態が生じると、解繊物の塊の大きさや量等の程度によっては、分散部内での撹拌だけでは十分に解繊物をほぐすことができないおそれがある。この場合、解繊物を効率よく、良好に分散することができず、また、残存した解繊物の塊によって分散部等に目詰まりを生じ、処理効率の低下、装置の故障、装置の停止等の原因になりかねないという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の分散装置は、チャンバーを有し、前記チャンバー内で繊維を含む材料を撹拌し、分散する分散部と、
前記チャンバーに接続され、前記チャンバーに前記材料を空気とともに供給する供給管と、を備え、
前記供給管は、前記チャンバー側に位置し、第1方向に沿って延在する第1部分と、前記第1方向と交わる第2方向に沿って延在する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを接続する第3部分と、を有し、
前記第1部分、前記第2部分および前記第3部分のうちの少なくとも1つは、内部流路の横断面形状が短軸と長軸とを有する長尺形状をなしていることを特徴とする。
【0007】
本発明の堆積装置は、本発明の分散装置と、
前記分散部により分散された前記材料を堆積させる堆積部と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の第1実施形態に係る分散装置および堆積装置を備えるシート製造装置を示す概略側面図である。
図2は、図1に示す分散装置および堆積装置の斜視図である。
図3は、図2中のC-C線断面図である。
図4は、図2に示す供給管の断面平面図である。
図5は、図3に示す供給管の縦断面図である。
図6は、図5中A-A線断面図である。
図7は、図5中B-B線断面図である。
図8は、第2実施形態に係る分散装置が備える供給管の第2部分の横断面図(図5中B-B線断面図に相当)である。
図9は、第3実施形態に係る分散装置が備える供給管の第2部分の横断面図(図5中B-B線断面図に相当)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の分散装置および堆積装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る分散装置および堆積装置を備えるシート製造装置を示す概略側面図である。図2は、図1に示す分散装置および堆積装置の斜視図である。図3は、図2中のC-C線断面図である。図4は、図2に示す供給管の断面平面図である。図5は、図3に示す供給管の縦断面図(x-z平面断面図)である。図6は、図5中A-A線断面図(y-z平面断面図)である。図7は、図5中B-B線断面図(x-y平面断面図)である。
(【0011】以降は省略されています)
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