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公開番号
2024114122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023019614
出願日
2023-02-13
発明の名称
害虫捕獲装置および害虫捕獲方法
出願人
レック株式会社
代理人
個人
主分類
A01M
1/02 20060101AFI20240816BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】害虫を効率的に捕獲する装置およびこれを用いた捕獲方法を提供することを目的とする。
【解決手段】害虫が侵入可能な開口部が形成され、内部に血液由来の誘引剤を備える捕獲容器と、前記開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造を備える害虫捕獲装置、およびこれを用いた害虫捕獲方法。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
害虫が侵入可能な開口部が形成され、内部に血液由来の誘引剤を備える捕獲容器と、前記開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造を備える害虫捕獲装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
捕獲容器が、さらに天板を備え、前記天板に、害虫が侵入可能な開口部が形成されており、かつ開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造が、前記天板に立設された遮光板である請求項1に記載の害虫捕獲装置。
【請求項3】
捕獲容器の内部に、害虫捕獲装置を設置する際略鉛直になるように害虫の動きを抑制するための抑制手段を備える請求項2に記載の害虫捕獲装置。
【請求項4】
遮光板が天板に対して15度以上90度以下の角度で立設された請求項2または3に記載の害虫捕獲装置。
【請求項5】
開口部が天板の縁部の少なくとも一部に接するように設けられるとともに、遮光板が、前記天板の縁部の少なくとも一部に接するように、かつ前記開口部を覆うように設けられている請求項2~4のいずれか一項に記載の害虫捕獲装置。
【請求項6】
天板の少なくとも一部に色が施されている、請求項2~5のいずれか一項に記載の害虫捕獲装置。
【請求項7】
天板全体に色が施されている、請求項6に記載の害虫捕獲装置。
【請求項8】
色が単一の濃度で施されている、請求項6または7に記載の害虫捕獲装置。
【請求項9】
色が黒色および赤色から選ばれる一以上である、請求項6~8のいずれか一項に記載の害虫捕獲装置。
【請求項10】
色がグラデーションを有するように施されている、請求項6に記載の害虫捕獲装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、害虫捕獲装置、および係る装置による害虫捕獲方法に関する。詳しくは、本発明は、血液由来の誘引剤を用いた害虫捕獲装置、および係る装置による害虫捕獲方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
蚊等の害虫は、人間や動物の血を吸う有害な昆虫の一種である。蚊等の害虫を捕獲する装置については、黒色の外観を有する物体および熱または炭酸ガスを併用し害虫を誘引する捕獲装置、光源を利用し害虫を誘引する捕獲装置等が知られている。これらの技術はいずれも吸血や採餌に関する行動習性を利用したものであり、熱や炭酸ガスの発生装置を必要とするため、装置が複雑になる、大型になる、重たい、または高価であるという傾向があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-189030号
特表2018-519851号
特開2019-206488号
特開2015-62401号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、上記背景技術の問題点を解決し、害虫を効率的に捕獲する装置およびこれを用いた捕獲方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち本明細書は、以下の実施形態を提供する。
【0006】
実施形態1:
害虫が侵入可能な開口部が形成され、内部に血液由来の誘引剤を備える捕獲容器と、前記開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造を備える害虫捕獲装置。
実施形態2:
捕獲容器が、さらに天板を備え、前記天板に、害虫が侵入可能な開口部が形成されており、かつ開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造が、前記天板に立設された遮光板である実施形態1に記載の害虫捕獲装置。
実施形態3:
捕獲容器の内部に、害虫捕獲装置を設置する際略鉛直になるように害虫の動きを抑制するための抑制手段を備える実施形態2に記載の害虫捕獲装置。
実施形態4:
遮光板が天板に対して15度以上90度以下の角度で立設された実施形態2または3に記載の害虫捕獲装置。
実施形態5:
開口部が天板の縁部の少なくとも一部に接するように設けられるとともに、遮光板が、前記天板の縁部の少なくとも一部に接するように、かつ前記開口部を覆うように設けられている実施形態2~4のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態6:
天板の少なくとも一部に色が施されている、実施形態2~5のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態7:
天板全体に色が施されている、実施形態6に記載の害虫捕獲装置。
実施形態8:
色が単一の濃度で施されている、実施形態6または7に記載の害虫捕獲装置。
実施形態9:
色が、黒色および赤色から選ばれる一以上である、実施形態6~8のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態10:
色がグラデーションを有するように施されている、実施形態6に記載の害虫捕獲装置。
実施形態11:
色が、黒色および赤色から選ばれる一以上である、実施形態10に記載の害虫捕獲装置。
実施形態12:
色が模様を形成している、実施形態6に記載の害虫捕獲装置。
実施形態13:
模様がグラデーション効果を有する、実施形態12に記載の害虫捕獲装置。
実施形態14:
開口部の面積が4cm
2
以上144cm
2
以下であり、前記開口部の形状が略円形または略矩形である実施形態1~13のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態15:
害虫が、吸血性の飛翔害虫または匍匐害虫である実施形態1~14のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態16:
吸血性の飛翔害虫または匍匐害虫が、蚊である実施形態15に記載の害虫捕獲装置。
実施形態17:
血液由来の誘引剤が、乳酸、乳酸誘導体、5´-アデニル酸、アデノシン3リン酸、グロブリン、アルブミン、フィブリノゲン、免疫グロブリン、無機塩類、糖質、及び脂質から選ばれる一以上である、実施形態1~16のいずれかに記載の害虫捕獲装置。
実施形態18:
実施形態1~17のいずれかに記載の害虫捕獲装置を使用する害虫捕獲方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、害虫を効率的に捕獲する装置およびこれを用いた捕獲方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す斜視図である。
本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す正面図である。
本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す上面図である。
本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す側面図である。
図5Aは、試験1~6に用いた害虫捕獲装置を示す斜視図である。図5Bは、試験7に用いた害虫捕獲装置を示す斜視図である。
図6Aは、試験1~6に用いた害虫捕獲装置における天板を示す上面図である。図6Bは、試験7に用いた害虫捕獲装置における天板を示す上面図である。
本発明の第2実施形態に係る害虫捕獲装置を示す、三方向からの斜視図である。
本発明に係る天板の例を示す図である。それぞれ開口部の縁部から天板の縁部方向に向かって、色、線、あるいは柄による模様やグラデーション効果により、徐々に色味が淡く(明るく)なるように構成されている。
図9Aは、本発明の変形例に係る害虫捕獲装置を示す斜視図であり、グレー乃至黒の半円状の部分は開口部を示す。図9Bは、本発明の害虫捕獲方法における、装置の設置例(テーブルの下面に設置)を示す図である。
図10は、本発明の第1実施形態に係る害虫捕獲装置を示す斜視図である。捕獲容器の内部の斜線で示された部分は、捕獲容器内部に備えられた誘引剤を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る害虫捕獲装置は、害虫が侵入可能な開口部が形成された天板を有し、内部に血液由来の誘引剤を備える捕獲容器と、前記開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造を備える。天板には、立設された遮光板を備えてもよい。
【0010】
誘引剤を備えることにより、誘引剤によって引き寄せた害虫を捕獲容器内部に捕獲することができる。また、開口部付近が周囲より暗くなる空間を形成可能な構造を備えることにより、天板に暗がりができ、暗所を好む害虫を天板に引き寄せることができる。そして、捕獲容器の天板には、害虫が侵入可能な開口部が形成されているため、捕獲容器の内部に害虫を引き寄せ、害虫を捕獲容器内部に捕獲することができる。また、誘引剤と暗がりの相乗効果により、より効率的に害虫を引き寄せ、害虫を捕獲容器内部に捕獲することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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