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公開番号
2024180664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024184742,2023175188
出願日
2024-10-21,2019-10-02
発明の名称
線量計及びシステム
出願人
トーレック株式会社
,
国立大学法人東北大学
代理人
個人
主分類
G01T
1/20 20060101AFI20241219BHJP(測定;試験)
要約
【課題】放射線の検出結果を、その放射線を検出している場所から離れた位置でリアルタイムに確認することができる線量計及びシステムを提供する。
【解決手段】線量計10は、放射線を受けて光を発する放射線検出部100と、放射線検出部100が放射線を受けて発した光を伝送する光ファイバー200と、光ファイバー200で伝送された光を検出する光検出部310と、光検出部310で検出された検出データを無線送信する無線送信部330とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線を検出する線量計であって、
放射線を受けて光を発する放射線検出部と、
前記放射線検出部が放射線を受けて発した光を伝送する光ファイバーと、
前記光ファイバーで伝送された光を検出する光検出部と、
前記光検出部で検出された検出データを無線送信する無線送信部と、
を備えることを特徴とする線量計。
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【請求項2】
請求項1の線量計において、
前記検出データは、前記放射線の線量率及び積算線量の少なくとも一方であることを特徴とする線量計。
【請求項3】
請求項1又は2の線量計において、
前記検出データは、前記放射線の照射時間を含むことを特徴とする線量計。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかの線量計において、
前記光ファイバーと前記光検出部とを有する放射線検出プローブを複数備え、
前記無線送信部は、前記複数の放射線検出プローブで検出された複数の検出データの全部又は一部を無線送信することを特徴とする線量計。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかの線量計において、
前記検出データ又は前記検出データに基づいて生成した警報を、画面表示又は音で出力する出力部を、更に備えることを特徴とする線量計。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかの線量計において、
前記複数の放射線検出プローブで検出された複数の検出データの最大値を無線送信し、又は、前記複数の検出データの最大値を出力することを特徴とする線量計。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかの線量計と、前記線量計から無線送信された検出データを受信して処理する外部装置と、を備えるシステム。
【請求項8】
請求項7のシステムにおいて、
前記外部装置は、前記線量計から前記検出データ又は前記検出データに基づいて生成した警報を、画面表示又は音で出力する出力部を備えることを特徴とするシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線などの放射線の線量をリアルタイムに測定する線量計及びシステムに関するものである。
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【背景技術】
【0002】
従来、蛍光体が放射線を受けて発した光を、光ファイバーを介して光検出部に伝送する線量計が開示されている(特許文献1参照)。この線量計によれば、放射線を用いて撮影または透視される画像への影響を抑えつつ、その画像撮影または透視中に放射線の線量をリアルタイムに測定することができる、とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記線量計において、放射線の検出結果を、その放射線を検出している場所から離れた位置(例えば、線量計が設置された部屋と間に防護壁を有する別室)でリアルタイムに確認できるようにしたい、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一態様に係る放射線を検出する線量計は、放射線を受けて光を発する放射線検出部と、前記放射線検出部が放射線を受けて発した光を伝送する光ファイバーと、前記光ファイバーで伝送された光を検出する光検出部と、前記光検出部で検出された検出データを無線送信する無線送信部とを備える。
前記線量計において、前記検出データは、前記放射線の線量率及び積算線量の少なくとも一方であってもよい。また、前記検出データは、前記放射線の照射時間を含んでもよい。
前記線量計において、前記光ファイバーと前記光検出部とを有する放射線検出プローブを複数備え、前記無線送信部は、前記複数の放射線検出プローブで検出された複数の検出データの全部又は一部を無線送信してもよい。
前記線量計において、前記検出データ又は前記検出データに基づいて生成した警報を、画面表示又は音で出力する出力部を更に備えてもよい。
前記線量計において、前記複数の放射線検出プローブで検出された複数の検出データの最大値を無線送信してもよいし、又は、前記複数の検出データの最大値を出力してもよい。
【0005】
本発明の他の態様に係るシステムは、前記いずれかの線量計と、前記線量計から無線送信された検出データを受信して処理する外部装置と、を備える。
前記システムにおいて、前記外部装置は、前記線量計から前記検出データ又は前記検出データに基づいて生成した警報を、画面表示又は音で出力する出力部を備えてもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、蛍光体が放射線を受けて発した光を光ファイバーで伝送し、その光ファイバーで伝送された光を検出する光検出部の検出データを無線送信することにより、放射線の検出結果を、その放射線を検出している場所から離れた位置でリアルタイムに確認できることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態に係る線量計の全体構成の一構成例を示す概略構成図。
本実施形態の線量計を用いて、医用画像診断のX線画像撮影または透視中にX線の線量をリアルタイム測定している様子を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、本実施形態では、本発明をX線の線量を測定する線量計に適用した例について説明するが、本発明は、X線以外の放射線の線量を測定する線量計にも適用することができる。
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る線量計の全体構成の一構成例を示す概略構成図である。図1において、本実施形態の線量計10は、複数の放射線検出部としてのX線検出部(センサ部)100(1)~100(N)と、複数の光伝送体としての光ファイバー200(1)~200(N)と、本体装置300とを備える。本体装置300は、光検出部310と制御・処理部320と無線送信部330とを備える。また、本体装置300は、必須ではないが、出力部として液晶ディスプレイなどの表示部340やスピーカなどの音出力部350を備えてもよい。
【0010】
複数のX線検出部100(1)~100(N)及び複数の光ファイバー200はそれぞれ1組ずつ一体的に構成され、複数のX線検出装置である放射線検出プローブとしてのX線検出プローブ50(1)~50(N)となる。X線検出プローブ50(1)~50(N)の数(N)は、検出対象の種類や同時測定箇所の数に応じて設定され、1組又は2組であってもよいし、図1の例のように3組以上(例えば4組又は5組)であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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