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公開番号2025039100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023145951
出願日2023-09-08
発明の名称外観検査装置
出願人有限会社フィット
代理人個人
主分類G01N 21/88 20060101AFI20250313BHJP(測定;試験)
要約【課題】側面が鏡面となっている立体状の被検査体の側面の状態を検査するための外観検査装置の具体的な構成を提案する。
【解決手段】側面2aが鏡面となっている立体状の被検査体2の側面2aの状態を検査するための外観検査装置1は、被検査体2が載置される検査台3と、検査台3に載置され被検査体2の下側に配置されるとともに被検査体2が載置されるシート状のチャート4と、被検査体2の上方に配置される撮影機構5とを備えている。チャート4は、チャート4の上面に描かれたチャートパターンが被検査体2の側面2aの全体に映る大きさに形成されている。撮影機構5は、被検査体2の側面2aに映るチャートパターンを撮影する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
側面が鏡面となっている立体状の被検査体の前記側面の状態を検査するための外観検査装置であって、
前記被検査体が載置される検査台と、前記検査台に載置され前記被検査体の下側に配置されるとともに前記被検査体が載置されるシート状のチャートと、前記被検査体の上方に配置される撮影機構とを備え、
前記チャートは、前記チャートの上面に描かれたチャートパターンが前記被検査体の前記側面の全体に映る大きさに形成され、
前記撮影機構は、前記被検査体の前記側面に映る前記チャートパターンを撮影することを特徴とする外観検査装置。
続きを表示（約 560 文字）【請求項２】
前記チャートは、前記検査台の上面に貼り付けられていることを特徴とする請求項１記載の外観検査装置。
【請求項３】
側面が鏡面となっている立体状の被検査体の前記側面の状態を検査するための外観検査装置であって、
前記被検査体の上側に配置されるシート状のチャートと、前記チャートの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置される前記チャートの上面が固定されるチャート保持部材と、前記被検査体の下方に配置される撮影機構とを備え、
前記チャートは、前記チャートの下面に描かれたチャートパターンが前記被検査体の前記側面の全体に映る大きさに形成され、
前記撮影機構は、前記被検査体の前記側面に映る前記チャートパターンを撮影することを特徴とする外観検査装置。
【請求項４】
前記被検査体が載置される透明な検査台を備えることを特徴とする請求項３記載の外観検査装置。
【請求項５】
前記被検査体の外周側に配置され前記被検査体の前記側面に映る前記チャートパターンを前記撮影機構側に向かって反射する反射部材を備え、
前記撮影機構は、前記反射部材で反射した前記チャートパターンを撮影することを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の外観検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、側面が鏡面となっている立体状の被検査体の側面の状態を検査するための外観検査装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、超音波ガスメータ部品の歪み検査装置が知られている（たとえば、特許文献１参照）。特許文献１に記載の歪み検査装置は、表面が鏡面となっている整流板の表面の歪みを検査する。この歪み検査装置は、整流板の表面に投影されるテストパターンと、テストパターンが投影された整流板の表面を撮像する撮像装置と、撮像装置で撮像された画像に基づいて整流板の良否を判定する判定装置とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００９－２１６３８９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本願発明者は、側面が鏡面となっている立体状の被検査体の側面の状態を検査するための外観検査装置を開発している。特許文献１には、表面が鏡面となっている平板状の被検査体の表面の状態を検査するための検査装置は開示されている。しかしながら、従来、側面が鏡面となっている立体状の被検査体の側面の状態を検査するための外観検査装置の具体的な構成は開示されていない。
【０００５】
そこで、本発明の課題は、側面が鏡面となっている立体状の被検査体の側面の状態を検査するための外観検査装置の具体的な構成を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を解決するため、本発明の外観検査装置は、側面が鏡面となっている立体状の被検査体の側面の状態を検査するための外観検査装置であって、被検査体が載置される検査台と、検査台に載置され被検査体の下側に配置されるとともに被検査体が載置されるシート状のチャートと、被検査体の上方に配置される撮影機構とを備え、チャートは、チャートの上面に描かれたチャートパターンが被検査体の側面の全体に映る大きさに形成され、撮影機構は、被検査体の側面に映るチャートパターンを撮影することを特徴とする。
【０００７】
本発明の外観検査装置では、検査台に載置されるシート状のチャートに被検査体が載置されており、チャートは、チャートの上面に描かれたチャートパターンが被検査体の側面の全体に映る大きさに形成されている。また、本発明では、被検査体の上方に配置される撮影機構が、被検査体の側面に映るチャートパターンを撮影している。そのため、本発明では、撮影機構で撮影された画像に基づいて被検査体の側面の状態を検査することが可能になる。すなわち、本発明では、検査台に載置されるシート状のチャートを用いた簡易な構成で被検査体の側面の状態を検査することが可能になる。
【０００８】
本発明において、チャートは、検査台の上面に貼り付けられていることが好ましい。このように構成すると、被検査体をチャートに載置する際のチャートのずれを防止することが可能になる。
【０００９】
また、上記の課題を解決するため、本発明の外観検査装置は、側面が鏡面となっている立体状の被検査体の側面の状態を検査するための外観検査装置であって、被検査体の上側に配置されるシート状のチャートと、チャートの厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されるチャートの上面が固定されるチャート保持部材と、被検査体の下方に配置される撮影機構とを備え、チャートは、チャートの下面に描かれたチャートパターンが被検査体の側面の全体に映る大きさに形成され、撮影機構は、被検査体の側面に映るチャートパターンを撮影することを特徴とする。
【００１０】
本発明の外観検査装置では、チャート保持部材に固定されるシート状のチャートが被検査体の上側に配置されており、チャートは、チャートの下面に描かれたチャートパターンが被検査体の側面の全体に映る大きさに形成されている。また、本発明では、被検査体の下方に配置される撮影機構が、被検査体の側面に映るチャートパターンを撮影している。そのため、本発明では、撮影機構で撮影された画像に基づいて被検査体の側面の状態を検査することが可能になる。すなわち、本発明では、被検査体の上側に配置されるシート状のチャートを用いた簡易な構成で被検査体の側面の状態を検査することが可能になる。
（【００１１】以降は省略されています）

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