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公開番号2024114029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019388
出願日2023-02-10
発明の名称プロテクタおよびワイヤハーネス
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/56 20060101AFI20240816BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタの抜けを抑制できるプロテクタおよびワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】プロテクタ40は、ハウジング32とハウジング32の先端から第1方向X1に向かって突出するコネクタプラグ31とを有するコネクタ30と、ハウジング32の基端から引き出される電線21とを備えるコネクタ付き電線20に装着される。プロテクタ40は、コネクタ30を内部に収容した状態で保持する筒状のコネクタ保持部51と、電線21を内部に収容した状態で保持する筒状の電線保持部61とを備える。コネクタ保持部51と電線保持部61とがプロテクタ40の軸方向に沿って連続して形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと前記ハウジングの先端から第1方向に向かって突出するコネクタプラグとを有するコネクタと、前記ハウジングの基端から引き出される電線とを備えるコネクタ付き電線に装着されるプロテクタであって、
前記コネクタを内部に収容した状態で保持する筒状のコネクタ保持部と、
前記電線を内部に収容した状態で保持する筒状の電線保持部と、を備え、
前記コネクタ保持部と前記電線保持部とが前記プロテクタの軸方向に沿って連続して形成されている、プロテクタ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記プロテクタは、第1分割体と、前記第1分割体に合体可能に形成された第2分割体とを有し、
前記プロテクタは、前記第1分割体と前記第2分割体とが合体されることにより、前記コネクタ付き電線の外周を包囲する筒状に形成される、請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記第1分割体は、第1係合部を有し、
前記第2分割体は、前記第1係合部に係合する第2係合部を有し、
前記プロテクタは、前記第1係合部と前記第2係合部とが互いに係合されて前記第1分割体と前記第2分割体との合体状態が維持される、請求項2に記載のプロテクタ。
【請求項4】
前記第1係合部は、前記コネクタ保持部の外周面から前記コネクタ保持部の径方向外方に向かって突出する第1突起を含み、
前記第2係合部は、前記コネクタ保持部の外周面から前記第1突起に向かって突出するとともに、前記コネクタ保持部の径方向に弾性変形可能に形成された第1弾性片を含む、請求項3に記載のプロテクタ。
【請求項5】
前記第1係合部は、前記電線保持部の外周面から前記電線保持部の径方向外方に向かって突出する第2突起を含み、
前記第2係合部は、前記電線保持部の外周面から前記第2突起に向かって突出するとともに、前記電線保持部の径方向に弾性変形可能に形成された第2弾性片を含む、請求項3に記載のプロテクタ。
【請求項6】
前記第1分割体は、前記電線を経路規制した状態で固定する第1収容溝を有し、
前記第2分割体は、前記電線を経路規制した状態で固定する第2収容溝を有し、
前記電線保持部の内部空間は、前記第1収容溝と前記第2収容溝とが重ね合わされて構成されている、請求項2に記載のプロテクタ。
【請求項7】
前記電線保持部の内部空間は、前記コネクタ保持部から前記第1方向の反対方向である第1反対方向に沿って延びる直線部分と、前記直線部分の前記第1反対方向の端部に連なる屈曲部分とを有する、請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項8】
前記電線保持部のうち軸方向の端部における開口端を画定する内面は、前記電線保持部の軸方向に平行な平面で前記電線保持部を切断した断面形状がR形状に形成されている、請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項9】
前記コネクタ保持部は、前記第1方向の反対方向である第1反対方向への前記コネクタの移動を規制した状態で前記ハウジングを固定する、請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項10】
前記電線保持部の内部空間は、前記ハウジングが挿入不能な大きさに形成されており、
前記電線保持部の前記第1方向の端面は、前記ハウジングと前記第1方向において係合する係合面を有する、請求項9に記載のプロテクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プロテクタおよびワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子機器同士を電気的に接続するワイヤハーネスとしては、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等のコネクタ付き電線を備えるものが知られている。この種のコネクタ付き電線では、電線の端部に設けられたUSBコネクタ等のコネクタが電子機器に設けられた相手コネクタに挿入されるようになっている。
【0003】
さらに、コネクタ付き電線の電線に意図せずに外力が加わった場合に、コネクタ付き電線のコネクタが相手コネクタから抜けることを防止する抜け防止装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。抜け防止装置は、電子機器の筐体に設けられるとともに、相手コネクタの近傍に設けられる。抜け防止装置は、相手コネクタに挿入されたコネクタから延びる電線を、相手コネクタからコネクタを離脱する離脱方向に対して直交する以上に曲げるようにガイドしている。このような抜け防止装置を設けることにより、電子機器から離れた位置で電線が離脱方向に引っ張られても、コネクタに離脱方向の力が加わることを抑制できる。これにより、相手コネクタからコネクタが抜けることを抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-274559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、コネクタと抜け防止装置との間に延びる電線に何かが引っ掛かってその電線が意図せずに離脱方向に引っ張られた場合には、相手コネクタからコネクタが抜けるという問題がある。
【0006】
本開示の目的は、コネクタの抜けを抑制できるプロテクタおよびワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のプロテクタは、ハウジングと前記ハウジングの先端から第1方向に向かって突出するコネクタプラグとを有するコネクタと、前記ハウジングの基端から引き出される電線とを備えるコネクタ付き電線に装着されるプロテクタであって、前記コネクタを内部に収容した状態で保持する筒状のコネクタ保持部と、前記電線を内部に収容した状態で保持する筒状の電線保持部と、を備え、前記コネクタ保持部と前記電線保持部とが前記プロテクタの軸方向に沿って連続して形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示のプロテクタおよびワイヤハーネスによれば、コネクタの抜けを抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略平面図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図1における4-4線断面図)である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図1における5-5線断面図)である。
図6は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図1における6-6線断面図)である。
図7は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図(図1における7-7線断面図)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のプロテクタは、ハウジングと前記ハウジングの先端から第1方向に向かって突出するコネクタプラグとを有するコネクタと、前記ハウジングの基端から引き出される電線とを備えるコネクタ付き電線に装着されるプロテクタであって、前記コネクタを内部に収容した状態で保持する筒状のコネクタ保持部と、前記電線を内部に収容した状態で保持する筒状の電線保持部と、を備え、前記コネクタ保持部と前記電線保持部とが前記プロテクタの軸方向に沿って連続して形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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