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公開番号2024111347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023015773
出願日2023-02-06
発明の名称耐火断熱性建物
出願人個人
代理人個人,個人
主分類E04B 1/80 20060101AFI20240809BHJP(建築物)
要約【課題】冷凍・冷蔵倉庫に関し、断熱性能を飛躍的に向上させる技術を開示する。
【解決手段】在荷空間を覆う外壁は、外壁下地材17,18を挟んで内外に配置された内側パネル11の群と外側パネル16の群とを備えている。内外のパネル11,16は、それぞれ金属製の表面板36,41と裏面板37,42とで断熱材38,43を挟んだサンドイッチ構造になっている。壁空間は外側パネル16によって外断熱されているため、断熱性能を格段に向上させて省エネに貢献できる。外側パネル16の面板41,42は金属板製であるため、防湿シートは不要でそれだけ施工は容易になる。外壁空間を各階ごとに耐火遮熱材50で区切ると、断熱性能と耐火性能とを更に向上できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
耐火断熱性の外壁を備えた建物であって、
前記外壁は、型鋼で構成された外壁下地材と、前記外壁下地材の内側に配置された内側パネルの群と、前記外壁下地材の外側に配置された外側パネルの群とを有しており、前記内側パネルと外側パネルとは、金属板製の表面板と裏面板とで断熱材を挟んだ積層構造になっている、
耐火断熱性建物。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
コンクリート又は鉄骨若しくは両方で構成された躯体を備えて、前記躯体の外側に、前記外壁下地材を介して前記外側パネルが配置されている、
請求項1に記載した耐火断熱性建物。
【請求項3】
前記躯体は複数階のコンクリート製床スラブを備えており、
前記内側パネルは上下に隣り合った前記床スラブの端部間に配置されている一方、
前記外側パネルは、前記外壁下地材を介して前記床スラブの外側に配置されており、
前記床スラブと外側パネルとの間の空間に耐火遮熱材を配置している、
請求項2に記載した耐火断熱性建物。
【請求項4】
前記外壁下地材は前記躯体から外向きに突設されたジョイントブラケットに固定されている一方、
前記内側パネルに、前記ジョイントブラケットの挿通を許容する逃がし部が形成されており、前記逃がし部は発泡性断熱材又は吹き付け式断熱材で塞がれている、
請求項3に記載した耐火断熱性建物。
【請求項5】
前記外側パネルは長方形に形成されており、横長姿勢で多段かつ複数の縦列に配置されている一方、
前記外壁下地材は、隣り合った外側パネルの縦列の端部が重なる第1縦胴縁と、各外側パネルの一端と他端との間に位置した第2縦胴縁とで構成されており、
前記第1縦胴縁は角形鋼管製で、前記第2縦胴縁は溝型鋼製である、
請求項1又は2記載した耐火断熱性建物。
【請求項6】
複数階の床スラブを有するコンクリート製の躯体と、上下の前記床スラブの端部間に配置された断熱性内側パネルの群と、前記床スラブの外側に胴縁を介して配置された外側パネルの群とを備えており、
前記床スラブと外側パネルとの間の空間に耐火遮熱材を配置している、
耐火断熱性建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、冷凍倉庫や冷蔵倉庫のような耐火断熱性建物に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
冷凍倉庫や冷蔵倉庫は、躯体をコンクリート製にしている構造や、躯体を鉄骨で構成してフロアにコンクリートパネルを敷設している構造があるが、いずれにしても、外壁は耐火性(耐熱性、遮熱性)と断熱性とが要求されている。そこで、外壁を耐火・断熱構造に構成している。そして、冷凍倉庫や冷蔵倉庫の外壁は、一般に、H型鋼や角形鋼管のような鉄骨(型鋼)より成る下地材を備えており、下地材の外面に耐火性の外壁材を固定して、下地材の内側に断熱層を配置していることが多い。
【0003】
断熱層の形成手段として、発泡ウレタン樹脂を現場で吹き付ける方法や、角形の板状に形成された多数枚の発泡樹脂パネルを重ね合わせていく方法があるが、前者は、例えば等厚の断熱層を形成するのに熟練を要する問題があり、後者は、施工に手間が掛かるという問題がある。
【0004】
他方、特許文献1には、断熱パネルを表裏の金属板で断熱材を挟んだサンドイッチ構造にすることが開示されている。冷凍・冷蔵倉庫において、断熱層として特許文献1のようなサンドイッチ構造の断熱パネルを使用すると、断熱パネルの外面は金属板で構成されているため、倉庫の内部で発生した火災に対する耐火性・耐熱性にも優れているといえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-95806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
冷凍・冷蔵倉庫では、外壁の外表面を構成する外装材として金属板や金属波板などが使用されているが、金属板や金属波板は、ある程度の耐火性能は備えているものの断熱性は備えていないため、外壁全体としてみた場合、断熱性が十分でないと解される。すなわち、冷熱の外部への放散抑制効果が十分とは云い難い。窯業系やセメント系の外装パネルも同様である。
【0007】
また、金属波板等の外装材と下地(胴縁)との間には隙間が空くため、両者の間に防湿シートを介在させねばならず、この作業にも手間が掛かることになる。外装材としてコンクリートパネル(プレストレストコンクリートパネル)や窯業系パネルを使用した場合も、防湿シートが必要なるため施工に手間が掛かっていた。
【0008】
本願発明はこのような現状を背景に成されたものであり、断熱性が高くて施工の手間も軽減できる外壁の構造を開示せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は上位概念を成すもので、
「耐火断熱性の外壁を備えた建物であって、
前記外壁は、型鋼で構成された外壁下地材と、前記外壁下地材の内側に配置された内側パネルの群と、前記外壁下地材の外側に配置された外側パネルの群とを有しており、前記内側パネルと外側パネルとは、金属板製の表面板と裏面板とで断熱材を挟んだ積層構造になっている」
という構成になっている。
【0010】
本願発明において、内側パネルを構成する断熱材と外側パネルを構成する断念材とは同じ素材を使用してもよいし、異なる素材を使用してもよい。断熱材には、発泡ウレタン樹脂のような有機系とロックウールのような無機系とがあるが、本願発明ではいずれの素材も使用できる。異なる素材を積層して使用することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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