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公開番号2024127122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036026
出願日2023-03-08
発明の名称屋根の雪下し装置
出願人個人
代理人個人
主分類E04H 9/16 20060101AFI20240912BHJP(建築物)
要約【課題】屋根への負荷を軽減し、コストの低減にも資する屋根の雪下し装置を提供する。
【解決手段】雪押し板4をチェーン3の移動方向に所定のピッチで複数固着した雪押しユニット5を基板11上に設け、棟側歯車6及び軒側歯車7の回転軸8,16はそれぞれ雄ネジ軸とし、その内一方を正ネジ他方を逆ネジとし、棟側又は軒側回転軸8,16のいずれか一方に原動モータを接続し、棟側歯車6,6間及び軒側歯車間7,7にそれぞれ長ナット9,17を介在させ、原動モータ接続側長ナット9は歯車6とは独立させ基板11側に固定され、原動モータ接続側歯車6は回転軸8に供回りしつつ軸方向にスライド自在に設けられ、原動モータ非接続側回転軸16は回転不能に屋根側に固定され、原動モータ非接続側歯車7は長ナット17と一体回転させる。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
棟側に配置される棟側歯車と軒側に配置される軒側歯車との間にチェーンを掛け回したチェーン巻き掛け機構を幅方向に間隔を隔てて一対設け、該一対のチェーン巻き掛け機構のチェーン間の対応位置に雪押し板を固着するとともに、該雪押し板をチェーンの移動方向に所定のピッチで複数固着した雪押しユニットを基板上に設け、棟側歯車の回転軸及び軒側歯車の回転軸はそれぞれ雄ネジ軸とし、その内一方を正ネジ他方を逆ネジとし、棟側回転軸又は軒側回転軸のいずれか一方に原動モータを接続し、棟側の左右一対の歯車間及び軒側の左右一対の歯車間にそれぞれ長ナットを介在させ、原動モータ接続側長ナットは原動モータ接続側歯車とは独立させ前記基板側に固定され、左右一対の原動モータ接続側歯車は原動モータ接続側回転軸に供回りしつつ軸方向にスライド自在に設けられ、原動モータ非接続側回転軸は回転不能に屋根側に固定されるとともに、原動モータ非接続側の左右一対の歯車は原動モータ非接続側長ナットと一体回転させるようにしたことを特徴とする屋根の雪下し装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
原動モータ接続側回転軸に軸方向に延びるスライド溝を形成し、原動モータ接続側歯車の軸穴には前記スライド溝にスライド自在に係合するキーを装着してなる請求項1に記載の屋根の雪下し装置。
【請求項3】
棟側回転軸と軒側回転軸の一方を正ネジ他方を逆ネジとするのに替えて両者正ネジとし、回転伝達ギヤを介して棟側回転軸又は軒側回転軸に接続してなる請求項1又は2に記載の屋根の雪下し装置。
【請求項4】
棟側歯車と軒側歯車との間に掛け回されるチェーンの下側に該チェーンの移動を支持するレールを敷設した請求項1~3のいずれか1項に記載の屋根の雪下し装置。
【請求項5】
屋根上に積もった雪の深さを検知するセンサーを備えた請求項1~4のいずれか1項に記載の屋根の雪下し装置。
【請求項6】
棟側歯車の回転軸に棟側歯車より大径の係合歯車を固着し、請求項1~5のいずれか1項に記載の屋根の雪下し装置が切り妻屋根の一方の屋根上と他方の屋根上とにそれぞれ配置され、各係合歯車同士が噛合わされるようにした屋根の雪下し装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根に積もった雪を自動的に雪下しすることができる屋根の雪下し装置に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
積雪の多い地方では、屋根に積もった雪の雪下しが必要であるが、従来は、人が屋根に上りシャベルなどを用いて雪下し作業を行っている。しかし、重労働で、足場も悪く、危険を伴う。そこで、このような問題を解決するため、屋根に積もった雪を自動的に雪下しできるようにした屋根の雪下し装置として、ベルトコンベア式のものが知られている(特許文献1、特許文献2)。
【0003】
しかし、これらベルトコンベア式のものでは、暴風雪や台風など強風が吹いた際に、ベルトコンベア(シート)が吹き上げられて装置を傷めてしまうおそれがあるなどの問題があった。
そこで、強風でシート状コンベアが吹き上げられることもなく、雪下し作業を行うことができる屋根の雪下し装置として、本発明者は、棟側歯車と軒側歯車との間にチェーンを掛け回したチェーン巻き掛け機構を幅方向に間隔を隔てて一対設け、該一対のチェーン巻き掛け機構のチェーン間の対応位置に雪押し板を固着するとともに、該雪押し板をチェーンの移動方向に所定のピッチで複数固着した雪押しユニットを設け、該雪押しユニットは屋根の幅方向に並列に配列されるとともに、該並列に配列された各雪押しユニットにおける各棟側歯車の回転軸と各軒側歯車の回転軸とをそれぞれ共通の回転軸とし、棟側回転軸又は軒側回転軸のいずれか一方に原動モータを接続する屋根の雪下し装置、を提案している(特許文献3)。
ただ、屋根全体に雪押しユニットを配置するのは、装置が大型となり、重さも重くなるため、屋根への負荷が大きくなり、またコストもかかることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-237995号公報
実用新案登録第3115231号公報
特開2021-71043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、屋根への負荷を軽減し、またコストの低減にも資する屋根の雪下し装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に係る屋根の雪下し装置は、棟側に配置される棟側歯車と軒側に配置される軒側歯車との間にチェーンを掛け回したチェーン巻き掛け機構を幅方向に間隔を隔てて一対設け、該一対のチェーン巻き掛け機構のチェーン間の対応位置に雪押し板を固着するとともに、該雪押し板をチェーンの移動方向に所定のピッチで複数固着した雪押しユニットを基板上に設け、棟側歯車の回転軸及び軒側歯車の回転軸はそれぞれ雄ネジ軸とし、その内一方を正ネジ他方を逆ネジとし、棟側回転軸又は軒側回転軸のいずれか一方に原動モータを接続し、棟側の左右一対の歯車間及び軒側の左右一対の歯車間にそれぞれ長ナットを介在させ、原動モータ接続側長ナットは原動モータ接続側歯車とは独立させ前記基板側に固定され、左右一対の原動モータ接続側歯車は原動モータ接続側回転軸に供回りしつつ軸方向にスライド自在に設けられ、原動モータ非接続側回転軸は回転不能に屋根側に固定されるとともに、原動モータ非接続側の左右一対の歯車は原動モータ非接続側長ナットと一体回転させるようにしたこと、を特徴としている。
請求項2に係る発明は、原動モータ接続側回転軸に軸方向に延びるスライド溝を形成し、原動モータ接続側歯車の軸穴には前記スライド溝にスライド自在に係合するキーを装着してなるものである。
請求項3に係る発明は、棟側回転軸と軒側回転軸の一方を正ネジ他方を逆ネジとするのに替えて両者正ネジとし、回転伝達ギヤを介して棟側回転軸又は軒側回転軸に接続してなるものである。
請求項4に係る発明は、棟側歯車と軒側歯車との間に掛け回されるチェーンの下側に該チェーンの移動を支持するレールを敷設したものである。
請求項5に係る発明は、屋根上に積もった雪の深さを検知するセンサーを備えたものである。
請求項6に係る発明は、棟側歯車の回転軸に棟側歯車より大径の係合歯車を固着し、請求項1~5のいずれか1項に記載の屋根の雪下し装置が切り妻屋根の一方の屋根上と他方の屋根上とにそれぞれ配置され、各係合歯車同士が噛合わされるようにしたものである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に係る発明によれば、棟側に配置される棟側歯車と軒側に配置される軒側歯車との間にチェーンを掛け回したチェーン巻き掛け機構を幅方向に間隔を隔てて一対設け、該一対のチェーン巻き掛け機構のチェーン間の対応位置に雪押し板を固着するとともに、該雪押し板をチェーンの移動方向に所定のピッチで複数固着した雪押しユニットを基板上に設け、棟側歯車の回転軸及び軒側歯車の回転軸はそれぞれ雄ネジ軸とし、その内一方を正ネジ他方を逆ネジとし、棟側回転軸又は軒側回転軸のいずれか一方に原動モータを接続し、棟側の左右一対の歯車間及び軒側の左右一対の歯車間にそれぞれ長ナットを介在させ、原動モータ接続側長ナットは原動モータ接続側歯車とは独立させ前記基板側に固定され、左右一対の原動モータ接続側歯車は原動モータ接続側回転軸に供回りしつつ軸方向にスライド自在に設けられ、原動モータ非接続側回転軸は回転不能に屋根側に固定されるとともに、原動モータ非接続側の左右一対の歯車は原動モータ非接続側長ナットと一体回転させるようにしたので、雪押しユニットの雪押し板で積もった雪を棟側から軒側へ押し出しつつ雪押しユニットが棟側回転軸と軒側回転軸との間を左方向又は右方向に移動することになる。このため、1つの雪押しユニットがあれば足り、屋根全体に雪押しユニットを配置する必要がなくなる。したがって、屋根への負荷を大きく軽減できることになり、また、コストも大きく低減できる。
請求項2に係る発明によれば、原動モータ接続側回転軸に軸方向に延びるスライド溝を形成し、原動モータ接続側歯車の軸穴には前記スライド溝にスライド自在に係合するキーを装着してなるので、原動モータ接続側歯車は原動モータ接続側回転軸の回転に伴って回転しつつ、軸方向にスライド自在となる。
請求項3に係る発明によれば、棟側回転軸と軒側回転軸の一方を正ネジ他方を逆ネジとするのに替えて両者正ネジとし、回転伝達ギヤを介して棟側回転軸又は軒側回転軸に接続してなるので、逆ネジの回転軸がない場合でも対応できることになる。
請求項4に係る発明によれば、棟側歯車と軒側歯車との間に掛け回されるチェーンの下側に該チェーンの移動を支持するレールを敷設したので、チェーンによる移動が円滑になる。
請求項5に係る発明によれば、屋根上に積もった雪の深さを検知するセンサーを備えたので、所定の深さに雪が積もった段階で装置を自動で作動させるようにすることができ、効率のよい、雪下し作業を行わせることができる。
請求項6に係る発明によれば、棟側歯車の回転軸に棟側歯車より大径の係合歯車を固着し、請求項1~5のいずれか1項に記載の屋根の雪下し装置が切り妻屋根の一方の屋根上と他方の屋根上とにそれぞれ配置され、各係合歯車同士が噛合わされるようにしたので、1つの原動モータで、同時に切り妻屋根の両方の屋根上の雪下しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
雪押しユニットの概略を示す斜視図である。
屋根上に雪押しユニットを配置した様子を示す平面図である。
雪押しユニットの要部側面図である。
棟側歯車(棟側スプロケット)の回転軸部を示す概略側面図である。
雪押しユニットの変形例を示す要部概略図で、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)はA視図である。
切り妻屋根上に雪押しユニットを設置した様子を示す要部概略図で、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)はA視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。本発明による屋根の雪下し装置1は、チェーン巻き掛け機構2を幅方向に間隔を隔てて一対設け、この一対のチェーン巻き掛け機構2,2のチェーン3,3間に雪押し板4を所定のピッチで複数固着した雪押しユニット5を設け、この雪押しユニット5を屋根の幅方向に移動させて屋根上に積もった雪の雪下しを行う装置である。
【0010】
チェーン巻き掛け機構2は、棟側に配置される棟側歯車(棟側スプロケット)6と軒側に配置される軒側歯車(軒側スプロケット)7との間にチェーン3を掛け回したものである。このチェーン巻き掛け機構2を幅方向に間隔を隔てて一対設ける。そして、この左右一対のチェーン巻き掛け機構2,2のチェーン3,3間の対応位置に雪押し板4を固着する。この雪押し板4をチェーン3の移動方向に所定のピッチで複数固着して雪押しユニット5とする。この雪押しユニット5は、その幅が、例えば、30~50cm程度とするが、この範囲に限定されるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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