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公開番号2024126064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034201
出願日2023-03-07
発明の名称住宅
出願人ミサワホーム株式会社
代理人個人
主分類E04H 1/02 20060101AFI20240912BHJP(建築物)
要約【課題】居住者と訪問者あるいは訪問者同士の動線の交わりを極力防いで安全性を高めるとともに衛生面での懸念点を払拭しつつ、訪問型サービスを受ける上での利便性を向上させる。
【解決手段】玄関扉121b付きの玄関出入口121aと、第一扉131b付きの第一出入口131aと、第二扉132b付きの第二出入口132aと、第三出入口141aがあり、第一施解錠制御装置21の第一認証部211によって、第一扉131bの開閉を行うユーザーの認証を行い、第一制御部212によって、第一扉131bの施解錠を可能とする第一錠の動作を制御し、第二施解錠制御装置22の第二認証部221によって、第二扉132bの開閉を行うユーザーの認証を行い、第二制御部222によって、第二扉132bの施解錠を可能とする第二錠の動作を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
玄関前スペースと、
前記玄関前スペースに隣接して配置された玄関スペースと、
前記玄関前スペースに隣接して配置され、配達された物品が収納されるデリバリークローゼットと、
前記デリバリークローゼットに隣接して配置され、手洗い場が設けられたクリーンクローゼットと、
前記玄関前スペースと前記玄関スペースとの間に位置する玄関扉付きの玄関出入口と、
前記玄関前スペースと前記デリバリークローゼットとの間に位置する第一扉付きの第一出入口と、
前記デリバリークローゼットと前記クリーンクローゼットとの間に位置する第二扉付きの第二出入口と、
前記クリーンクローゼットと前記玄関スペースとの間に位置する第三出入口と、
前記第一扉の施解錠を可能とする第一錠の制御を行うための第一施解錠制御装置と、
前記第二扉の施解錠を可能とする第二錠の制御を行うための第二施解錠制御装置と、を備えており、
前記第一施解錠制御装置は、前記玄関前スペースに設けられて前記第一扉の開閉を行うユーザーの認証を行うための第一認証部と、前記第一認証部の認証結果に基づいて前記第一錠の動作を制御する第一制御部と、を有し、
前記第二施解錠制御装置は、前記デリバリークローゼットに設けられて前記第二扉の開閉を行うユーザーの認証を行うための第二認証部と、前記第二認証部の認証結果に基づいて前記第二錠の動作を制御する第二制御部と、を有していることを特徴とする住宅。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載の住宅において、
前記玄関スペースと前記デリバリークローゼットとの間は通行不能の状態とされていることを特徴とする住宅。
【請求項3】
請求項1に記載の住宅において、
前記玄関前スペースと前記クリーンクローゼットとの間は通行不能の状態とされていることを特徴とする住宅。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の住宅において、
前記玄関スペースと前記玄関前スペースが隣接し合う方向と、前記デリバリークローゼットと前記玄関前スペースが隣接し合う方向は、互いに異なる方向であることを特徴とする住宅。
【請求項5】
請求項1に記載の住宅において、
前記デリバリークローゼットには、食品が収納される食品保管庫が設けられ、
前記食品保管庫は、温度設定の異なる複数の保管室を有していることを特徴とする住宅。
【請求項6】
請求項5に記載の住宅において、
前記デリバリークローゼットには、食品以外の物品が収納される複数の収納庫が設けられ、
前記複数の収納庫には、
前記デリバリークローゼットから前記第二出入口を通じて前記クリーンクローゼットへと進入する訪問者が荷物置き場として利用する第一収納庫と、
宅配業者が荷物の配達又は集荷に利用する第二収納庫と、
クリーニング業者が衣類等の配達又は集荷に利用する第三収納庫と、のうち少なくともいずれか一つが含まれていることを特徴とする住宅。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、玄関スペースに設けられて外部との往来に使用される玄関扉と、玄関スペースと居住スペースとの間に設けられる室内扉と、を有する住宅についての技術が開示されている。そして、居住者が使用する第1鍵は、玄関扉と室内扉の双方の錠を解錠でき、荷物等の配達を行う配達員が使用する第2鍵は、玄関扉の錠だけを解錠できるようになっている。これにより、居住者が直接立ち会うことなく配達員が玄関スペースに進入して荷物を配達・集荷でき、配達員にとって利便性が高い。また、荷物を屋内に運んでもらえるため居住者にとっても利便性が高く、不在を悟られずに済んで防犯性も高い。
【0003】
また、近年、住宅に何らかの物品を配達したり集荷したりする各種宅配サービスや、住宅に訪問して何らかのサービスを提供する各種訪問サービスを始めとする、いわゆる訪問型サービスが多様化している(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-170064号公報
特開2019-061675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、住宅を訪問する訪問者としては、訪問型サービスで住宅を訪れる配達員や訪問員の他に、近隣住民や居住者の知人などの通常の来客も挙げられる。
すなわち、住宅の玄関スペースに立ち入る可能性のある人は、居住者と配達員だけではなく、多くの人が立ち入る場合がある。そのため、従来のような住宅の場合、玄関スペースで、居住者と訪問者の動線が交わったり、あるいは訪問者同士の動線が交わったりしてしまう可能性が高まる。そこで、安全性に配慮し、様々な動線が玄関スペースで極力交わらないようにしたいという要望がある。
ところが、上記のように訪問型サービスの利用機会は年々増加しているため、様々な動線が玄関スペースで極力交わらないようにしつつも、訪問型サービスを受ける上での利便性が損なわれないようにしたいという要望がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、居住者と訪問者あるいは訪問者同士の動線の交わりを極力防いで安全性を高めるとともに衛生面での懸念点を払拭しつつ、訪問型サービスを受ける上での利便性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、例えば図1~図4に示すように、住宅1であって、
玄関前スペース11と、
前記玄関前スペース11に隣接して配置された玄関スペース12と、
前記玄関前スペース11に隣接して配置され、配達された物品が収納されるデリバリークローゼット13と、
前記デリバリークローゼット13に隣接して配置され、手洗い場143が設けられたクリーンクローゼット14と、
前記玄関前スペース11と前記玄関スペース12との間に位置する玄関扉121b付きの玄関出入口121aと、
前記玄関前スペース11と前記デリバリークローゼット13との間に位置する第一扉131b付きの第一出入口131aと、
前記デリバリークローゼット13と前記クリーンクローゼット14との間に位置する第二扉132b付きの第二出入口132aと、
前記クリーンクローゼット14と前記玄関スペース12との間に位置する第三出入口141aと、
前記第一扉131bの施解錠を可能とする第一錠の制御を行うための第一施解錠制御装置21と、
前記第二扉132bの施解錠を可能とする第二錠の制御を行うための第二施解錠制御装置22と、を備えており、
前記第一施解錠制御装置21は、前記玄関前スペース11に設けられて前記第一扉131bの開閉を行うユーザーの認証を行うための第一認証部211と、前記第一認証部211の認証結果に基づいて前記第一錠の動作を制御する第一制御部212と、を有し、
前記第二施解錠制御装置22は、前記デリバリークローゼット13に設けられて前記第二扉132bの開閉を行うユーザーの認証を行うための第二認証部221と、前記第二認証部221の認証結果に基づいて前記第二錠の動作を制御する第二制御部222と、を有していることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、玄関前スペース11から玄関スペース12に至るルートと、玄関前スペース11からデリバリークローゼット13に至るルートが異なるので、居住者と訪問者あるいは訪問者同士の動線の交わりを極力防ぐことができる。そのため、例えば各種宅配サービスの配達員は、居住者及び通常の来客が玄関出入口121aを行き来するのとは関係なく、第一出入口131aを行き来して荷物の配達や集荷を行うことができる。各種訪問サービスの訪問員も、居住者及び通常の来客が玄関出入口121aを行き来するのとは関係なく、第一出入口131a及び第二出入口132aを通過して、玄関前スペース11とクリーンクローゼット14との間を行き来することができる。
また、各種宅配サービスの配達員及び各種訪問サービスの訪問員は、第一施解錠制御装置21における第一認証部211で認証を受けた上でデリバリークローゼット13に入ることができ、各種訪問サービスの訪問員は、更に第二施解錠制御装置22における第二認証部221で認証を受けた上でクリーンクローゼット14に入ることができる。そのため、第一認証部211で認証を受けられない者の屋内への進入を禁止し、第二認証部221で認証を受けられない者のクリーンクローゼット14への進入を禁止することができる。
さらに、クリーンクローゼット14には手洗い場143が設けられているので、各種訪問サービスの訪問員は、手洗い等を済ませてから第三出入口141aを通過して玄関スペース12に入ることができる。なお、居住者及び通常の来客も、玄関スペース12から第三出入口141aを通過してクリーンクローゼット14に入り、手洗い場143で手洗い等を済ませることができる。
これにより、居住者と訪問者あるいは訪問者同士の動線の交わりを極力防いで安全性を高めるとともに衛生面での懸念点を払拭しつつ、訪問型サービスを受ける上での利便性を向上させることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、例えば図1,図2に示すように、請求項1に記載の住宅1において、
前記玄関スペース12と前記デリバリークローゼット13との間は通行不能の状態とされていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、玄関スペース12とデリバリークローゼット13との間は通行不能の状態とされているので、玄関スペース12側とデリバリークローゼット13側とで確実にルート分けすることができる。これにより、玄関スペース12とデリバリークローゼット13との間を直接行き来することを禁止でき、安全性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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