TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024110567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015217
出願日2023-02-03
発明の名称モータユニット及び動力工具
出願人日東工器株式会社
代理人個人
主分類B25F 5/02 20060101AFI20240808BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】種々の形態の動力工具において使用可能となるモータユニットを提供する
【解決手段】モータユニットは、モータと、モータを収容するモータケースを備える。モータケースには、グリップ部材が固定されるグリップ固定部と、グリップ用アダプタが固定されるアダプタ固定部とが配置されている。モータユニットは、グリップ部材とグリップ用アダプタとを選択的に取付可能となっている。モータユニットにグリップ部材を直接取り付けたときには、グリップ部材はモータの回転軸線の方向に延びるように配置される。モータユニットにグリップ用アダプタを取り付けたときには、グリップ用アダプタのグリップ固定部に取り付けられたグリップ部材は回転軸線に直交する方向に延びるように配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
種々の形態の動力工具において使用されるモータユニットであって、
モータと、
前記モータを収容するモータケースと、
前記モータケースに配置され、ある形態の動力工具の一部を構成する第1のアタッチメント部材が固定されるようにされた第1の固定部と、
前記モータケースに配置され、別の形態の動力工具の一部を構成する第2のアタッチメント部材が固定されるようにされた第2の固定部と、
を備え、
前記第1のアタッチメント部材と前記第2のアタッチメント部材とを前記モータケースに選択的に取付可能とされた、モータユニット。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1のアタッチメント部材が、前記第1の固定部に固定されたときに前記モータケースから所定の第1の方向に延びるようにされた、グリップ部を構成する第1のグリップ部材であり、
前記第2のアタッチメント部材が、グリップ部を構成する第2のグリップ部材を固定するグリップ固定部を有し、前記第2の固定部に固定されたときに前記グリップ固定部に固定された前記第2のグリップ部材が前記第1の方向に交わる第2の方向に延びるようにされたグリップ用アダプタである、請求項1に記載のモータユニット。
【請求項3】
前記第1のグリップ部材と前記第2のグリップ部材が同じである、請求項2に記載のモータユニット。
【請求項4】
前記第1の方向が前記モータの回転軸線の方向であり、前記第2の方向が前記回転軸線に直交する方向である、請求項2に記載のモータユニット。
【請求項5】
前記第1のアタッチメント部材と前記第2のアタッチメント部材とのうちの少なくとも一方が、当該モータユニットを他の装置に取り付けるための取付部を有するアダプタである、請求項1に記載のモータユニット。
【請求項6】
前記第1のアタッチメント部材と前記第2のアタッチメント部材とのうちの少なくとも一方が、当該モータユニットの少なくとも一部を覆うカバーである、請求項1に記載のモータユニット。
【請求項7】
前記モータケースが、前記モータを収容する収容凹部を有するモータハウジングと、前記収容凹部の開口部の側で前記モータハウジングに取り付けられたブラケットと、を有し、
前記第1の固定部が前記モータハウジングに設けられ、前記第2の固定部が前記ブラケットに設けられている、請求項1に記載のモータユニット。
【請求項8】
前記モータハウジングが、樹脂製のカップ状の一体部材として形成されている、請求項7に記載のモータユニット。
【請求項9】
請求項1乃至8の何れか一項に記載のモータユニットと、
前記モータユニットの前記第1の固定部に取り付けられる第1のアタッチメント部材と前記第2の固定部に取り付けられる第2のアタッチメント部材とのうちの一方のアタッチメント部材と、
を備える、動力工具。
【請求項10】
モータと、
前記モータを収容して保持するモータケースであって、第1の固定部及び第2の固定部を有するモータケースと、
前記第1の固定部において前記モータケースに固定可能とされ、前記第1の固定部に固定されたときに前記モータケースから所定の第1の方向に延びるようにされた、グリップ部を構成するグリップ部材と、
前記第2の固定部において前記モータケースに固定可能とされ、前記グリップ部材を固定可能とされたグリップ固定部を有し、前記第2の固定部に固定されたときに前記グリップ固定部に固定された前記グリップ部材が前記第1の方向に交わる第2の方向に延びるようにする、グリップ用アダプタと、
を備え、
前記グリップ部材と前記グリップ用アダプタとが前記モータケースに選択的に取付可能とされ、
前記モータケースは、前記モータを収容する収容凹部を有するモータハウジングと、前記収容凹部の開口部の側で前記モータハウジングに取り付けられたブラケットと、を有し、
前記モータハウジングは樹脂製のカップ状の一体部材として形成されており、
前記グリップ部材は、別体として形成された第1の分割部材及び第2の分割部材を有し、前記第1の分割部材と前記第2の分割部材とで前記第1の固定部を挟むようにして前記モータケースに取付可能とされ、且つ前記第1の分割部材と前記第2の分割部材とで前記グリップ固定部を挟むようにして前記グリップ用アダプタに取付可能とされた、動力工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、種々の形態の動力工具において使用されるモータユニット、及びそのようなモータユニットを備える動力工具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
モータを駆動源とする動力工具には種々の形態のものがある。そのような動力工具として、例えば、無端研削ベルトを回転駆動して研削作業を行なうようにしたベルト式研削工具(特許文献1)、円板状の研削砥石を回転駆動して研削作業を行なうようにしたグラインダ(特許文献2)、ドリルを回転駆動して穿孔作業を行なうようにした穿孔機(特許文献3)などがある。また、ロボットアームに動力工具を取り付けて、ロボットによる自動制御により種々の加工作業を行なうこともある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-158430号公報
特許第4018216号公報
特開2014-237209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような種々の形態の動力工具は、通常、その作業にとって最適になるようにモータ等を収容保持するハウジングが専用設計されている。より具体的には、モータを保持するモータケースは作業者が把持するグリップ部と一体的に構成されていたり、グリップ部等とは別体として構成されていたとしても特定のグリップ部のみが接続されるような設計となっていたりするのが通常である。また、例えば手持ち式のベルト式研削工具においては、無端研削ベルトが延びる方向とグリップが延びる方向は通常は同方向となっているが、作業内容によってはグリップの方向がベルトの方向に対して直交する方向になっていた方が望ましいことがある。このような異なる形態を実現するために、グリップを構成するハウジングはそれぞれの構成に対して専用設計されることになる。また、手持ち式の動力工具におけるモータケースと設置型の穿孔機におけるモータケースの構成も通常は異なる設計となっている。このように、動力工具においてモータとそれを収容するモータケースとからなるモータユニットは、各形態の動力工具に対して専用設計されたものとなっており、通常は相互に互換性がない。
【0005】
そこで本発明は、種々の形態の動力工具において使用可能となるモータユニット、及びそのようなモータユニットを備える動力工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち本発明は、
種々の形態の動力工具において使用されるモータユニットであって、
モータと、
前記モータを収容するモータケースと、
前記モータケースに配置され、ある形態の動力工具の一部を構成する第1のアタッチメント部材が固定されるようにされた第1の固定部と、
前記モータケースに配置され、別の形態の動力工具の一部を構成する第2のアタッチメント部材が固定されるようにされた第2の固定部と、
を備え、
前記第1のアタッチメント部材と前記第2のアタッチメント部材とを前記モータケースに選択的に取付可能とされた、モータユニットを提供する。
【0007】
当該モータユニットは、異なる形態の動力工具の一部を構成する複数のアタッチメント部材を選択的に取付可能とされているため、種々の形態の動力工具に対して共通して使用することが可能となる。
【0008】
また、
前記第1のアタッチメント部材が、前記第1の固定部に固定されたときに前記モータケースから所定の第1の方向に延びるようにされた、グリップ部を構成する第1のグリップ部材であり、
前記第2のアタッチメント部材が、グリップ部を構成する第2のグリップ部材を固定するグリップ固定部を有し、前記第2の固定部に固定されたときに前記グリップ固定部に固定された前記第2のグリップ部材が前記第1の方向に交わる第2の方向に延びるようにされたグリップ用アダプタであるようにすることができる。
【0009】
また、前記第1のグリップ部材と前記第2のグリップ部材が同じであるようにすることができる。
【0010】
また、前記第1の方向が前記モータケースに収容されたモータの回転軸線の方向であり、前記第2の方向が前記モータの回転軸線に直交する方向であるようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日東工器株式会社
ベルト式研削工具
1か月前
日東工器株式会社
制御回路及び電気機器
28日前
個人
木製ハンマー
29日前
個人
関節モジュール
16日前
個人
寸切りボルト回し
12日前
個人
ねじ締め装置
9か月前
個人
スロットルトリガー
26日前
日東精工株式会社
搬送装置
5か月前
中国電力株式会社
腰袋
3か月前
コクヨ株式会社
補助器具
6日前
株式会社ツノダ
挟持工具
7か月前
株式会社ツノダ
挟持工具
5か月前
日東工器株式会社
衝撃工具
2か月前
日東工器株式会社
動力工具
1か月前
日東工器株式会社
動力工具
1か月前
日東工器株式会社
動力工具
1か月前
日東工器株式会社
動力工具
1か月前
株式会社右川ゴム製造所
把持装置
5か月前
川崎重工業株式会社
ハンド
7か月前
個人
メンテナンス用スタンド
2か月前
個人
ロボットシステム
9か月前
学校法人立命館
グリッパ
19日前
株式会社不二越
ロボット
9か月前
東京計器株式会社
接触検知装置
1か月前
川崎重工業株式会社
罫書用治具
3か月前
学校法人立命館
ロボットハンド
6か月前
CKD株式会社
把持装置
26日前
トヨタ自動車株式会社
ロボット
1か月前
株式会社マキタ
動力工具
3か月前
オムロン株式会社
電動把持工具
5日前
学校法人立命館
グリッパ
6か月前
トヨタ自動車株式会社
関節機構
9か月前
個人
回転工具およびバリ取り部品
1か月前
株式会社ハーモ
開閉チャック装置
1か月前
株式会社ダイヘン
搬送装置
3か月前
株式会社ダイヘン
搬送装置
3か月前
続きを見る