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公開番号
2024108969
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-13
出願番号
2023013665
出願日
2023-01-31
発明の名称
使い捨ておむつ
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
A61F
13/56 20060101AFI20240805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】1及び第2止着部をそれぞれ適切な状態に止着することができ、フィット性に優れる使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】吸収性本体2の縦方向Xの一方の端部域1bにおける両側部それぞれに、止着部71,72が設けられており、吸収性本体2の縦方向Xの他方の端部域1aにおける非肌対向面側に、被止着領域8が形成されている使い捨ておむつ1であって、止着部71,72は、第1止着部71と第2止着部72とを含んでおり、被止着領域8は、第1デザイン要素81と第2デザイン要素82とを有し、被止着領域8は、中心線CLを挟んだ両側それぞれに、内側領域91と、内側領域91よりも横方向Yの外方に位置する外側領域92とを有し、外側領域92は、内側領域91に比して、背景色に対する第1デザイン要素81のコントラストが強く、内側領域91は、外側領域92に比して、背景色に対する第2デザイン要素82のコントラストが強い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
縦方向及び横方向を有する吸収性本体を備え、
前記吸収性本体の前記縦方向の一方の端部域における両側部それぞれに、該側部から前記横方向の外方に延出する止着部が設けられており、
前記吸収性本体の前記縦方向の他方の端部域における非肌対向面側に、前記止着部が着脱自在に止着可能である被止着領域が形成されている使い捨ておむつであって、
前記止着部は、第1止着部と、第1止着部よりも前記縦方向の外方に位置する第2止着部とを含んでおり、
前記被止着領域は、
前記横方向の外方側から内方側に向かって延び、且つ前記縦方向の内方側から外方側に向かって延びる第1デザイン要素と、
前記横方向の外方側から内方側に向かって延び、且つ前記縦方向の外方側から内方側に向かって延びる第2デザイン要素とを有し、
前記被止着領域は、該被止着領域を前記横方向に2等分する中心線を挟んだ両側それぞれに、該中心線側に位置する内側領域と、該内側領域よりも前記横方向の外方に位置する外側領域とを有し、
前記外側領域は、前記内側領域に比して、背景色に対する第1デザイン要素のコントラストが強く、
前記内側領域は、前記外側領域に比して、背景色に対する第2デザイン要素のコントラストが強い、使い捨ておむつ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
第1デザイン要素と第2デザイン要素とは、色が異なっている、請求項1に記載の使い捨ておむつ。
【請求項3】
前記被止着領域の背景色は、前記外側領域から前記内側領域に向かって、色の濃さが濃くなるか又は淡くなるように変化している、請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
【請求項4】
前記外側領域の背景色は、前記内側領域の背景色よりも、前記使い捨ておむつの非肌対向面における前記被止着領域以外の部分の色とのL
*
a
*
b
*
表色系における色差ΔE
*
が小さい、請求項1~3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
【請求項5】
前記被止着領域は、前記中心線を挟んだ両側それぞれにおいて、前記横方向に、背景色が異なる2つ以上の小領域に区分されており、
前記被止着領域の前記小領域の背景色は単色であり、
前記小領域の背景色は、前記中心線から遠い該小領域から、該中心線に近い該小領域に向かって、色の濃さが濃くなるか又は淡くなるように変化しており、
前記小領域は、前記中心線からの距離に応じた表示を有しており、
前記被止着領域は、前記中心線に対して線対称となっている、請求項1~4のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
【請求項6】
前記被止着領域は、前記中心線を挟んだ両側それぞれにおいて、前記横方向に、背景色が異なる2つ以上の小領域に区分されており、
複数の前記小領域の背景色は同系色であり、色の濃さが異なっている、請求項1~5のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
【請求項7】
第1デザイン要素の色及び第2デザイン要素の色は、同系色であり、色の濃さが異なっている、請求項1~6のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
【請求項8】
前記被止着領域は、前記中心線を挟んだ両側それぞれにおいて、前記横方向に、背景色が異なる2つ以上の小領域に区分されており、
複数の前記小領域の背景色、第1デザイン要素の色、及び第2デザイン要素の色は、同系色であり、色の濃さが異なっている、請求項1~7のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
【請求項9】
前記被止着領域は、第1デザイン要素及び第2デザイン要素それぞれが前記縦方向に間欠的に並んだシートを該縦方向における任意の位置で切断し、切断された該シートを、前記吸収性本体の前記縦方向の他方の端部域における非肌対向面側に配することにより形成されている、請求項1~8のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
【請求項10】
第1デザイン要素は、前記縦方向の内方側に向かって凸の湾曲しており、且つ前記横方向に平行な線に対する角度が前記外側領域から前記内側領域に向かって増加しており、
第2デザイン要素は、前記縦方向の外方側に向かって凸の湾曲しており、且つ前記横方向に平行な線に対する角度が前記外側領域から前記内側領域に向かって増加している、請求項1~9のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨ておむつに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、吸収性本体の縦方向の一方の端部域における両側部それぞれに、該側部から横方向の外方に延出する止着部が設けられており、該吸収性本体の該縦方向の他方の端部域における非肌対向面側に、該止着部が着脱自在に止着可能である被止着領域が形成されている使い捨ておむつが知られている(特許文献1~4参照)。
特許文献1には、止着部は、吸収性本体に固定される基端部と、該吸収性本体から延出する延出部とを備えており、延出部には、図柄部が配置されていることが記載されている。特許文献1の使い捨ておむつは、吸収性本体の両側部それぞれに、縦方向に離間した一対の止着部を有しているところ、特許文献1には、図柄部は、縦方向の内方側に位置する止着部を、縦方向の外方側に位置する止着部に向かって斜めに装着させるような目印表示であってもよいことが記載されている。
【0003】
特許文献2にも、吸収性本体の両側部それぞれに、縦方向に離間した一対の止着部を有する使い捨ておむつが記載されている。特許文献2の使い捨ておむつは、一対の止着部それぞれの非肌対向面に案内テープが取り付けられている。特許文献2には、縦方向の内方側に位置する止着部の非肌対向面に取り付けられた案内テープが、該止着部を縦方向の外方側に向かって引っ張るように誘導し、該止着部が縦方向の内方側から外方側に向かって傾斜した状態で被止着領域に止着されることが記載されている。また特許文献2には、縦方向の外方側に位置する止着部の非肌対向面に取り付けられた案内テープが、該止着部を縦方向の内方側に向かって引っ張るように誘導し、該止着部が縦方向の外方側から内方側に向かって傾斜した状態で被止着領域に止着されることが記載されている。
【0004】
特許文献3にも、吸収性本体の両側部それぞれに、縦方向に離間した一対の止着部を有する使い捨ておむつが記載されている。特許文献3では、被止着領域を形成するフロンタルテープは、複数の凸形状の図形により構成された波形模様を有する一対の模様領域と、一対の模様領域の間に配された中央領域とを有している。複数の図形はそれぞれ、フロンタルテープの横方向の中央へ向かうにつれて縦方向の内方側へ近づくように斜めに延びる第1ガイド線と、該横方向の中央へ向かうにつれて縦方向の内方側から離れるように斜めに延びる第2ガイド線とを含んでおり、フロンタルテープの中央に近い図形程、第1ガイド線と第2ガイド線とのなす角度が小さくなっている。特許文献3には、第1ガイド線に沿って、縦方向の外方に位置する止着部を配置し、第2ガイド線に沿って、縦方向の内方に位置する止着部を配置することにより、一対の止着部を止着位置に応じた適切な角度で重ね止めできることが記載されている。
【0005】
特許文献4には、吸収性本体の両側部それぞれに、一つの止着部を有する使い捨ておむつが記載されている。特許文献4の使い捨ておむつでは、被止着領域はランディングテープにより形成されており、該おむつを横方向に二分する仮想中心線によって分けられるランディングテープの両側それぞれに、絵柄を含んで構成されるデザインが施されている。デザインを構成する絵柄は、止着部の止着位置を示す指標を有しており、該指標は、おむつの縦方向に沿う側縁側から、前記仮想中心線側に向けて連続し、縦方向の外方側に向かって凸の円弧状を有している。特許文献4には、ランディングテープのデザインを構成する指標の形状に合わせて止着部を止着させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-124423号公報
特開2006-68281号公報
特開2012-100752号公報
特開2008-168115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般に、吸収性本体の両側部それぞれに、縦方向に離間した一対の止着部を有する使い捨ておむつにおいては、おむつのフィット性を高める観点から、縦方向の内方側に位置する止着部を縦方向の外方側に傾けた状態で止着し、縦方向の外方側に位置する止着部を縦方向の内方側に傾けた状態で止着することが好ましい。また、おむつのフィット性を更に高める観点から、縦方向の外方に位置する止着部は、縦方向の内方に位置する止着部よりも、横方向の内方側の位置で止着することが好ましい。
特許文献1~3には、一対の止着部を傾けた状態で止着することは記載されているものの、一対の止着部を被止着領域に止着したときの、横方向の位置関係について何ら検討されておらず、改善の余地があった。
特許文献4の使い捨ておむつは、吸収性本体の両側部それぞれに、一つの止着部を有するものであり、特許文献4には、該両側部それぞれに、一対の止着部を有する場合について何ら記載されていない。
したがって、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、縦方向及び横方向を有する吸収性本体を備え、前記吸収性本体の前記縦方向の一方の端部域における両側部それぞれに、該側部から前記横方向の外方に延出する止着部が設けられており、前記吸収性本体の前記縦方向の他方の端部域における非肌対向面側に、前記止着部が着脱自在に止着可能である被止着領域が形成されている使い捨ておむつを提供するものである。
一実施形態において、前記止着部は、第1止着部と、第1止着部よりも前記縦方向の外方に位置する第2止着部とを含んでいることが好ましい。
一実施形態において、前記被止着領域は、前記横方向の外方側から内方側に向かって延び、且つ前記縦方向の内方側から外方側に向かって延びる第1デザイン要素と、前記横方向の外方側から内方側に向かって延び、且つ前記縦方向の外方側から内方側に向かって延びる第2デザイン要素とを有することが好ましい。
一実施形態において、前記被止着領域は、該被止着領域を前記横方向に2等分する中心線を挟んだ両側それぞれに、前記中心線側に位置する内側領域と、該内側領域よりも前記横方向の外方に位置する外側領域とを有することが好ましい。
一実施形態において、前記外側領域は、前記内側領域に比して、背景色に対する第1デザイン要素のコントラストが強いことが好ましい。
一実施形態において、前記内側領域は、前記外側領域に比して、背景色に対する第2デザイン要素のコントラストが強いことが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の使い捨ておむつは、第1及び第2止着部をそれぞれ適切な状態に止着することができ、フィット性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の吸収性物品の好ましい一実施形態である使い捨ておむつを示す斜視図である。
図2は、図1に示すおむつの展開状態における肌対向面側を示す平面図である。
図3は、図2のIII-III線断面図である。
図4は、図1に示すおむつの展開状態における非肌対向面側を示す平面図である。
図5は、図1に示すおむつの被止着領域を示す平面図である。
図6は、図1に示すおむつの着用方法を説明する図である。
図7は、図5の一部拡大図である。
図8は、図1に示すおむつの自然状態における腹側部の非肌対向面側を示す図である。
図9(a)及び(b)は、おむつの自然状態において、おむつの縦方向Xの他方の端縁と、第2デザイン要素とが略平行であるか否かの判断方法を説明するための図である。
図10は、図1に示すおむつの着用方法を説明する図である。
図11は、図1に示すおむつに係る被止着領域形成シートの形成に用いられる前駆シートを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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