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公開番号
2024158976
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074664
出願日
2023-04-28
発明の名称
固形粉末化粧料
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/893 20060101AFI20241031BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】水を使用した際の取れに優れ、塗布時にムラになりにくく、均一で、粉っぽさのない、自然な仕上がりが得られる固形粉末化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)アルコキシシランで処理された板状粉体 20~95質量%、
(B)HLB8未満の非イオン性界面活性剤、
(C)HLB8以上の非イオン性界面活性剤、
(D)25℃で液状の油成分
を含有する固形粉末化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)アルコキシシランで処理された板状粉体 20~95質量%、
(B)HLB8未満の非イオン性界面活性剤、
(C)HLB8以上の非イオン性界面活性剤、
(D)25℃で液状の油成分
を含有する固形粉末化粧料。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
成分(B)の含有量が0.01~5質量%、成分(C)の含有量が0.1~5質量%、成分(D)の含有量が4~25質量%である請求項1記載の固形粉末化粧料。
【請求項3】
成分(B)及び(C)の合計含有量に対する成分(A)の質量割合(A)/〔(B)+(C)〕が、25以上である請求項1又は2記載の固形粉末化粧料。
【請求項4】
さらに、(E)アルコキシシランで処理された着色顔料を含有する請求項1~3のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
【請求項5】
水を含ませた塗布具で使用する請求項1~4のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固形粉末化粧料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、使用時の清涼感と化粧持続性に優れた固形粉末化粧料として、水を含ませたスポンジで使用する固形粉末化粧料が知られている。
例えば、特許文献1には、非シリコーン系アニオン性界面活性剤、非シリコーン系ノニオン性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、粉体を含有する水使用専用固形粉末化粧料が、水と粉体との混和性が良好で、清涼感が高く、肌上での伸び広がりが良く、しかも、化粧持続性に優れることが記載されている。
特許文献2には、HLBが10~15である非イオン性界面活性剤、粒子径が1~100μmである無水ケイ酸及び/又は結晶セルロース、疎水化処理粉体、不揮発性油性成分を配合することを特徴とする水溶きアイメイクアップ化粧料が、水溶き性に優れ、発色が良く、滑らかで描きやすく、均一性のある仕上がりで、化粧持続性が良いことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-220319号公報
特開2012-211102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の水で使用する固形粉末化粧料は、塗布時にムラづきしやすく、仕上がりに課題があった。具体的には、塗布時に筋ムラになりやすかったり、乾燥後に塗布部位と無塗布部位の境目が目立ったり、粉っぽさや白さが目立つようになったりという現象がみられた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、アルコキシシランで処理された板状粉体と、特定HLBの2種の非イオン性界面活性剤、液状の油成分を組合わせた固形粉末化粧料が、水を使用した際の取れに優れ、塗布時にムラになりにくく、均一で、粉っぽさのない、自然な仕上がりが得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)アルコキシシランで処理された板状粉体 20~95質量%、
(B)HLB8未満の非イオン性界面活性剤、
(C)HLB8以上の非イオン性界面活性剤、
(D)25℃で液状の油成分
を含有する固形粉末化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の固形粉末化粧料は、水を使用した際の取れに優れ、塗布時にムラになりにくく、均一で、粉っぽさのない、透明感のある自然な仕上がりが得られ、さらに、汗で崩れにくいものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
成分(A)は、アルコキシシランで処理された板状粉体である。
板状粉体としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、窒化ホウ素、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、セリサイト、タルク、マイカ、カオリン、クレー、ベントナイト、合成金雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。また、これらの板状粉体を母体とする複合化顔料を用いることもできる。これらの板状粉体を母体とする複合化顔料としては、例えば、酸化チタン被覆セリサイト、酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、酸化チタン・酸化鉄被覆雲母、酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン・硫酸バリウム被覆マイカ、酸化チタン・シリカ被覆マイカ、酸化亜鉛被覆タルク、酸化チタン・酸化スズ被覆マイカ、酸化亜鉛・酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン・アルミナ被覆マイカ、酸化チタン・酸化鉄・シリカ被覆マイカ、酸化チタン・シリカ・アルミナ被覆マイカ等が挙げられる。
これらのうち、塗布時にムラになりにくく、均一で、粉っぽさのない、透明感のある自然な仕上がりが得られ、さらに、汗による崩れを抑制する観点から、セリサイト、タルク、マイカ、合成マイカ、窒化ホウ素から選ばれる少なくとも1種又は2種以上を含むのが好ましく、タルク、合成マイカから選ばれる少なくとも1種又は2種以上を含むのがより好ましく、少なくともタルクを含むのがさらに好ましい。
【0009】
成分(A)において、板状粉体を処理するアルコキシシランとしては、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、カプリリルトリメトキシシラン、カプリリルトリエトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、デシルトリエトキシシラン等が挙げられ、塗布時にムラになりにくく、均一で、粉っぽさのない、透明感のある自然な仕上がりが得られ、さらに、汗による崩れを抑制する観点から、カプリリルシランが好ましく、カプリリルトリエトキシシランがより好ましい。
【0010】
板状粉体をアルコキシシランで表面処理するには、通常の方法により、乾式処理、湿式処理等を行えばよい。
(【0011】以降は省略されています)
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