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公開番号2024151048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-24
出願番号2023064161
出願日2023-04-11
発明の名称振動検出装置
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類G01L 5/00 20060101AFI20241017BHJP(測定;試験)
要約【課題】大型の装置を要することなく、人の触覚によるコミュニケーションに利用可能な振動データを検出できる振動検出装置を提供する。
【解決手段】空気中を伝搬する振動を検出する検出部を有するマイクと、空洞を形成しつつマイクの検出部を覆うとともに、マイクに対向する面とは反対側に、人が肌を接触させて摺動させる接触面が形成された、高分子樹脂からなり、ショアA硬度が20以上60以下である疑似触覚部とを備え、空洞は、疑似触覚部とマイクとが対向している第一方向に見たときに、検出部と同一形状に形成され、又は検出部よりも広い範囲にわたって形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
空気中を伝搬する振動を検出する検出部を有するマイクと、
空洞を形成しつつ前記マイクの前記検出部を覆うとともに、前記マイクに対向する面とは反対側に、人が肌を接触させて摺動させる接触面が形成された、高分子樹脂からなり、ショアA硬度が20以上60以下である疑似触覚部とを備え、
前記空洞は、前記疑似触覚部と前記マイクとが対向している第一方向に見たときに、前記検出部と同一形状に形成され、又は前記検出部よりも広い範囲にわたって形成されている、振動検出装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記空洞は、円柱形状、楕円柱形状、又は角柱形状を呈し、前記第一方向に見たときに、前記空洞の外接円の直径が、前記マイクの外接円の直径の1倍以上3倍以下である、請求項1に記載の振動検出装置。
【請求項3】
前記マイクは、コンデンサー型マイクである、請求項1又は2に記載の振動検出装置。
【請求項4】
前記疑似触覚部は、ポリウレタン樹脂、又はシリコーン樹脂からなる、請求項1~3のいずれか一項に記載の振動検出装置。
【請求項5】
前記第一方向に関し、前記疑似触覚部の前記マイクと対向している部分の厚みが、1mm以上5mm以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の振動検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人の触覚によるコミュニケーションに利用可能な振動データを検出できる振動検出装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、Web会議システムやソーシャルネットワーキングサービスの発展により、インターネット回線を通じた様々なコミュニケーションツールが開発されている。
【0003】
そして、人の手で撫でられているという感覚が、人と人の心のつながりや絆を感じ合う心理的な効果をもたらすことが提唱されている(下記非特許文献1参照)。こういった背景から、お互いの居住地が遠く離れている場合や、感染防止等の理由により直接の面会ができない場合において、人の手で撫でるという動作、感触の伝送を可能とする簡易な触覚デバイスが注目されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-038100号公報
特開2020-112472号公報
【非特許文献】
【0005】
山口創 日本東洋医学系物理療法学会誌 第 42 巻 2 号「皮膚感覚と脳」
上条正義 デザントスポーツ科学Vol.26 「繊維製品の肌触り評価のための接触特性計測システム開発に関する研究」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、人の手で撫でられている感じを知覚するためには、手指の皮膚がスライドする感覚(以下、単に「スライド感」という場合がある。)を伝送先で提示することが重要である。しかしながら、スライド感を例えば物体のスライドの形で伝えようとすると、伝送元で撫でる動作をしている人の手や指の位相を検知するためのカメラやセンサの設置や、伝送先で人の手に接触させた物体を、当該手の肌面とこすり合うように連動させることが必要となる。このため、伝送元及び伝送先ともに大掛かりな装置が必要となり、一般家庭や規模が小さな施設等への導入が難しいという問題点があった。
【0007】
また、人の手で撫でる動作がもたらす触覚刺激と関連する皮膚のスライド感を伝えるためには、撫でる手と対象物との間に生じる触覚振動が重要な要素である。従来の触覚振動のセンシング及び再生方法は、例えば、上記特許文献1で示されるような、振動情報を取得する振動センサとそれぞれが音響信号を収音する二つのマイクを用いてセンシングを行い、該振動情報に従い振動する振動子とそれぞれが当該音響信号を再生する二つのスピーカーを用いるものがある。しかしながら、当該方法は、人の手で撫でるような細やかな動作のセンシングには適していなかった。
【0008】
さらに、上記特許文献2に示されるような触覚センサは、静止時の触感を測定する技術であり、スライド感に係る動作時の触感(振動)を扱うことは難しい。
【0009】
また、検出された触覚振動に関連するデータに対して何らかの特別な処理を施す場合、追加的に装置が必要になる、また、人ごとに微妙に異なる撫で方の特性が伝えられず、心理的なリアリティーが失われる、といった欠点があった。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑み、大型の装置を要することなく、人の触覚によるコミュニケーションに利用可能な振動データを検出できる振動検出装置に関する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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