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公開番号2024106186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010354
出願日2023-01-26
発明の名称紫蘇と果物の香味をバランスよく有するアルコール飲料及びその製造方法
出願人合同酒精株式会社
代理人
主分類C12G 3/04 20190101AFI20240731BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】 本発明は、紫蘇と果物の香味をバランスよく有し、紫蘇の香りのもつ癒しの効果と、果物のフレッシュ感、甘酸っぱさを併せ持つ新規のアルコール飲料、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 赤紫蘇浸漬酒もしくは赤紫蘇蒸留酒またはその両方と、果物の果汁の含量が1%~5%以下であり、アルコール度数が20%以下であるアルコール飲料。赤紫蘇浸漬酒もしくは赤紫蘇蒸留酒またはその両方の使用割合を、アルコール飲料のアルコール度数から換算したアルコール量を100%とした場合、その5~25%相当量とする、請求項1に記載のアルコール飲料。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
赤紫蘇浸漬酒もしくは赤紫蘇蒸留酒またはその両方と、果物の果汁の含量が1%~5%以下であり、アルコール度数が20%以下であるアルコール飲料。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
赤紫蘇浸漬酒もしくは赤紫蘇蒸留酒またはその両方の使用割合を、アルコール飲料のアルコール度数から換算したアルコール量を100%とした場合、その5~25%相当量とする、請求項1に記載のアルコール飲料。
【請求項3】
果物の果汁が、ライム、オレンジ、レモン、アセロラのうち1種類以上である請求項1または請求項2に記載のアルコール飲料。
【請求項4】
酸度が0.15w/v%~0.35w/v%、且つ甘味度が1.5~6.0である請求項1または請求項2に記載のアルコール飲料。
【請求項5】
請求項1に掲げる前記アルコール飲料の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の新規な香味の付与方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、消費者の精神的安定(ストレス解消、癒しの欲求)への意識の高まりに伴い、アルコール飲料においても、消費者の精神的安らぎ、リフレッシュ感の訴求を満たすアルコール飲料やその製造方法が望まれている。一方、チューハイに代表される低アルコール飲料では、果物の香味を有しフルーティーなものが広く飲まれている。
【0003】
例えば赤紫蘇は、日本において古くから薬味(ハーブ)として料理等に使用されてきた。その特有な香りの成分であるぺリルアルデヒドは、抗菌、防腐や、食欲増進作用があるとされている。またその香りの特性が、癒しの効果をもたらすことも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許5174020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に係る発明は、 紫蘇の主要香気成分ペリルアルデヒドの油っぽさと草のような臭いの欠点を補い、バランスの取れたフレッシュで自然な紫蘇の芳香を有する酒類を提供するため、蒸留酒の製造工程において、蒸留釜に張り込まれた蒸留原料の温度を適切に管理することにより、原料の一部として使用された紫蘇の香気成分をバランスよく回収し、紫蘇のフレッシュで自然な芳香を持つ蒸留酒を得るものである。
【0006】
一方、本発明者は、アルコール飲料に関して、赤紫蘇浸漬酒もしくは赤紫蘇蒸留酒またはその両方と、果物の果汁を使用し、紫蘇と果汁それぞれの香味のバランスがとれた商品の開発を進めた。
そして、この開発において、本発明者は、紫蘇と果物(ライム、アセロラ等)の果汁の香味が、官能評価において相性が良い、ということを確認した。
加えて、本発明者は、紫蘇と果物の香味のバランスをとるためには、果汁と赤紫蘇浸漬酒、もしくは赤紫蘇蒸留酒またはその両方を特定の割合で配合することが必要であることを見出した。
【0007】
そこで、本発明は、紫蘇と果物の香味をバランスよく有し、紫蘇の香りのもつ癒しの効果と、果物のフレッシュ感、甘酸っぱさを併せ持つ新規のアルコール飲料、及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題は、以下の手段により解決することができる。
(1)赤紫蘇浸漬酒もしくは赤紫蘇蒸留酒またはその両方を使用し、且つ、果物の果汁の含量が1%~5%以下であり、アルコール度数が20%以下であるアルコール飲料。
(2)赤紫蘇浸漬酒もしくは赤紫蘇蒸留酒またはその両方の使用割合を、アルコール飲料のアルコール度数から換算したアルコール量を100%とした場合、その5~25%相当量とする、前記(1)のアルコール飲料
(3)果物の果汁が、ライム、オレンジ、レモン、アセロラのうち1種類以上である、前記(1)、(2)のアルコール飲料。
(4)酸度が0.15w/v%~0.35w/v%、且つ甘味度が1.5~6.0である、前記(1)、(2)のアルコール飲料。
(5)前記(1)に掲げるアルコール飲料の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るアルコール飲料は、紫蘇と果物の果汁の香味のバランスが良く取れ、紫蘇の香りのもつ癒しの効果と、果物のフレッシュ感、甘酸っぱさをバランスよく併せ持つアルコール飲料を製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るアルコール飲料、アルコール飲料の製造方法、及び、アルコール飲料の香味向上方法を実施するための形態(本実施形態)について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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