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公開番号2024104451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008656
出願日2023-01-24
発明の名称化合物及びその製造方法
出願人国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人個人,個人,個人
主分類C07F 7/21 20060101AFI20240729BHJP(有機化学)
要約【課題】新規のかご型シロキサン化合物と、その製造方法の提供。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物。(式(1)中、複数のZ5は、それぞれ独立に、水素原子、又は、-SiR1R2R3で表される基であり、ただし、複数のZ5のうち少なくとも1つは-SiR1R2R3で表される基である。)
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024104451000036.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">41</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される化合物。
TIFF
2024104451000032.tif
65
170
(式(1)中、複数のZ

は、それぞれ独立に、水素原子、又は、-SiR





で表される基であり、ただし、複数のZ

のうち少なくとも1つは-SiR





で表される基である。


、R

及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、又は、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、若しくは、置換基を有していてもよいアリール基であり、R

、R

及びR

のうちの2個以上が前記アルキル基、前記アルケニル基又は前記アリール基である場合、これら基は相互に結合して環を形成していてもよい。)
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
下記式(10)で表される化合物(10)に、少なくとも1種の下記式(3)で表される化合物(3)を反応させて、下記式(1)で表される化合物(1)を得る、化合物の製造方法。
TIFF
2024104451000033.tif
64
170
X-SiR





・・・(3)
(式(3)中、R

、R

及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、又は、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、若しくは、置換基を有していてもよいアリール基であり、R

、R

及びR

のうちの2個以上が前記アルキル基、前記アルケニル基又は前記アリール基である場合、これら基は相互に結合して環を形成していてもよく;Xはハロゲン原子である。)
TIFF
2024104451000034.tif
65
170
(式(1)中、複数のZ

は、それぞれ独立に、水素原子、又は、-SiR





で表される基であり、ただし、複数のZ

のうち少なくとも1つは-SiR





で表される基である。


、R

及びR

は、それぞれ独立に、水素原子、又は、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、若しくは、置換基を有していてもよいアリール基であり、R

、R

及びR

のうちの2個以上が前記アルキル基、前記アルケニル基又は前記アリール基である場合、これら基は相互に結合して環を形成していてもよい。)
【請求項3】
少なくとも2種以上の前記化合物(3)を反応させる、請求項2に記載の化合物の製造方法。
【請求項4】
さらに、下記式(10)’で表される構造を有するケイ酸塩と、酸性化合物とを反応させて、前記化合物(10)を得るプロトン交換工程を含む、請求項2又は3に記載の化合物の製造方法。
TIFF
2024104451000035.tif
65
170
(式(10)’中、Q

は、陽イオンを表す。)
【請求項5】
前記プロトン交換工程が、前記化合物(10)を含む溶液から前記化合物(10)を粉体として単離する単離工程を含む、請求項4に記載の化合物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
オルトケイ酸の縮合物又はその誘導体と見做せる、かご型の骨格を有する一群のシロキサン化合物は、機能性ケイ素材料として種々の分野で有望であり、新規化合物の探索と、その製造方法が種々検討されている。
【0003】
例えば、このようなかご型シロキサン化合物の1種として、以下に示す合成ルートによって、下記式(90)で表される化合物(本明細書においては、「化合物(90)」と称することがある)を原料として、下記式(91)で表される化合物(本明細書においては、「化合物(91)」と称することがある)を得たことが開示されている(非特許文献1参照)。
【0004】
TIFF
2024104451000001.tif
114
170
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Main Group Metal Chemistry 20(1997)515-529
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、非特許文献1に記載の方法では、化合物(91)を得るために、原料である化合物(90)に対して、クロロジメチルシラン((CH



HSiCl)を大過剰量使用する必要があるという問題点があった。これは、シリケート化合物である化合物(90)が、大量の水和水を含んでいるためである。
【0007】
このように、従来のかご型シロキサン化合物には、実用的な方法では製造できないものがあり、製造方法の改良が望まれていた。
また、現状、かご型シロキサン化合物の探索も十分に為されているとは言えず、新規のかご型シロキサン化合物の探索も望まれていた。
【0008】
本発明は、新規のかご型シロキサン化合物と、その製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、下記の態様を含むものである。
[1] 下記式(1)で表される化合物。
【0010】
TIFF
2024104451000002.tif
65
170
(【0011】以降は省略されています)

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