TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024104398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008582
出願日2023-01-24
発明の名称マルチプレクサ
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H03H 9/72 20060101AFI20240729BHJP(基本電子回路)
要約【課題】通過特性が改善されたマルチプレクサを提供する。
【解決手段】マルチプレクサ1は、共通端子100、入出力端子110および120と、共通端子100と入出力端子110との間に接続され、第1周波数帯域を含む通過帯域を有するフィルタ10と、共通端子100と入出力端子120との間に接続され、第1周波数帯域よりも低周波側の第2周波数帯域を含む通過帯域を有するフィルタ20と、第1端が共通端子100に接続され、第2端が共通端子100と入出力端子110とを結ぶ経路のうちの共通端子100を除く経路に接続された付加回路30と、を備え、付加回路30は、圧電性を有する基板上に形成された複数のIDT電極を有する共振器を含み、上記複数のIDT電極のうち電極指ピッチが最も大きいIDT電極が共通端子100に接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
共通端子、第1入出力端子および第2入出力端子と、
前記共通端子と前記第1入出力端子との間に接続され、第1周波数帯域を含む通過帯域を有する第1フィルタ回路と、
前記共通端子と前記第2入出力端子との間に接続され、前記第1周波数帯域よりも低周波側の第2周波数帯域を含む通過帯域を有する第2フィルタ回路と、
第1端が前記共通端子に接続され、第2端が前記共通端子と前記第1入出力端子とを結ぶ経路のうちの前記共通端子を除く経路に接続された付加回路と、を備え、
前記付加回路は、圧電性を有する基板上に形成された複数のIDT(InterDigital Transducer)電極を有する共振器を含み、
前記複数のIDT電極のうち電極指ピッチが最も大きいIDT電極が前記共通端子に接続されている、
マルチプレクサ。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記共通端子に接続された前記IDT電極の電極指ピッチの最小値は、前記複数のIDT電極のうち前記共通端子に接続されたIDT電極を除くIDT電極の電極指ピッチの最小値よりも大きい、
請求項1に記載のマルチプレクサ。
【請求項3】
前記付加回路の挿入損失が極小となる周波数において、前記第1端から前記付加回路を見た反射損失は、前記第2端から前記付加回路を見た反射損失よりも小さい、
請求項1または2に記載のマルチプレクサ。
【請求項4】
前記付加回路の挿入損失が極小となる周波数は、前記第1周波数帯域の低周波端よりも低周波側に位置する、
請求項1または2に記載のマルチプレクサ。
【請求項5】
前記第1周波数帯域は、アップリンク動作バンドであり、
前記第2周波数帯域は、ダウンリンク動作バンドである、
請求項1または2に記載のマルチプレクサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチプレクサに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1周波数帯域を通過帯域とする送信側フィルタ(第1フィルタ)および第2周波数帯域を通過帯域とする受信側フィルタ(第2フィルタ)を備えるマルチプレクサの回路構成が開示されている。第1フィルタの入出力端子には、複数のIDT電極からなる共振器を含む付加回路が接続されている。付加回路の接続により、第1フィルタの所定の周波数帯域における減衰特性を改善できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-74539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたマルチプレクサにおいて、付加回路を構成する複数のIDT電極の設計パラメータにより、第2フィルタの通過特性が劣化するという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、通過特性が改善されたマルチプレクサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るマルチプレクサは、共通端子、第1入出力端子および第2入出力端子と、共通端子と第1入出力端子との間に接続され、第1周波数帯域を含む通過帯域を有する第1フィルタ回路と、共通端子と第2入出力端子との間に接続され、第1周波数帯域よりも低周波側の第2周波数帯域を含む通過帯域を有する第2フィルタ回路と、第1端が共通端子に接続され、第2端が共通端子と第1入出力端子とを結ぶ経路のうちの共通端子を除く経路に接続された付加回路と、を備え、付加回路は、圧電性を有する基板上に形成された複数のIDT(InterDigital Transducer)電極を有する共振器を含み、当該複数のIDT電極のうち電極指ピッチが最も大きいIDT電極が共通端子に接続されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、通過特性が改善されたマルチプレクサを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係るマルチプレクサおよびその周辺回路の回路構成図である。
実施例に係る第1フィルタ回路の回路構成図である。
実施例に係る第2フィルタ回路の回路構成図である。
実施例に係る各フィルタおよび付加回路を構成する弾性波共振子の第1例を模式的に表す平面図および断面図である。
実施例に係る各フィルタおよび付加回路を構成する弾性波共振子の第2例を模式的に表す断面図である。
実施例に係る各フィルタを構成する弾性波共振子の第3例を模式的に表す断面図である。
実施例に係る付加回路の通過特性を表すグラフである。
ノードN1から実施例に係る付加回路を見た反射特性を表すグラフである。
ノードN2から実施例に係る付加回路を見た反射特性を表すグラフである。
実施例および比較例に係る第1フィルタ回路および付加回路の通過特性を表すグラフである。
実施例および比較例に係る第2フィルタ回路の通過特性を表すグラフである。
実施例および比較例に係る第1フィルタ回路および第2フィルタ回路のアイソレーション特性を表すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。
【0010】
なお、各図は、本発明を示すために適宜強調、省略、または比率の調整を行った模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではなく、実際の形状、位置関係、および比率とは異なる場合がある。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡素化される場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

エイブリック株式会社
半導体装置
1か月前
太陽誘電株式会社
電子部品
1か月前
日本電波工業株式会社
圧電発振器
24日前
日本電波工業株式会社
発振器
24日前
日本電波工業株式会社
圧電デバイス
1か月前
日本電波工業株式会社
圧電デバイス
1か月前
アズビル株式会社
HART通信装置
1か月前
ローム株式会社
オペアンプ回路
24日前
株式会社ミツトヨ
フィルタ回路
1か月前
TDK株式会社
電子部品
23日前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
20日前
日東電工株式会社
BAWフィルタ
13日前
株式会社村田製作所
高周波増幅回路
13日前
ローム株式会社
モータドライバ回路
14日前
ローム株式会社
モータドライバ回路
14日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
8日前
日清紡マイクロデバイス株式会社
演算増幅器
1か月前
株式会社デンソー
スイッチ回路
14日前
株式会社NTTドコモ
歪補償回路
27日前
太陽誘電株式会社
電子部品およびその製造方法
14日前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
14日前
住友電気工業株式会社
アウトフェージング増幅器
27日前
ミツミ電機株式会社
ハイブリッド型ADC
1か月前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
14日前
ローム株式会社
発振回路
1か月前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
14日前
ローム株式会社
オシレータ
1か月前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
14日前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
14日前
株式会社村田製作所
高周波回路及び通信装置
1か月前
オムロン株式会社
センサ及び検出方法
24日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
24日前
ローム株式会社
スイッチ装置
21日前
日本精機株式会社
信号電源分離回路、信号伝送回路及び車両
20日前
株式会社村田製作所
スイッチ装置およびフロントエンド回路
1か月前
住友電気工業株式会社
増幅回路
6日前
続きを見る