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公開番号
2024104393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-05
出願番号
2023008577
出願日
2023-01-24
発明の名称
電動締付機
出願人
株式会社マキタ
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B25B
23/14 20060101AFI20240729BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】外中間スリーブとアウタスリーブとを固定するねじの脱落を抑制すること。
【解決手段】電動締付機は、モータと、モータの回転力が入力されるインターナルギヤを含む遊星歯車機構と、インターナルギヤの前端部の径方向内側に配置され、遊星歯車機構の回転力が入力される外中間スリーブと、外中間スリーブの径方向内側に配置され、遊星歯車機構の回転力が入力される内中間スリーブと、外中間スリーブの前端部の径方向内側に配置され、ナットを保持するアウタスリーブと、アウタスリーブの径方向内側に配置され、シャーボルトのピンテールを保持するインナスリーブと、外中間スリーブと前記アウタスリーブとを固定するねじと、ねじを径方向外側から覆うカバー部材と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、
前記モータの回転力が入力されるインターナルギヤを含む遊星歯車機構と、
前記インターナルギヤの前端部の径方向内側に配置され、前記遊星歯車機構の回転力が入力される外中間スリーブと、
前記外中間スリーブの径方向内側に配置され、前記遊星歯車機構の回転力が入力される内中間スリーブと、
前記外中間スリーブの前端部の径方向内側に配置され、ナットを保持するアウタスリーブと、
前記アウタスリーブの径方向内側に配置され、シャーボルトのピンテールを保持するインナスリーブと、
前記外中間スリーブと前記アウタスリーブとを固定するねじと、
前記ねじを径方向外側から覆うカバー部材と、を備える、
電動締付機。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記カバー部材は、前記外中間スリーブに取り付けられる、
請求項1に記載の電動締付機。
【請求項3】
前記外中間スリーブは、前記ねじが結合されるねじ孔を有し、
前記アウタスリーブは、前記ねじの先端部が挿入される透孔を有し、
前記カバー部材は、前記外中間スリーブに取り付けられた状態で、前記ねじ孔を遮蔽する位置と前記ねじ孔を露出する位置とに移動可能である、
請求項1に記載の電動締付機。
【請求項4】
前記カバー部材は、前記外中間スリーブの周方向に移動可能である、
請求項3に記載の電動締付機。
【請求項5】
前記カバー部材は、前記外中間スリーブの周囲の一部に配置される帯状である、
請求項4に記載の電動締付機。
【請求項6】
前記カバー部材は、前記外中間スリーブを締め付けるように弾性力を発生する、
請求項5に記載の電動締付機。
【請求項7】
前記カバー部材は、開口部を有し、
前記ねじ孔を遮蔽する位置は、前記カバー部材の非開口部が前記ねじ孔に一致する位置であり、
前記ねじ孔を露出する位置は、前記開口部が前記ねじ孔に一致する位置である、
請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の電動締付機。
【請求項8】
前記カバー部材は、前記径方向内側に突出する突出部を有し、
前記ねじ孔を遮蔽する位置は、前記突出部が前記ねじ孔に一致する位置である、
請求項3に記載の電動締付機。
【請求項9】
前記突出部は、前記ねじ孔の径方向外側の開口を規定する前記外中間スリーブのエッジに接触可能である、
請求項8に記載の電動締付機。
【請求項10】
前記カバー部材は、前記外中間スリーブの軸方向に移動可能である、
請求項3に記載の電動締付機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、電動締付機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電動締付機に係る技術分野において、特許文献1に開示されているようなシャーレンチが知られている。シャーレンチは、シャーボルトとナットとの締付作業に使用される。特許文献1において、シャーレンチは、外中間スリーブ(200)と、外中間スリーブ(200)の前側に配置されるアウタスリーブ(204)と、を有する。外中間スリーブとアウタスリーブとは、ねじにより固定される。アウタスリーブは、ナットのサイズに合わせて交換される。作業者は、ねじによる外中間スリーブとアウタスリーブとの固定を解除することにより、アウタスリーブを交換することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-018312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば締付作業に起因する振動に起因して、外中間スリーブとアウタスリーブとを固定するねじが緩む可能性がある。緩んだねじがシャーレンチから脱落すると、ねじが紛失する可能性がある。
【0005】
本明細書で開示する技術は、外中間スリーブとアウタスリーブとを固定するねじの脱落を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、電動締付機を開示する。電動締付機は、モータと、モータの回転力が入力されるインターナルギヤを含む遊星歯車機構と、インターナルギヤの前端部の径方向内側に配置され、遊星歯車機構の回転力が入力される外中間スリーブと、外中間スリーブの径方向内側に配置され、遊星歯車機構の回転力が入力される内中間スリーブと、外中間スリーブの前端部の径方向内側に配置され、ナットを保持するアウタスリーブと、アウタスリーブの径方向内側に配置され、シャーボルトのピンテールを保持するインナスリーブと、外中間スリーブとアウタスリーブとを固定するねじと、を備えてもよい。電動締付機は、ねじを径方向外側から覆うカバー部材を備えてもよい。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、外中間スリーブとアウタスリーブとを固定するねじの脱落が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係る電動締付機を示す右前方からの斜視図である。
図2は、第1実施形態に係る電動締付機を示す左後方からの斜視図である。
図3は、第1実施形態に係る電動締付機を示す右側面図である。
図4は、第1実施形態に係る電動締付機を示す断面図である。
図5は、第1実施形態に係る電動締付機の前端部を示す左前方からの斜視図である。
図6は、第1実施形態に係る電動締付機の前端部を示す左前方からの分解斜視図である。
図7は、第1実施形態に係る電動締付機の前端部を示す右側面図である。
図8は、第1実施形態に係る電動締付機の前端部を示す断面図である。
図9は、第1実施形態に係る電動締付機の前端部を示す左前方からの斜視図である。
図10は、第1実施形態に係る電動締付機の前端部を示す右側面図である。
図11は、第1実施形態に係る電動締付機の前端部を示す断面図である。
図12は、第2実施形態に係る電動締付機の前端部を示す左前方からの斜視図である。
図13は、第2実施形態に係る電動締付機の前端部を示す左前方からの分解斜視図である。
図14は、第2実施形態に係る電動締付機の前端部を示す右側面図である。
図15は、第2実施形態に係る電動締付機の前端部を示す断面図である。
図16は、第2実施形態に係る電動締付機の前端部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動締付機は、モータと、モータの回転力が入力されるインターナルギヤを含む遊星歯車機構と、インターナルギヤの前端部の径方向内側に配置され、遊星歯車機構の回転力が入力される外中間スリーブと、外中間スリーブの径方向内側に配置され、遊星歯車機構の回転力が入力される内中間スリーブと、外中間スリーブの前端部の径方向内側に配置され、ナットを保持するアウタスリーブと、アウタスリーブの径方向内側に配置され、シャーボルトのピンテールを保持するインナスリーブと、外中間スリーブとアウタスリーブとを固定するねじと、を備えてもよい。電動締付機は、ねじを径方向外側から覆うカバー部材を備えてもよい。
【0010】
上記の構成では、ねじを覆うカバー部材が設けられるので、ねじが緩んでも、カバー部材によりねじの脱落が抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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