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公開番号2024104127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008202
出願日2023-01-23
発明の名称建物
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04B 1/70 20060101AFI20240726BHJP(建築物)
要約【課題】意匠性に優れるとともに、効率的に換気を行なえる建物を提供する。
【解決手段】建物10は、柱11及び梁12に囲まれた2階分のカーテンウォールユニット20を備える。カーテンウォールユニット20は、ガラス部と空気交換ユニット部22とを有する。空気交換ユニット部22には、各階に対応したスリットが鉛直方向に延在するように形成されている。建物10は、屋外から室内への給気を行なう給気ダクト部31、室内から屋外への排気を行なう排気ダクト部33を、縦一列に並んだ複数の空気交換ユニット部22で構成し、スリットを介して、屋外と室内との空気を交換する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
屋外から室内へと空気を取り入れる給気ダクト部と、外装を構成するカーテンウォールユニットとを備えた建物において、
前記カーテンウォールユニットは、鉛直方向に延在する空気交換ユニット部を備え、
前記給気ダクト部は、鉛直方向に一列に並べて配置された複数の前記空気交換ユニット部により構成されることを特徴とする建物。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記空気交換ユニット部において、前記屋外と前記室内とを連通する給気開口部を、鉛直方向に延在する形状で形成していることを特徴とする請求項1に記載の建物。
【請求項3】
前記給気開口部は、前記室内から前記屋外への排気を行なう排気ダクト部から所定距離以上離して設けられており、
前記排気ダクト部は、鉛直方向に一列に並べて配置された複数の前記空気交換ユニット部により構成されることを特徴とする請求項2に記載の建物。
【請求項4】
屋外から室内への排気を行なう排気ダクト部と、外装を構成するカーテンウォールユニットとを備えた建物において、
前記カーテンウォールユニットは、鉛直方向に延在する空気交換ユニット部を備え、
前記排気ダクト部は、鉛直方向に一列に並べて配置された複数の前記空気交換ユニット部により構成されることを特徴とする建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、屋外からの空気を取り込む給気ダクト部や屋外への空気の排気を行なう排気ダクト部等を備えた建物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物には、室内の空気を調整するための空調機が設けられている。この空調機は、屋外からの空気を室内に取り込む給気ダクト部と、室内からの空気を屋外に排出する排気ダクト部とを備える。通常、空調機における給気ダクトの外気取入口は、汚染された空気を取り入れることがないように排気ダクトの排気口等からの離隔を考慮して配置される(例えば、非特許文献1,2参照)。更に、非特許文献2においては、外気取入口と排気口とを別の面に設置することが推奨されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
日本建築行政会議編集、「建築設備設計・施工上の運用指針 2019年版」、初版、一般財団法人日本建築設備・昇降機センター、平成3年2月15日、p55
財団法人ビル管理教育センター著、「特定建築物における建築確認時審査のためのガイドライン」、財団法人ビル管理教育センター、2005年3月、p32
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献2においては、外気取入口と排気口とを同一壁面や屋上に設置する場合には、外気取入口と排気口との距離を十分に確保し、排気の影響を受けないようにすると記載されている。このため、複数階を備えた建物において、同じ面に、外気取入口と排気口とを設置して効率的に換気を行なうとともに、その面を、統一感等がある意匠性に優れた外観にすることは難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する建物は、屋外から室内へと空気を取り入れる給気ダクト部と、外装を構成するカーテンウォールユニットとを備えた建物において、前記カーテンウォールユニットは、鉛直方向に延在する空気交換ユニット部を備え、前記給気ダクト部は、鉛直方向に一列に並べて配置された複数の前記空気交換ユニット部により構成される。
【0006】
更に、上記課題を解決する建物は、屋外から室内への排気を行なう排気ダクト部と、外装を構成するカーテンウォールユニットとを備えた建物において、前記カーテンウォールユニットは、鉛直方向に延在する空気交換ユニット部を備え、前記排気ダクト部は、鉛直方向に一列に並べて配置された複数の前記空気交換ユニット部により構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、意匠性に優れるとともに、効率的に換気を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の建物の外装の全体を示す正面図である。
実施形態の建物の柱、梁及びこれらに嵌るカーテンウォールユニットを説明する一部分解斜視図である。
実施形態の建物の外装の要部を説明する正面図である。
実施形態のカーテンウォールユニットを説明する要部の正面図である。
図4における5-5線方向における断面図である。
実施形態における建物のカーテンウォールユニットを説明する要部の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図6を用いて、建物を具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、複数階を有する建物について説明する。
図1は、本実施形態の建物10の外観の全体図、図2は、建物10の外装となる外周部を構成するカーテンウォールユニット20の説明図である。図3は、建物10の外観の要部の拡大図であって、図1の給気ダクト部31及び排気ダクト部33の一部を示している。図4は、図3におけるカーテンウォールユニット20の拡大図である。図5は、図4における5-5線方向の断面図であり、図6は図4における縦断面図である。
【0010】
図1に示すように、本実施形態の建物10は、外装となる外周部を、プレキャストコンクリート(PCa)の鉄筋コンクリートで構成し、その内部を、鉄骨のラーメン架構で構成している。建物10の外周部を構成するPCaは、略直方体形状の柱11及び梁12を組み合わせて構成される。更に、柱11及び梁12によって区画される領域に、外装となるカーテンウォールユニット20が配置される。このカーテンウォールユニット20は、2階分に渡ってユニット化されており、横(水平方向)に1階分ずつ、ずらして配置されているとともに、縦(鉛直方向)に整列するように配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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