TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024103826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023007736
出願日2023-01-23
発明の名称端子付き電線製造方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 43/00 20060101AFI20240726BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子付き電線において電線と端子の接合部分に防食剤を適切に塗布し、適正な防食機能を確保することができる端子付き電線製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】端子付き電線製造方法は、圧着端子1を取り付けた電線Wにおける圧着端子1と電線Wの接合部分に対し液状の光硬化性樹脂である防食剤11を塗布し(ST14)、塗布終了時から予め設定される許容時間を経過したか否かを判定し(ST16)、この判定により許容時間を経過したと判定された場合に接合部分に塗布された防食剤11に対し光を仮照射し(ST18)、接合部分に塗布された防食剤11又は仮照射された防食剤11を硬化させるように構成されている(ST20)。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
圧着端子を取り付けた電線における前記圧着端子と前記電線の接合部分に対し液状の光硬化性樹脂である防食剤を塗布する塗布工程と、
前記塗布工程の終了時から予め設定される許容時間を経過したか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により前記許容時間を経過したと判定された場合、前記塗布工程により前記接合部分に塗布された前記防食剤に対し光を仮照射する仮照射工程と、
前記接合部分に塗布された前記防食剤又は仮照射された前記防食剤を硬化させる硬化工程と、を含む、
端子付き電線製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子付き電線製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端子付き電線製造方法として、例えば、特許文献1~4に記載されるように、端子付き電線において電線と端子の接合部分に防食剤を塗布し硬化させ、電線と端子の接合部分を外部に対し封止して腐食を防止しようとするもの知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-153721号公報
特開2016-225171号公報
特開2015-153715号公報
特開2014-130703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような製造方法において、電線と端子の接合部分の防食剤の塗布すべき領域に防食剤が塗布できていないと、適正な防食性能を発揮することができない。防食剤は、硬化する前は液体であり、接合部分に塗布された時に流動性を有する。このため、このような性質を考慮して電線と端子の接合部分に防食剤を適切に塗布しなければ、適正な防食機能を確保することが難しい。
【0005】
そこで、本発明は、電線と端子の接合部分に防食剤を適切に塗布し、適正な防食機能を有する端子付き電線製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係る端子付き電線製造方法は、圧着端子を取り付けた電線における圧着端子と電線の接合部分に対し液状の光硬化性樹脂である防食剤を塗布する塗布工程と、塗布工程の終了時から予め設定される許容時間を経過したか否かを判定する判定工程と、判定工程により許容時間を経過したと判定された場合、塗布工程により接合部分に塗布された防食剤に対し光を仮照射する仮照射工程と、接合部分に塗布された防食剤又は仮照射された防食剤を硬化させる硬化工程とを含むように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る端子付き電線製造方法は、端子付き電線において電線と端子の接合部分に防食剤を適切に塗布し、適正な防食機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る端子付き電線製造方法により製造される電線の概略構成を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係る端子付き電線製造方法に用いられる製造装置の電気的な構成の概要を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係る端子付き電線製造方法における防食剤の塗布位置を示す図である。
図4は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の塗布工程及び仮照射工程の説明図である。
図5は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の硬化工程の説明図である。
図6は、実施形態に係る端子付き電線製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本発明の実施形態に係る端子付き電線製造方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
端子
7日前
矢崎総業株式会社
端子台
14日前
矢崎総業株式会社
収容箱
7日前
矢崎総業株式会社
充電器
3日前
矢崎総業株式会社
充電器
3日前
矢崎総業株式会社
無線装置
21日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
表示装置
17日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
21日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
21日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
21日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
21日前
矢崎総業株式会社
電源装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
中継装置
21日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
26日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
27日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
接続構造
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
21日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
表示装置
7日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
グロメット
10日前
矢崎総業株式会社
電流センサ
3日前
矢崎総業株式会社
グロメット
3日前
矢崎総業株式会社
シール部材
3日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
14日前
矢崎総業株式会社
電子ユニット
1か月前
矢崎総業株式会社
端子接続装置
21日前
矢崎総業株式会社
コネクタ装置
1か月前
矢崎総業株式会社
短絡判定回路
3日前
続きを見る