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公開番号2024115639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021371
出願日2023-02-15
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240820BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シール部材の変形を抑制して止水性を確保することができるコネクタを提供する。
【解決手段】
コネクタ1は、電線Wに取り付けられるシール部材2を収容し電線Wの延在方向に開口35を形成するカバー部32を有するホルダ3と、ホルダ3の取付時にシール部材2を収容するキャビティ62を形成するハウジング6と、を備え、シール部材2は、内周部26に形成される第一止水部23及び外周部27に形成される第二止水部25を有し、第一止水部23の延在方向の長さと第二止水部25の延在方向の長さが異なっており、ハウジング6は、キャビティ62を囲って画成する壁部61を有し、カバー部32は、シール部材2の外周部27を壁部61の挿入方向と反対側から支持する外周支持部33、及び、壁部61の挿入時にシール部材2の圧縮により変形する変形部分を受け入れるための受入空間34を形成するように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電線に取り付けられ接続対象物に接続される端子と、
前記電線の外周に取り付けられる環状のシール部材と、
前記電線を挿通させて保持する保持部、及び、前記電線に取り付けられる前記シール部材を覆って収容し前記電線の延在方向に開口を形成しているカバー部を有するホルダと、
前記ホルダを取り付け可能に構成され、前記ホルダが取り付けられた状態で前記シール部材を収容するキャビティを形成しているハウジングと、を備え、
前記シール部材は、内周部に形成される第一止水部、及び、外周部に形成される第二止水部を有し、前記延在方向における前記第一止水部の長さと前記第二止水部の長さが異なっており、
前記ハウジングは、前記キャビティを囲って画成し、前記ホルダが取り付けられた状態で前記カバー部内に挿入され前記シール部材の前記外周部に接触する壁部を有し、
前記カバー部は、前記シール部材の前記外周部を前記壁部の挿入方向と反対側から支持する外周支持部、及び、前記壁部の挿入時に前記シール部材の圧縮により変形する変形部分を受け入れるための受入空間を形成している、
コネクタ。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記外周支持部は、前記カバー部の内面から前記壁部の挿入側へ突出して形成され、
前記受入空間は、前記外周支持部に対し前記電線側に隣接する外周受入空間、及び、前記内面を前記延在方向に凹ませて形成される内周受入空間を含む、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記延在方向における前記第二止水部の長さは、前記延在方向における前記第一止水部の長さより短い、
請求項1又は2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとして、例えば、特許文献1~3に記載されるように、電線の外周にシール部材を装着し、シール部材をホルダ(シールリテーナ)で保持し、ホルダをハウジングに取り付けるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-102328号公報
特許第5367880号公報
特開平10-223304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のコネクタは、止水性を確保できない場合があるという点で改善の余地がある。すなわち、ホルダをハウジングに取り付ける際、電線とハウジングの間を止水するシール部材が変形し、シール部材による止水性能が十分に発揮されず、コネクタの止水性の確保が難しい場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、シール部材の変形を抑制して止水性を確保することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係るコネクタは、電線に取り付けられ接続対象物に接続される端子と、前記電線の外周に取り付けられる環状のシール部材と、前記電線を挿通させて保持する保持部、及び、前記電線に取り付けられる前記シール部材を覆って収容し前記電線の延在方向に開口を形成しているカバー部を有するホルダと、前記ホルダを取り付け可能に構成され、前記ホルダが取り付けられた状態で前記シール部材を収容するキャビティを形成しているハウジングと、を備え、前記シール部材は、内周部に形成される第一止水部、及び、外周部に形成される第二止水部を有し、前記延在方向における前記第一止水部の長さと前記第二止水部の長さが異なっており、前記ハウジングは、前記キャビティを囲って画成し、前記ホルダが取り付けられた状態で前記カバー部内に挿入され前記シール部材の前記外周部に接触する壁部を有し、前記カバー部は、前記シール部材の前記外周部を前記壁部の挿入方向と反対側から支持する外周支持部、及び、前記壁部の挿入時に前記シール部材の圧縮により変形する変形部分を受け入れるための受入空間を形成するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタによれば、シール部材の変形を抑制して止水性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るコネクタを示す断面図である。
図2は、実施形態に係るコネクタのシール部材の断面図である。
図3は、実施形態に係るコネクタの組み付けの説明図である。
図4は、実施形態に係るコネクタの組み付けの説明図である。
図5は、実施形態に係るコネクタの組み付けの説明図である。
図6は、比較例の組み付けの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態は、コネクタに関する。図1は、実施形態に係るコネクタを示す断面図であり、図2は、実施形態に係るコネクタのシール部材の断面図である。図3~図5は、実施形態に係るコネクタの組み付けの説明図である。図6は、比較例の組み付けの説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

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