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公開番号2024109340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023014080
出願日2023-02-01
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/631 20060101AFI20240806BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】接続対象に対する組み付け易さを向上するコネクタを得ることを目的とする。
【解決手段】コネクタ1は、接続対象2に接続されるコネクタであって、端子付き電線10と、ハウジング20と、シールドシェル30と、固定部材40と、を備えている。固定部材40は、シールドシェル30に固定され、前側X1に突出する。固定部材40は、接続対象2に設けられた案内部2dに挿入された状態で、軸方向Zへの変位を規制される。固定部材40における前側X1の端部は、ハウジング20及びシールドシェル30における前側X1の端部よりも、前側X1に位置している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
端子付き電線と、前記端子付き電線の端子を収容するハウジングと、前記ハウジングを囲むシールドシェルと、を備え、接続対象に対して接続されるコネクタであって、
前記シールドシェルに固定され、前記ハウジングと前記接続対象とが対向する対向方向の一方側に突出する固定部材を備え、
前記固定部材は、前記接続対象に設けられた前記対向方向の他方側に向かって開口する案内部に対して、挿入可能に設けられ、前記案内部に挿入された状態で、前記対向方向に交差する交差方向への変位を規制され、
前記固定部材における前記対向方向の一方側の端部は、前記ハウジング及び前記シールドシェルにおける前記対向方向の一方側の端部よりも、前記対向方向の一方側に位置していることを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記固定部材は、ネジ部と、前記ネジ部に連続するガイド部と、を備えたボルトであり、
前記案内部は、前記接続対象に形成される凹部であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記シールドシェルは、前記ハウジングの前記対向方向の他方側に設けられる第一シェルと、前記ハウジングの前記対向方向の一方側に設けられる第二シェルと、を備え、
前記固定部材が前記シールドシェルに固定された状態では、前記第一シェルと前記第二シェルとの間に前記ハウジングが挟み込まれ、前記第一シェル、前記ハウジング、及び前記第二シェルが一体となっていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
端子付き電線、前記端子付き電線の端子を収容するハウジング、前記ハウジングを囲むシールドシェル、及び、前記シールドシェルに固定されるとともに所定方向に沿って突出する固定部材、を備えるコネクタと、前記コネクタに向かって開口する案内部としての仮決め孔、及び前記コネクタに向かって開口する固定孔、を備える接続対象と、を前記所定方向に向かって接続する接続方法であって、
前記固定部材を前記仮決め孔に収容して前記コネクタの前記接続対象に対する位置を仮決めする仮決め工程と、
前記仮決め工程の後に、前記固定孔に固定される接続部材によって前記コネクタと前記接続対象とを本固定する本固定工程と、を備える接続方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
端子のハウジングを収容するシールドシェルを備えたコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のコネクタでは、シールドシェルが、ハウジングの厚み方向に対向するロアシェルと、アッパシェルと、を備えている。ロアシェルとアッパシェルとの間には、収容空間部が形成され、収容空間部には、ハウジングが収容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-110042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種のコネクタは、接続対象である装置の筐体等に、接続部材を用いて接続固定される。しかしながら、コネクタの接続固定に際し、コネクタの位置ずれを防止するために作業者がハウジングを手で押さえる等する必要があり、作業が容易ではない。
【0005】
本発明の目的は、接続対象に対する組み付け易さを向上するコネクタを得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、コネクタは、端子付き電線と、前記端子付き電線の端子を収容するハウジングと、前記ハウジングを囲むシールドシェルと、を備え、接続対象に対して接続されるコネクタであって、前記シールドシェルに固定され、前記ハウジングと前記接続対象とが対向する対向方向の一方側に突出する固定部材を備え、前記固定部材は、前記接続対象に設けられた前記対向方向の他方側に向かって開口する案内部に対して、挿入可能に設けられ、前記案内部に挿入された状態で、前記対向方向に交差する交差方向への変位を規制され、前記固定部材における前記対向方向の一方側の端部は、前記ハウジング及び前記シールドシェルにおける前記対向方向の一方側の端部よりも、前記対向方向の一方側に位置していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、接続対象に対する組み付け易さを向上するコネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図。
コネクタの側面図。
接続対象に接続する前のコネクタを示す断面図。
接続対象に接続が完了した状態のコネクタを示す断面図。
固定部材により変位を規制された状態のコネクタを示す断面図。
図5における領域Aの拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、コネクタ1について説明する。本実施形態のコネクタ1は、例えば、ハイブリッド車両に搭載されるインバータ等の装置(以下、接続対象2とする)と電源とを接続するワイヤハーネスの一部を構成するメスコネクタである。コネクタ1は、端子付き電線10と、ハウジング20と、シールドシェル30と、固定部材40と、を備えている。なお、図において、矢印X、Y、Zは、互いに直交する方向である。矢印Xは、接続対象2とハウジング20とが対向する方向を示し、本実施形態では、この方向を「前後方向X」と記し、前後方向Xの一方側を「前側X1」、他方側を「後側X2」とする。矢印Yは、ハウジング20の幅方向を示す。この幅方向は、「左右方向Y」と記し、左右方向Yの一方側を「左側Y1」、他方側を「右側Y2」とする。矢印Zは、端子付き電線10を構成する電線11の軸方向を示す。この軸方向は、「軸方向Z」と記し、軸方向Zの一方を「一端側Z1」とし、他方を「他端側Z2」とする。この定義は、あくまでも説明の便宜のためであり、必ずしもコネクタ1の実際の使用状態における方向を限定するものではない。
【0010】
端子付き電線10は、電線11と、電線11の一端側Z1に接続される不図示の端子と、を備えている。電線11は、接続対象2と他の機器とを接続するシールド電線であり、図1に示すように、本実施形態では、4個設けられ、左右方向Yに隣接している。端子付き電線10の一端側Z1には、前側X1に延びる不図示の端子が接続されている。ハウジング20は、端子付き電線10の一端側Z1を収容する樹脂製の部材であり、図2に示すように、軸方向Zに延びる本体部21と、本体部21の一端側Z1の端部に連続し前側X1に延びる接続部22と、でL字筒状に形成されている。本体部21は、左右方向Y及び軸方向Zに延在する矩形箱状に形成され、左右方向Yに並んだ電線11を囲んでいる。本体部21の後側X2を向く面には、図3に示すように前後方向Xに貫通する作業孔23が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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