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公開番号2024103856
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023007792
出願日2023-01-23
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240726BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】防水性能及び衝撃耐性を向上させたコネクタを得ることを目的とする。
【解決手段】コネクタ1は、端子付き電線11を収容するハウジング12と、ハウジング12内方にアクセス可能な作業孔1221bを備える筒部1221と、作業孔1221bを閉塞するように筒部1221に嵌め込まれるキャップ13と、キャップ13の外面と筒部1221の内面との間に介在し、筒部1221を、筒部1221の外方である反発方向に押圧するシール部材14と、筒部1221を介してシール部材14と対向する規制部153を有し規制部153によって筒部1221の反発方向への変形を規制する第一シールドシェル15と、第一シールドシェル15を含んでハウジング12の少なくとも一部を覆う第二シールドシェル16と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
端子付き電線を収容するハウジングと、
前記ハウジングに形成される筒部であって前記ハウジングの内方にアクセス可能な孔部を備える筒部と、
前記孔部を閉塞するように前記筒部に嵌め込まれる栓部材と、
前記栓部材の外面と前記筒部の内面との間に介在し、前記筒部を、前記筒部の外方である反発方向に押圧するシール部材と、
前記筒部を介して前記シール部材と対向する規制部を有し前記規制部によって前記筒部の前記反発方向への変形を規制する第一シールドシェルと、
前記第一シールドシェルを含んで前記ハウジングの少なくとも一部を覆う第二シールドシェルと、を備えるコネクタ。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、相手コネクタの相手ハウジングに接続され、
前記端子付き電線の端子は、前記相手コネクタの相手端子にボルト締結により接続され、
前記孔部は、前記ハウジングの外部から前記ボルト締結に用いるボルトにアクセス可能な作業孔であり、
前記第一シールドシェルは、前記筒部の外面及び前記栓部材を覆う形状を有し、
前記第二シールドシェルは、前記第一シールドシェルの外面全体を覆う形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記作業孔の内部には、ボルト締結された前記端子及び前記相手端子が、複数組配置されている請求項2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ハウジングにシールドシェルが組み付けられたシールドコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のコネクタは、第1ハウジングと、第1ハウジングに形成された作業孔を塞ぐキャップと、キャップに装着されるシールリングと、第1ハウジングの露出部を覆うシェルカバーと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-32500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したコネクタでは、キャップの装着時に、シールリングが作業孔の開口縁部を外方に押圧することで、同方向に作業孔周辺が変形し、キャップとハウジングとのラップ量、すなわち当接量が低下してしまうことがある。このため、キャップ及びシールリングによるシール性能が低下し、コネクタの防水機能が低下する。また、第1ハウジングの露出部を覆う部材が単一のシェルカバーであるため、コネクタの強度を保ちにくい。このため、コネクタに対してハウジングの外部から衝撃が加わった場合に衝撃に耐えられず、シェルカバー内の部品が損傷するおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、防水性能及び衝撃耐性を向上させたコネクタを得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、コネクタは、端子付き電線を収容するハウジングと、前記ハウジングに形成される筒部であって前記ハウジング内方にアクセス可能な孔部を備える筒部と、前記孔部を閉塞するように前記筒部に嵌め込まれる栓部材と、前記栓部材の外面と前記筒部の内面との間に介在し、前記筒部を、前記筒部の外方である反発方向に押圧するシール部材と、前記筒部を介して前記シール部材と対向する規制部を有し前記規制部によって前記筒部の前記反発方向への変形を規制する第一シールドシェルと、前記第一シールドシェルを含んで前記ハウジングの少なくとも一部を覆う第二シールドシェルと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、防水性能及び衝撃耐性を向上させたコネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態に係るコネクタ、相手コネクタ、及びユニットを示す分解斜視図。
接続された状態にあるコネクタ、相手コネクタ、及びユニットの断面図。
図2の領域Aを拡大した拡大断面図。
組立途中のコネクタを示す斜視図。
ハウジングに栓部材を取り付ける様子を示す斜視図。
(A)は、ハウジングに第一シールドシェルを取り付ける様子を示す斜視図であり、(B)は、第一シールドシェルの取り付けが完了した状態のコネクタを示す斜視図。
(A)は、ハウジングに第二シールドシェルを取り付ける様子を示す斜視図であり、(B)は、第二シールドシェルの取り付けが完了した状態のコネクタを示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、コネクタ1について説明する。本実施形態のコネクタ1は、例えば、ハイブリッド車両に搭載されたモータ等の機器に電力を供給する電線111に設けられたメスコネクタである。コネクタ1は、機器側のコネクタである相手コネクタ2(オスコネクタ)に接続され、機器を収容するユニット3に取り付けられる。
【0010】
本実施形態の説明では、まず、コネクタ1の接続対象となる相手コネクタ2と、相手コネクタ2の取り付け対象となるユニット3について説明し、その後、コネクタ1の詳細について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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