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公開番号2024111605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023016216
出願日2023-02-06
発明の名称無線装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01Q 1/12 20060101AFI20240809BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】製造対象の生産設備に対して、無線を利用して製造作業における作業条件を送信する場合でも、作業者の負担を抑えて、作業効率を向上し得る無線装置を提供する。
【解決手段】無線装置5は、本体ユニット20及び追加ユニット30を備える。本体ユニット20は、第1アンテナ200を有する。追加ユニット30は、本体ユニット20に脱着可能に設けられて、第2アンテナ300を有する。第1アンテナ200及び第2アンテナ300のうちの一方のアンテナ200に、回転機構201が設けられている。回転機構201は、本体ユニット20に対する追加ユニット30の挿入姿勢に応じて、追加ユニット30を本体ユニット20内に挿入するにつれて、一方のアンテナ200を回転させて、第1アンテナ200及び第2アンテナ300のうちの他方のアンテナ300に対して、一方のアンテナ200を平行にする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
製造対象の生産設備に設けられて、第1アンテナを有する本体ユニットと、
前記本体ユニットに脱着可能に設けられて、第2アンテナを有する、製造作業における作業条件を記憶可能な追加ユニットと、
を備え、
前記第1アンテナ及び前記第2アンテナのうちの一方のアンテナに、回転機構が設けられており、
前記回転機構は、前記本体ユニットに対する前記追加ユニットの挿入姿勢に応じて、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入するにつれて、前記一方のアンテナを回転させて、前記第1アンテナ及び前記第2アンテナのうちの他方のアンテナに対して、前記一方のアンテナを平行にする無線装置。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記本体ユニットは、第1無線通信部を更に有し、
前記追加ユニットは、第2無線通信部を更に有し、
前記追加ユニットが前記作業条件を記憶している場合、前記第2無線通信部は、前記追加ユニットを前記本体ユニットに装着した状態で、前記第2アンテナを介して、前記作業条件を送信し、
前記第1無線通信部は、前記第1アンテナを介して、前記作業条件を受信する請求項1に記載の無線装置。
【請求項3】
前記本体ユニットは、前記本体ユニット内に前記追加ユニットを挿入可能な開口部を有し、
前記第1アンテナは、前記開口部内に配置されており、
前記回転機構は、
前記第1アンテナに設けられて、所定角度回転可能な回転体と、
前記回転体の周面に設けられる羽部と、
を有し、
前記羽部は、
前記開口部の開口に向かう方向に突出する頂部と、
前記開口部の開口に対向して、前記頂部から前記回転体の第1回転方向に向かって少なくとも前記所定角度広がる第1傾斜面と、
前記開口部の開口に対向して、前記頂部から前記回転体の第2回転方向に向かって少なくとも前記所定角度広がる第2傾斜面と、
を有し、
前記第2アンテナは、前記挿入姿勢に応じて、前記第1アンテナに対して、前記第2回転方向に所定角度ずれている第1状態と、前記第1アンテナに対して、前記第1回転方向に所定角度ずれている第2状態と、前記第1アンテナと平行である第3状態とのうちの1つの状態にあり、
前記追加ユニットは、前記回転体を回転させる押出部材を有し、
前記押出部材は、前記第2アンテナが前記挿入姿勢に応じて第1状態にある場合、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入するにつれて、前記第1傾斜面を摺動しつつ、前記第2回転方向に前記羽部を押し出して、前記回転体を前記第2回転方向に前記所定角度回転させ、
前記押出部材は、前記第2アンテナが前記挿入姿勢に応じて第2状態にある場合、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入するにつれて、前記第2傾斜面を摺動しつつ、前記第1回転方向に前記羽部を押し出して、前記回転体を前記第1回転方向に前記所定角度回転させ、
前記押出部材は、前記第2アンテナが前記挿入姿勢に応じて第3状態にある場合、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入しても、前記第1傾斜面及び前記第2傾斜面を摺動しない請求項1又は2に記載の無線装置。
【請求項4】
前記追加ユニットは、直方体に形成されており、
前記挿入姿勢は、
前記追加ユニットの長手方向が水平方向である第1姿勢と、
前記追加ユニットの長手方向が垂直方向である第2姿勢と、
を有し、
前記本体ユニットの前記開口部は、
前記第1姿勢で、前記本体ユニット内に前記追加ユニットを挿入可能な第1部位と、
前記第2姿勢で、前記本体ユニット内に前記追加ユニットを挿入可能な第2部位と、
を有し、
前記開口部は、前記第1部位の一部が前記第2部位の一部に重なる重複領域を有し、
前記第1アンテナは、前記開口部の前記重複領域内で、前記重複領域の開口に対向するように配置されており、
前記第2アンテナは、前記本体ユニット内に前記追加ユニットを挿入した際に、前記重複領域の開口に対向する前記追加ユニットの側面の一部に配置されている請求項3に記載の無線装置。
【請求項5】
前記本体ユニットは、前記回転体の回転軸を中心とする周方向に沿って設けられたガイドレールを更に有し、
前記第1アンテナの給電線は、前記ガイドレールに巻き付けられている請求項3に記載の無線装置。
【請求項6】
前記本体ユニットは、前記本体ユニット内に前記追加ユニットを挿入可能な開口部を有し、
前記第1アンテナは、前記開口部の上方に設けられており、
前記回転機構は、
直線移動可能な移動部材と、
前記移動部材の直線移動を回転運動に変換する変換部材と、
前記第2アンテナに設けられて、前記変換部材の回転運動により回転する回転部材と、
を有し、
前記第2アンテナは、前記挿入姿勢に応じて、前記第1アンテナに対して、前記回転部材の一方の回転方向に所定角度ずれている第4状態と、前記第1アンテナに平行である第5状態とのうちの1つの状態にあり、
前記本体ユニットは、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入するにつれて、前記開口部の開口に向けて前記移動部材を押し出す押出体を有し、
前記移動部材は、前記第2アンテナが前記挿入姿勢に応じて第4状態にある場合、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入するにつれて、前記押出体により押し出されて直線移動し、前記変換部材を介して、前記回転部材の他方の回転方向に前記回転部材を前記所定角度回転させ、
前記移動部材は、前記第2アンテナが前記挿入姿勢に応じて第5状態にある場合、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入しても、前記押出体により押し出されない請求項1又は2に記載の無線装置。
【請求項7】
前記追加ユニットは、直方体に形成されており、
前記挿入姿勢は、
前記追加ユニットの長手方向が垂直方向である第3姿勢と、
前記追加ユニットの長手方向が水平方向である第4姿勢と、
を有し、
前記本体ユニットの前記開口部は、
前記第3姿勢で、前記本体ユニット内に前記追加ユニットを挿入可能な第3部位と、
前記第4姿勢で、前記本体ユニット内に前記追加ユニットを挿入可能な第4部位と、
を有し、
前記開口部は、前記第3部位の一部が前記第4部位の一部に重なる重複領域を有し、
前記第1アンテナは、前記開口部の前記第3部位の上方で、前記第3部位の幅方向に平行に配置されており、
前記第2アンテナは、前記追加ユニット内で、前記追加ユニットの長手方向に沿って配置されており、
前記第2アンテナは、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入した場合に、前記重複領域内に位置し、
前記押出体は、前記第3部位の長手方向における一端に設けられており、
前記移動部材の一端は、前記第3姿勢で前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入した場合に、前記第3部位の長手方向における一端に対向する前記追加ユニットの一面から露出する請求項6に記載の無線装置。
【請求項8】
前記追加ユニットの前記一面には、前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入する方向に沿って延びる溝部が形成されており、
前記移動部材の一端は、前記溝部内に突出しており、
前記第3姿勢で前記追加ユニットを前記本体ユニット内に挿入するにつれて、前記押出体が前記溝部内を移動して、前記移動部材を前記開口部の開口に向けて押し出す請求項7に記載の無線装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ワイヤーハーネスの生産設備において、生産効率を向上させるために、製造作業の自動化が進んでいる。
【0003】
ワイヤーハーネスの製造作業では、ワイヤーハーネスの品番毎に、作業条件が異なる。このため、製造作業の自動化を図るためには、生産設備において、ワイヤーハーネスの品番に応じて、作業条件を自動的に調整する必要がある。
【0004】
特許文献1に開示されたワイヤーハーネスの生産設備では、製造作業における作業条件(使用される電線の種類、本数、長さなど)が予め複数設定されている。生産設備は、製造指示が入力されると、製造対象のワイヤーハーネスに対応する作業条件に基づいて、製造作業を行う。
【0005】
通常、ワイヤーハーネスの品番が異なると、使用される電線の種類、本数、長さなどが異なる。このため、上述した作業条件を、製造対象のワイヤーハーネスの品番に紐付けることにより、生産設備は、ワイヤーハーネスの品番に応じて、作業条件を自動的に調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-11765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ワイヤーハーネスの生産設備において、当初使用が想定されていない、新たな品番のワイヤーハーネスを製造する場合、新たな作業条件を入力する必要がある。
【0008】
ワイヤーハーネスの生産設備では、配線の煩わしさを解消するために、無線が利用されている。このため、入力作業における作業者の負担を減らすために、生産設備に対して、無線を利用して新たな作業条件を送信することが考えられる。
【0009】
しかしながら、生産設備に対して、無線を利用して新たな作業条件を送信するためには、送信前に、送信側のアンテナの偏波面と、生産設備に設けられた受信側のアンテナの偏波面とを合わせておく必要がある。
【0010】
この場合、作業者は、送信前に、送信側のアンテナから放射される電波の偏波状態と、生産設備に設けられた受信側のアンテナから放射される電波の偏波状態とを確認して、両アンテナの偏波面を合わせる作業が必要となる。
(【0011】以降は省略されています)

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