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公開番号
2024108296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-13
出願番号
2023012592
出願日
2023-01-31
発明の名称
コネクタ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20240805BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】シール部材を嵌合部の外周面上の適正位置に止めること。
【解決手段】嵌合孔500aに挿入嵌合方向に沿って挿入嵌合させる筒状の嵌合部12を有するハウジング10と、嵌合部と嵌合孔との間の隙間を埋めるシール部材40と、を備え、ハウジングは、嵌合部を有するアウタハウジング20と、アウタハウジングの内方に後端開口12aから挿入嵌合方向に沿って挿入されるインナハウジング30と、を備え、嵌合部は、後端部12cからシール部材の内方に挿入させ得る形状に形成され、インナハウジングは、組付け完了位置にて嵌合部の後端部の環状の端面に挿入嵌合方向とは逆側で対向配置させるフランジ部32と、フランジ部から挿入嵌合方向に突出させ、組付け完了位置で嵌合部の後端部を外周面側から覆うと共に、組付け完了位置にてシール部材の挿入嵌合方向とは逆側の環状の端面に対向配置させる環状の係止部33と、を有すること。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
端子金具が収容される端子収容部、及び、接続対象物の嵌合孔に挿入口から挿入嵌合方向に沿って嵌合完了位置まで挿入嵌合させる筒状の嵌合部を有するハウジングと、
前記嵌合部の外周面に組み付けられ、前記嵌合部の前記外周面と前記嵌合孔の内周面との間の隙間を埋める環状のシール部材と、
を備え、
前記ハウジングは、前記挿入嵌合方向側の端部を前端として、前記嵌合部を後端に有するアウタハウジングと、前記アウタハウジングの内方に前記嵌合部の後端開口から前記挿入嵌合方向に沿って挿入され、組付け完了位置で前記アウタハウジングに組み付けられるインナハウジングと、を備え、
前記嵌合部は、前記後端開口側の後端部から前記シール部材の内方に挿入させ得る形状に形成され、
前記インナハウジングは、前記組付け完了位置にて前記嵌合部の前記後端部における前記後端開口側の環状の端面に前記挿入嵌合方向とは逆側で対向配置させるフランジ部と、前記フランジ部から前記挿入嵌合方向に突出させ、前記組付け完了位置で前記嵌合部の前記後端部を前記外周面側から覆うと共に、前記組付け完了位置にて前記シール部材の前記挿入嵌合方向とは逆側の環状の端面に前記挿入嵌合方向とは逆側で対向配置させる環状の係止部と、を有することを特徴としたコネクタ。
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【請求項2】
前記係止部は、前記組付け完了位置で前記嵌合部の前記後端部における前記外周面側の環状の面取り加工部を覆う位置まで前記フランジ部から突出させることを特徴とした請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記嵌合部は、前記後端部に、前記後端開口側の前記端面から前記面取り加工部が無くなる位置まで切り欠かれた切欠き部を周方向に複数有し、
前記インナハウジングは、前記フランジ部から前記挿入嵌合方向へと前記係止部と同じ位置まで突出させ、前記組付け完了位置で前記切欠き部に挿入されて、前記シール部材の前記挿入嵌合方向とは逆側の環状の端面に前記挿入嵌合方向とは逆側で対向配置させる前記切欠き部毎のリブを有することを特徴とした請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記インナハウジングは、前記フランジ部の外周面から前記シール部材の最外周部よりも突出させた突出部を周方向に複数有し、
前記突出部は、それぞれの前記突出部毎に、前記組付け完了位置での前記突出部における突出方向側の端部と前記アウタハウジングの前記前端側とを繋ぐ仮想面よりも内側に前記シール部材が収まる位置まで前記フランジ部の外周面から突出させることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記アウタハウジングは、その前記前端側で前記端子収容部の一部を成し、前記嵌合孔の出口から前記挿入嵌合方向へと突き抜けさせる筒部と、前記筒部の外周面に少なくとも一対設け、前記筒部を前記嵌合孔の前記出口の周縁部に保持させるコネクタ保持部と、を有し、
前記インナハウジングは、前記フランジ部の外周面から前記シール部材の最外周部よりも突出させた突出部を周方向に複数有し、
前記突出部は、前記嵌合完了位置にて前記嵌合孔の前記挿入口の周縁部に前記挿入嵌合方向とは逆側で対向配置させ、かつ、前記嵌合孔の前記挿入口の前記周縁部に係止させることで前記嵌合完了位置での前記挿入嵌合方向に対する傾倒方向の前記ハウジングの動きを抑制することを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタにおいては、接続対象物の嵌合孔に挿入嵌合させる嵌合部が設けられたハウジングと、その嵌合部の外周面に組み付けられ、この嵌合部と嵌合孔との間の隙間を埋める環状のシール部材と、を備えるものが知られている。このコネクタにおいては、嵌合部を嵌合孔の挿入口から挿入嵌合させる際に、シール部材が挿入口の周縁部や嵌合孔の内周面に押されて嵌合部の外周面上を挿入嵌合方向とは逆向きに移動する。このため、このコネクタにおいては、そのシール部材の移動量を適正範囲内に止めなければ、このシール部材による防水性能を低下させてしまう可能性がある。例えば、下記の特許文献1及び2には、嵌合部へのシール部材の組付け形態が嵌合部を挿入嵌合方向へとシール部材の内方に差し込むものとなっているコネクタについて開示されている。特許文献1に記載のコネクタにおいては、挿入嵌合方向とは逆向きのシール部材の移動量を適正範囲内に止める係止部がハウジングに設けられており、更にシール部材の前方に設けたホルダでシール部材と嵌合孔の挿入口の周縁部との干渉を抑止することによって、シール部材の位置ずれを抑えている。また、特許文献2に記載のコネクタにおいては、挿入嵌合方向とは逆向きのシール部材の移動量を適正範囲内に止める係止部がハウジングに設けられており、更に挿入嵌合方向とは逆向きの動きを嵌合部の端面に係止させる折返し部をシール部材に設けることによって、シール部材の位置ずれを抑えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-111571号公報
特開2010-153072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コネクタにおいては、シール部材を挿入嵌合方向に沿って嵌合部に組み付けるものもある。この種のコネクタにおいては、従来のシール部材の係止技術を用いることができず、嵌合部を接続対象物の嵌合孔に挿入嵌合させる際に、シール部材が挿入口の周縁部や嵌合孔の内周面に押されて嵌合部の外周面上を挿入嵌合方向とは逆向きに移動して、このシール部材を嵌合部の外周面上の適正位置に止めることができなければ、このシール部材による防水性能を低下させてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、シール部材を挿入嵌合方向に沿って嵌合部に組み付けるものであっても、嵌合部を嵌合孔に挿入嵌合させる際にシール部材を嵌合部の外周面上の適正位置に止めることが可能なコネクタを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、端子金具が収容される端子収容部、及び、接続対象物の嵌合孔に挿入口から挿入嵌合方向に沿って嵌合完了位置まで挿入嵌合させる筒状の嵌合部を有するハウジングと、前記嵌合部の外周面に組み付けられ、前記嵌合部の前記外周面と前記嵌合孔の内周面との間の隙間を埋める環状のシール部材と、を備え、前記ハウジングは、前記挿入嵌合方向側の端部を前端として、前記嵌合部を後端に有するアウタハウジングと、前記アウタハウジングの内方に前記嵌合部の後端開口から前記挿入嵌合方向に沿って挿入され、組付け完了位置で前記アウタハウジングに組み付けられるインナハウジングと、を備え、前記嵌合部は、前記後端開口側の後端部から前記シール部材の内方に挿入させ得る形状に形成され、前記インナハウジングは、前記組付け完了位置にて前記嵌合部の前記後端部における前記後端開口側の環状の端面に前記挿入嵌合方向とは逆側で対向配置させるフランジ部と、前記フランジ部から前記挿入嵌合方向に突出させ、前記組付け完了位置で前記嵌合部の前記後端部を前記外周面側から覆うと共に、前記組付け完了位置にて前記シール部材の前記挿入嵌合方向とは逆側の環状の端面に前記挿入嵌合方向とは逆側で対向配置させる環状の係止部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタにおいては、係止部が組付け完了位置で嵌合部の後端部を外周面側から覆っており、かつ、この係止部を組付け完了位置で挿入嵌合方向とは逆側からシール部材の後端部に対向配置させているので、この係止部がシール部材の嵌合部からの脱落を抑止することができる。このため、このコネクタにおいては、嵌合部を嵌合孔に挿入嵌合させる際にシール部材が挿入口の周縁部や嵌合孔の内周面に押されて嵌合部の外周面上を挿入嵌合方向とは逆向きに移動したとしても、シール部材の嵌合部からの脱落を係止部によって抑止することができる。従って、本発明に係るコネクタにおいては、嵌合部を嵌合孔に挿入嵌合させる際にシール部材を嵌合部の外周面上の適正位置に止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のコネクタを示す斜視図であって、嵌合孔への組付け前の状態を表している。
図2は、実施形態のコネクタを別角度から見た斜視図であって、嵌合孔への組付け前の状態を表している。
図3は、実施形態のコネクタを示す斜視図であって、嵌合孔への組付け後の状態を表している。
図4は、図1のX-X線断面からコネクタを抜き出して示す断面図である。
図5は、実施形態のコネクタを示す分解斜視図である。
図6は、アウタハウジングを示す斜視図である。
図7は、インナハウジングを示す斜視図である。
図8は、図4のA部拡大図である。
図9は、図1のX-X線断面図である。
図10は、図1のX-X線断面に相当する図であって、相手方嵌合部がシール部材に当接した状態を表している。
図11は、図10のB部拡大図である。
図12は、図1のX-X線断面に相当する図であって、相手方嵌合部に押動されたシール部材が第2係止部に当接した状態を表している。
図13は、図12のB部拡大図である。
図14は、図3のX-X線断面図である。
図15は、図14のB部拡大図である。
図16は、仮想面について説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係るコネクタの実施形態の1つを図1から図16に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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