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公開番号2024103091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007237
出願日2023-01-20
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/405 20060101AFI20240725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バスバーの浮き上がりを生じ難くでき、かつ、バスバーにおいて接点障害を生じ難くできるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、相手端子13と電気接続されるバスバー10をモールド成型によって樹脂と一体形成したコネクタ本体3を備える。バスバー10は、相手端子13に対する接点として、バスバー10の一部を突状に曲げることにより形成された突状接点部24と、コネクタ本体3のボディ11に埋め込まれるように、突状接点部24の内面に形成された係合部27と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
相手端子と電気接続されるバスバーをモールド成型によって樹脂と一体形成したコネクタ本体を備えたコネクタであって、
前記バスバーは、
前記相手端子に対する接点として、前記バスバーの一部を突状に曲げることにより形成された突状接点部と、
前記コネクタ本体のボディに埋め込まれるように、前記突状接点部の内面に形成された係合部と、を備えたコネクタ。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記係合部は、前記バスバーにおいて前記突状接点部を形成したとき、前記突状接点部と同時に前記バスバーに形成される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記突状接点部は、前記バスバーの一部において肉厚を薄くすることにより形成された凹部を内面に備え、
前記係合部は、前記凹部の周縁の少なくとも一部に形成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記凹部は、長穴状の開口を有する形状に形成され、
前記凹部には、前記バスバーの幅方向に延びる一対の幅方向開口縁が対向配置されて設けられるとともに、前記幅方向開口縁と交差する方向に延びる一対の幅交差方向開口縁が対向配置されて設けられ、
前記係合部は、少なくとも前記幅方向開口縁に形成されている、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記突状接点部及び前記係合部の組は、前記バスバーに複数設けられている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記突状接点部は、前記バスバーの先端寄りの位置に配置されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記バスバーは、少なくとも一部が前記ボディに埋設されたバスバー本体部と、前記ボディから露出されるとともに前記バスバー本体部の延設方向に対して交差する方向に折り曲げられた形状に形成されたバスバー先端部と、を有し、
前記突状接点部及び前記係合部は、前記バスバー先端部に設けられている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記ボディは、前記バスバー先端部を載置するための座部を有し、
前記バスバー先端部は、前記座部に載置される部位において、前記座部と同一の幅及び奥行きとなる大きさに形成されている、請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記バスバー先端部は、長方形の板状に形成され、
前記突状接点部は、複数設けられる場合、前記バスバー先端部の長手方向に並んで配置されている、請求項7に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記相手端子は、前記バスバーと接触する板状部を有する、請求項1に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、端子を樹脂でインサート成型することによって形成されたインサート成型品が周知である。端子は、ボンディングワイヤを接続するための接続板部を有する。接続板部には、ボンディングワイヤを溶着する溶着面の周囲に樹脂充填孔が複数形成されている。樹脂充填孔には、充填された樹脂によって隙間樹脂部が形成されている。樹脂充填孔は、逆截頭錐体状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-251997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の場合、インサート成型後、樹脂充填孔の周縁が隙間樹脂部に係合することから、接続板部の浮き上がりを生じ難くすることができている。しかし、接続板部に樹脂充填孔が形成されているので、インサート成型時に樹脂が溶着面に這い上がってしまう懸念がある。こうなると、接続板部の溶着面に樹脂が存在することになるため、接点障害等が発生してしまう可能性があった。
【0005】
本開示の目的は、バスバーの浮き上がりを生じ難くでき、かつ、バスバーにおいて接点障害を生じ難くできるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するコネクタは、相手端子と電気接続されるバスバーをモールド成型によって樹脂と一体形成したコネクタ本体を備えた構成であって、前記バスバーは、前記相手端子に対する接点として、前記バスバーの一部を突状に曲げることにより形成された突状接点部と、前記コネクタ本体のボディに埋め込まれるように、前記突状接点部の内面に形成された係合部と、を備えた。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、バスバーの浮き上がりを生じ難くでき、かつ、バスバーにおいて接点障害を生じ難くできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、コネクタの斜視図である。
図2は、図1及び図3に示すII-II線断面図である。
図3は、コネクタ本体の拡大斜視図である。
図4は、コネクタの斜視図である。
図5は、バスバーの部分拡大斜視図である。
図6(a)~図6(c)は、突状接点部及び係合部の成形手順図である。
図7は、従来の位置付けのバスバーの断面図である。
図8は、係合部の作用図である。
図9は、別例のバスバーの部分拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタは、相手端子と電気接続されるバスバーをモールド成型によって樹脂と一体形成したコネクタ本体を備えた構成であって、前記バスバーは、前記相手端子に対する接点として、前記バスバーの一部を突状に曲げることにより形成された突状接点部と、前記コネクタ本体のボディに埋め込まれるように、前記突状接点部の内面に形成された係合部と、を備えた。
【0010】
本構成によれば、突状接点部の内部に収まるボディの隆起部に、突状接点部の内面の係合部を埋め込むという構造によって、バスバーをボディにしっかりと固定することが可能となる。これにより、バスバーをボディから浮き上がり難くすることが可能となる。また、バスバーに係合部を設けてボディに埋め込むというバスバーの浮き上がり防止の対策をとれば、バスバーに孔を形成せずに済む。このため、インサート成型時に樹脂がバスバーの上面に這い上がることがない。従って、バスバーにおいて接点障害を生じ難くすることも可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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