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公開番号2024102825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2024001679
出願日2024-01-10
発明の名称毛髪脱色用又は染毛用化粧品
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/81 20060101AFI20240724BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】頭髪の内側まで(根元付近まで)剤が十分に浸透し、頭髪の表面と内側の色ムラのない仕上がりが得られる泡状の毛髪脱色用又は染毛用化粧品の提供。
【解決手段】アルカリ剤を含有する第1剤、過酸化水素を含有する第2剤、及び第1剤と第2剤を含む混合液を泡状に吐出するため容器を備える、毛髪脱色用又は染毛用化粧品であって、
第1剤と第2剤を含む混合前のすべての剤のうち、少なくとも一つの剤は可溶化溶液であり、
当該混合液中に次の成分(A)~(D)を含有し、かつ
混合前の可溶化溶液中に含まれる成分(A)を成分(A)sとしたときに、成分(A)及び成分(B)の合計に対する成分(A)sの質量比(A)s/[(A)+(B)]が0.079以下である、
毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
(A) 炭素数10以上14以下の脂肪族アルコール
(B) 炭素数19以上24以下の脂肪族アルコール
(C) イオン性界面活性剤
(D) ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む重合体
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アルカリ剤を含有する第1剤、過酸化水素を含有する第2剤、及び第1剤と第2剤を含む混合液を泡状に吐出するため容器を備える、毛髪脱色用又は染毛用化粧品であって、
第1剤と第2剤を含む混合前のすべての剤のうち、少なくとも一つの剤は可溶化溶液であり、
当該混合液中に次の成分(A)~(D)を含有し、かつ
混合前の可溶化溶液中に含まれる成分(A)を成分(A)sとしたときに、成分(A)及び成分(B)の合計に対する成分(A)sの質量比(A)s/[(A)+(B)]が0.079以下である、
毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
(A) 炭素数10以上14以下の脂肪族アルコール
(B) 炭素数19以上24以下の脂肪族アルコール
(C) イオン性界面活性剤
(D) ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む重合体
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
可溶化溶液中における脂肪族アルコールの含有量が0.3質量%以下である、請求項1に記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
【請求項3】
容器がノンエアゾールフォーマー容器である、請求項1又は2に記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の毛髪脱色用又は染毛用化粧品を用い、第1剤と第2剤を含む混合液を容器から泡状に吐出させ、その泡を、手を用いて毛髪に適用する毛髪脱色又は染毛方法。
【請求項5】
容器がノンエアゾールフォーマー容器である、請求項4に記載の毛髪脱色又は染毛方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪脱色用又は染毛用化粧品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、毛髪脱色剤や染毛剤としては、剤を泡状に吐出することで、脱色又は染毛操作を簡便化することが提案されており、例えば、一剤式又は二剤式のエアゾールタイプ又はノンエアゾールタイプのものが知られている。しかし、一般的な泡状製剤は、皮脂や、アウトバスタイプのヘアトリートメント、ヘアコンディショナー等が付着した毛髪に対して適用した場合、吐出した泡を毛髪に塗布する際や頭髪上で保持する際に泡が消えやすくなるうえに、液だれを起こしやすくなることがあり、この場合毛髪をムラなくきれいに染めることができなくなってしまうという問題があった。
【0003】
この問題を解決するために、ノンエアゾールタイプの毛髪脱色用又は染毛用化粧品における第1剤と第2剤の混合液中に、特定のアニオン性界面活性剤と特定のカチオンポリマーとを配合することによって、毛髪化粧料が付着した頭髪に適用した場合にも、泡立ちと泡もちが良好で、色ムラのない脱色又は染色を可能としたものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-107962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術によっても、施術者による泡の塗布方法によっては、頭髪の内側まで(根元付近まで)剤が浸透しにくいという問題があった。すなわち、ブリーチやカラーリングにあまり習熟していない施術者、例えば自宅用ヘアカラーを使い始めて間もない一般生活者では、吐出した泡を髪に「なでつけ塗り」しがちであり、このような場合には泡が頭髪の内側まで十分に浸透せず、染め残しや染めムラが生じやすい。また、仕上がりに満足しておらず、更なる良好な仕上がりを求める生活者にとっても、頭髪の内側までの浸透性に優れることは、泡状の毛髪脱色剤又は染毛剤として望ましい特性である。
【0006】
したがって本発明は、特許文献1に記載の技術の特長を活かしたまま、頭髪の内側まで(根元付近まで)剤が十分に浸透し、頭髪の表面と内側の色ムラのない仕上がりが得られる泡状の毛髪脱色用又は染毛用化粧品に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、アルカリ剤を含有する第1剤と過酸化水素を含有する第2剤を含む混合液を容器から泡状に吐出させるタイプの多剤式毛髪脱色用又は染毛用化粧品において、混合前のすべての剤が、少なくとも一つの可溶化溶液と少なくとも一つの乳化液から構成されるものとし、特定鎖長の2群の脂肪族アルコール、イオン性界面活性剤、及び特定のカチオン性ポリマーを併用し、混合液中における前記2群の脂肪族アルコールの合計に対する可溶化溶液中の短鎖脂肪族アルコールの相対量を抑制することで、吐出から塗布時における泡の粘度が低く維持され、頭髪の内側まで(根元付近まで)の浸透性と、毛髪繊維内部への混合液成分の移行性が顕著に向上すること、更には皮脂等の油性成分に対する泡の安定性も向上することを見出した。この結果、本発明は、頭髪の内側と表面との色ムラのない、高い脱色性又は染色性を発揮する。
【0008】
本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤、過酸化水素を含有する第2剤、及び第1剤と第2剤を含む混合液を泡状に吐出するため容器を備える、毛髪脱色用又は染毛用化粧品であって、
第1剤と第2剤を含む混合前のすべての剤のうち、少なくとも一つの剤は可溶化溶液であり、
当該混合液中に次の成分(A)~(D)を含有し、かつ
混合前の可溶化溶液中に含まれる成分(A)を成分(A)sとしたときに、成分(A)及び成分(B)の合計に対する成分(A)sの質量比(A)s/[(A)+(B)]が0.079以下である、
毛髪脱色用又は染毛用化粧品を提供するものである。
(A) 炭素数10以上14以下の脂肪族アルコール
(B) 炭素数19以上24以下の脂肪族アルコール
(C) イオン性界面活性剤
(D) ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む重合体
【0009】
更に本発明は、上記の毛髪脱色用又は染毛用化粧品を用い、第1剤と第2剤を含む混合液を容器から泡状に吐出させ、その泡を、手を用いて毛髪に適用する毛髪脱色又は染毛方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の毛髪脱色用又は染毛用化粧品は、吐出された泡の頭髪の内側まで(頭皮近傍まで)の浸透性と、毛髪繊維内部への混合液成分の移行性が顕著に向上し、更には皮脂等の油性成分に対する泡の安定性にも優れる結果、髪の内側と表面との色ムラのない、高い脱色性又は染色性を発揮する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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