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公開番号
2024147176
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060021
出願日
2023-04-03
発明の名称
土壌の洗浄方法
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C11D
1/72 20060101AFI20241008BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】酸化劣化した油類が付着した土壌の洗浄効果に優れる土壌の洗浄方法を提供する。
【解決手段】酸化劣化した油類が付着した土壌と、(a)脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物と水とを含む65℃以上100℃以下の液体洗浄剤組成物と、を接触させる、土壌の洗浄方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化劣化した油類が付着した土壌と、
(a)脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物〔以下、(a)成分という〕と水とを含む65℃以上100℃以下の液体洗浄剤組成物と、
を接触させる、
土壌の洗浄方法。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記酸化劣化した油類は、該酸化劣化した油類100質量部に対するn-ヘプタン不溶分が15質量部以上である、請求項1に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項3】
前記酸化劣化した油類が付着した土壌と、前記液体洗浄剤組成物との混合物を撹拌混合する、請求項1又は2に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項4】
(a)成分は、下記一般式(a1)で表される化合物から選ばれる1種以上である、請求項1~3の何れか1項に記載の土壌の洗浄方法。
R
1a
-O-(A
1a
O)
n
-H (a1)
〔式中、R
1a
は炭素数8以上26以下の脂肪族炭化水素基であり、A
1a
O基は炭素数2以上4以下のアルキレンオキシ基から選ばれる1種以上である。nはA
1a
O基の平均付加モル数であって、2以上20以下の数である。〕
【請求項5】
一般式(a1)中、R
1a
は、アルケニル基である、請求項4に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項6】
一般式(a1)中、R
1a
の炭素数は18以上26以下である、請求項4又は5に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項7】
一般式(a1)中、nは10以上20以下である、請求項4~6の何れか1項に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項8】
前記液体洗浄剤組成物は、該組成物に含まれる水以外の成分中、(a)成分の占める割合〔(a)/(液体洗浄剤組成物に含まれる水以外の成分)〕が、85質量%以上である、請求項1~7の何れか1項に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項9】
前記油類は、芳香族炭化水素化合物である、請求項1~8の何れか1項に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項10】
前記土壌は、75μmのふるい通過分が15質量%以下の骨材である、請求項1~9の何れか1項に記載の土壌の洗浄方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌の洗浄方法及び再生土壌の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、産業廃棄物の不法投棄、工場における廃棄物処理、最終処分場からの有害物質漏出事故による土壌汚染、そして石油コンビナート、ガソリンスタンドや化学工場などの敷地・跡地では、種々の油類の漏出事故や長期にわたる漏出により、様々な場面で深刻な土壌汚染にみまわれるケースが多発している。
【0003】
従来、このような汚染土壌の修復方法には、掘削後の焼却処理、固化・固定化、囲い込み処理、バイオレメディエーション、土壌洗浄法等の技術が用いられてきたが、中でも汚染物質を土壌から除去し、浄化する技術が主流となりつつある。
【0004】
土壌洗浄法は、他の方法と比較して、異なる汚染種(油、重金属)でも浄化できるため汎用性が高く、バイオレメディエーション等の前処理工程としても利用でき、汚染土壌の処理量が大きく、総合的に浄化費用の低コスト化を実現できる要素を含んでいる。通常、土壌洗浄法では、界面活性剤などを含有する洗浄剤が用いられる。
【0005】
特許文献1には、(A1)所定の非イオン性界面活性剤と、(B)有機アミン化合物とを含有する、土壌浄化剤組成物が開示されている。
また、特許文献2には、非イオン性界面活性剤及びポリカルボン酸系重合体(A)を含有する、土壌洗浄剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-132905号公報
特開2003-119495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、酸化劣化した油類は、分子中の極性基(カルボニル基)が増加することで、親水性である骨材等の土壌と強く相互作用し、洗浄が困難になる傾向がある。そこで、酸化劣化した油類、とりわけ、酸化劣化した重油などの油類により汚染された土壌の洗浄効果の向上が求められている。特許文献1及び特許文献2には、酸化劣化した油類で汚染された土壌の洗浄性については何ら述べられていない。
本発明は、酸化劣化した油類が付着した土壌の洗浄効果に優れた土壌の洗浄方法及び前記洗浄方法を用いた再生土壌の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、酸化劣化した油類が付着した土壌と、(a)脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物〔以下、(a)成分という〕と水とを含む65℃以上100℃以下の液体洗浄剤組成物と、を接触させる、土壌の洗浄方法に関する。
【0009】
また、本発明は、酸化劣化した油類が付着した土壌と、(a)脂肪族アルコールのアルキレンオキシド付加物と水とを含む65℃以上100℃以下の液体洗浄剤組成物と、を接触させ、土壌に付着した酸化劣化した油類を土壌から液体洗浄剤組成物に移行させる工程と、前記土壌から移行した酸化劣化した油類を含む液体洗浄剤組成物と土壌とを分離して、再生土壌を得る工程と、を有する、再生土壌の製造方法に関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、酸化劣化した油類が付着した土壌の洗浄効果に優れた土壌の洗浄方法及び前記洗浄方法を用いた再生土壌の製造方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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