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公開番号
2024148027
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060903
出願日
2023-04-04
発明の名称
油性化粧料の製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/02 20060101AFI20241009BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】唇の色を改善する油性化粧料の製造方法を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)粒状の油不溶性美白剤、
(B)油ゲル化剤、
(C)融点60℃以下の油性成分
を含有する油性化粧料の製造方法であって、
(工程1)成分(A)と、少なくとも成分(C)の一部を含む油性成分を、成分(A)の濃度が2~70質量%となるような割合で混合し、成分(A)の平均粒子径が0.1~40μmになるように粉砕して混練物を得る工程、
(工程2)工程1の混練物と、残りの成分を加熱混合する工程
を含む、油性化粧料の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)粒状の油不溶性美白剤、
(B)油ゲル化剤、
(C)融点60℃以下の油性成分
を含有する油性化粧料の製造方法であって、
(工程1)成分(A)と、少なくとも成分(C)の一部を含む油性成分を、成分(A)の濃度が2~70質量%となるような割合で混合し、成分(A)の平均粒子径が0.1~40μmになるように粉砕して混練物を得る工程、
(工程2)工程1の混練物と、残りの成分を加熱混合する工程
を含む、油性化粧料の製造方法。
続きを表示(約 140 文字)
【請求項2】
成分(B)の油ゲル化剤が、固形のワックス、金属石鹸、有機変性粘土鉱物、ナノシリカ及びデキストリン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の製造方法。
【請求項3】
油性化粧料が口唇化粧料である、請求項1又は2記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油性化粧料の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
唇は、皮膚に比べて、皮脂膜がなく、角層が薄く、乾燥しやすいという特徴がある。また、加齢とともに、唇の色がくすんだり、それに伴い輪郭がぼやけるなどの悩みが多くなっている。
これら口唇悩みの対策として、乾燥悩みに対しては、唇に保湿感やケア効果を与える口唇化粧料が、色悩みに対しては、肌(皮膚)への美白効果を付与する成分や、それを含有する化粧料についての検討がなされている。
例えば、特許文献1には、美白成分、ワックス型固形油剤、ポリマー粉体を含有する固形美白化粧料が、局所的な部位で美白成分が効率良く浸透し、優れた美白効果が得られることが記載されている。
また、特許文献2には、非水系軟膏基剤を主基剤にして、多価アルコール及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種並びに有効成分を含有し、実質的無水であることを特徴とするリップクリームが、保存安定性に優れ、しかも唇によくのびて馴染みやすく、使用感並びに唇の保護作用に優れることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-169360号公報
特開2007-284456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
唇に保湿感やケア効果を与えるためには、油性基剤を用いることが一般的であるが、美白の有効成分は水溶性で固形状のものが多い。そのため、油性基剤に粒状の水溶性有効成分を配合した化粧料では、唇の色がくすみ、さらに、輪郭がぼやけるなど、唇の色悩みを改善するには、十分でなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、粒状の美白剤と、油性基剤の一部を混錬して、美白剤の粒径を小さくすることにより、唇の色を改善する油性化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)粒状の油不溶性美白剤、
(B)油ゲル化剤、
(C)融点60℃以下の油性成分
を含有する油性化粧料の製造方法であって、
(工程1)成分(A)と、少なくとも成分(C)の一部を含む油性成分を、成分(A)の濃度が2~70質量%となるような割合で混合し、成分(A)の平均粒子径が0.1~40μmになるように粉砕して混練物を得る工程、
(工程2)工程1の混練物と、残りの成分を加熱混合する工程
を含む、油性化粧料の製造方法に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、塗布時の滑らかさに優れ、赤みのある血色の良い色味にして、唇の色のくすみ感や色ムラを改善し、明るく、透明感があり、唇の輪郭をはっきりとさせることができる油性化粧料を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の油性化粧料は、下記工程1及び工程2を含む方法により製造する。
(工程1)成分(A)と、少なくとも成分(C)の一部を含む油性成分を、成分(A)の濃度が2~70質量%となるような割合で混合し、成分(A)の平均粒子径が0.1~40μmになるように粉砕して混練物を得る工程、
(工程2)工程1の混練物と、残りの成分を加熱混合する工程。
【0009】
工程1において、成分(A)と、少なくとも成分(C)の一部を含む油性成分を、成分(A)の濃度が2~70質量%、好ましくは、15~45質量%となるような割合で混合する。
油性成分は、少なくとも成分(C)の一部を含み、成分(B)を含有していても良い。
これらの混合物を、成分(A)の平均粒子径が0.1~40μm、好ましくは1~40μm、より好ましくは、5~30μmになるように混練する。
混練方法は、特に制限されず、例えば、ロールミル、加圧ニーダー、エクストルーダー、ボールミル、ビーズミルを用いることができる。
ここで、平均粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置で測定される累積体積50容量%における体積累積粒径D
50
とする。
【0010】
本発明において、粉砕後の成分(A)の平均粒子径は、光学顕微鏡観察、電子顕微鏡観察、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、光学顕微鏡観察の場合、室温でバルクをスライドガラス上に適量取り、カバーガラスで挟み込んだサンプルを観察し、任意で20個分の粒径を測定し、その平均値を算出することで平均粒子径を求める。
(【0011】以降は省略されています)
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