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公開番号2024102754
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006857
出願日2023-01-19
発明の名称タンク搭載ユニット
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類F17C 13/08 20060101AFI20240724BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】運搬効率を高めながらも搭載されたタンクを保護することができるタンク搭載ユニットを提供すること。
【解決手段】本発明のタンク搭載ユニット1は、上下方向に複数段積みされた状態で使用されるものであり、複数のタンク11と、複数のタンク11を所定の方向Xに並設した状態で取り付けるフレーム12と、フレーム12の底部に設けられ所定の方向Xに沿って延在しフォークリフトのフォーク2を挿入する挿入口13aが形成されたフォーク挿入ガイド13と、を備えており、フォーク挿入ガイド13には、下位に位置するタンク搭載ユニット1の下位のタンク11Aを逃がす形状に切り欠かれた切り欠き部分14が形成されており、切り欠き部分14には、所定の方向Xから挿入口13aを視た状態で、開口14aから露出した下位のタンク11Aを覆う範囲に、プロテクタ15が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のタンクを搭載したタンク搭載ユニットであって、
前記タンク搭載ユニットは、上下方向に複数段積みされた状態で使用されるものであり、
前記タンク搭載ユニットは、
前記複数のタンクと、
前記複数のタンクを所定の方向に並設した状態で、前記複数のタンクを取り付けるフレームと、
前記フレームの底部に設けられ、前記所定の方向に沿って延在し、フォークリフトのフォークを挿入する挿入口が形成された角パイプ状のフォーク挿入ガイドと、
を備えており、
前記フォーク挿入ガイドには、前記タンク搭載ユニットを段積みした状態で、下位に位置する前記タンク搭載ユニットの下位のタンクを逃がす形状に切り欠かれた切り欠き部分が形成されており、
前記切り欠き部分には、前記所定の方向から前記挿入口を視た状態で、前記切り欠き部分の開口から露出した前記下位のタンクを覆う範囲に、プロテクタが設けられていることを特徴とするタンク搭載ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タンク搭載ユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高圧水素タンクなどのタンクのモジュール化が検討されている。例えば、特許文献1には、ガスが充填された複数のタンクをケースに収納したタンク搭載ユニットが開示されている。このタンク搭載ユニットのケースは、上側のみが開口している。
【0003】
また、上述のようなタンク搭載ユニットを複数段積みした上でクレーンなどの運搬機械やフォークリフトなどの産業車両で運搬することによって、一度により多くの量を運搬することができる可搬式モジュールにすることが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-49961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、フォークリフトで運搬する可搬式モジュールの場合、タンク搭載ユニットにフォークリフトのフォークを挿入するため、タンク搭載ユニットの底部にフォーク挿入ガイドを設けることがある。しかしながら、タンク搭載ユニットを複数段積みした際に、各タンク搭載ユニットのフォーク挿入ガイド分だけ高さが高くなってしまう。これにより、フォークリフトの許容荷重に対して運搬できるタンク搭載ユニットの段数が減るおそれがある。
【0006】
これに対して、フォーク挿入ガイドに、切り欠き部分を設けることが想定される。この切り欠き部分は、タンク搭載ユニットを段積みした状態で、下位に位置するタンク搭載ユニットに搭載された下位のタンクを逃がす形状に切り欠かれた部分である。切り欠き部分により、下位のタンクが、上位のフォーク挿入ガイドの切り欠き部分に入り込むので、段積みした際の各タンク搭載ユニットの高さを抑えることができる。
【0007】
しかしながら、段積みしたタンク搭載ユニットの高さを抑えることができる代わりに、切り欠き部分を介して、フォーク挿入ガイド内に下位のタンクの一部が入り込み、下位のタンクの表面が露出する。これにより、フォークリフトのフォークが挿入された際に、フォークが下位のタンクに接触して、下位のタンクが傷つくことが懸念される。
【0008】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、運搬効率を高めながらも搭載されたタンクを保護することができるタンク搭載ユニットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るタンク搭載ユニットは、複数のタンクを搭載したタンク搭載ユニットであって、前記タンク搭載ユニットは、上下方向に複数段積みされた状態で使用されるものであり、前記タンク搭載ユニットは、前記複数のタンクと、前記複数のタンクを所定の方向に並設した状態で、前記複数のタンクを取り付けるフレームと、前記フレームの底部に設けられ、前記所定の方向に沿って延在し、フォークリフトのフォークを挿入する挿入口が形成された角パイプ状のフォーク挿入ガイドと、を備えており、前記フォーク挿入ガイドには、前記タンク搭載ユニットを段積みした状態で、下位に位置する前記タンク搭載ユニットの下位のタンクを逃がす形状に切り欠かれた切り欠き部分が形成されており、前記切り欠き部分には、前記所定の方向から前記挿入口を視た状態で、前記切り欠き部分の開口から露出した前記下位のタンクを覆う範囲に、プロテクタが設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るタンク搭載ユニットによれば、運搬効率を高めながらも搭載されたタンクを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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