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公開番号2024043069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148053
出願日2022-09-16
発明の名称タンク
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F17C 1/16 20060101AFI20240322BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】タンクの口金内面のシール面におけるキズの発生を抑制する。
【解決手段】タンク本体及びタンク本体の開口部に設けられた口金15を有するタンクであって、タンク本体はその内面に樹脂によるライナ12を具備し、口金にはバルブが挿入される穴が設けられており、穴のうちタンク本体側端部には穴の直径が狭まる絞り部15dを有し、絞り部の一部に溝が設けられ、溝にはライナを構成する樹脂が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
タンク本体及び前記タンク本体の開口部に設けられた口金を有するタンクであって、
前記タンク本体はその内面に樹脂によるライナを具備し、
前記口金にはバルブが挿入される穴が設けられており、前記穴のうち前記タンク本体側端部には前記穴の直径が狭まる絞り部を有し、前記絞り部の一部に溝が設けられ、
前記溝には前記ライナを構成する前記樹脂が配置されている、
タンク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、タンクに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、高圧タンクにおいて口金の周囲にライナ部材を配置することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１５７８７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
口金にバルブを挿入する際にバルブに設けれられたセンサ類と口金の内面のシール部とが接触しキズがつく虞がある。
【０００５】
本開示は、タンクの口金内面のシール面におけるキズの発生を抑制することができるタンクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本願は、タンク本体及びタンク本体の開口部に設けられた口金を有するタンクであって、タンク本体はその内面に樹脂によるライナを具備し、口金にはバルブが挿入される穴が設けられており、穴のうちタンク本体側端部には穴の直径が狭まる絞り部を有し、絞り部の一部に溝が設けられ、溝にはライナを構成する樹脂が配置されている、タンクを開示する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、口金に設けられた絞り部がガイドとして機能してバルブのセンサー類と口金との接触を抑制し、口金の内面にキズが生じることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１（ａ）は高圧タンクの外観、図１（ｂ）はその一部の断面図である。
図２（ａ）は絞り部の周囲に注目した断面図、図２（ｂ）は図２（ａ）にＡ－Ａで示した線に沿った端面図である。
図３（ａ）は口金にバルブが配置された場面を説明する図、図３（ｂ）は口金に金型の一部が配置された場面を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
１．高圧タンクの構造
図１（ａ）には１つの形態にかかる高圧タンク１０の外観を模式的に表し、図１（ｂ）には高圧タンク１０の軸線に沿った断面の一部でバルブを装着する口金１５の周辺部分の断面を表した。これらの図からわかるように、本形態で高圧タンク１０はタンク本体１１及び口金１５を有している。以下に各構成について説明する。
【００１０】
１．１．タンク本体
タンク本体１１は収容するものを漏らすことなく保持するとともに、内部の高圧状態にも耐えることができる強度を有している。そのため、本形態でタンク本体１１は、ライナ１２及びライナ１２の外周に配置された補強層１３を備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

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