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公開番号2024073755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184630
出願日2022-11-18
発明の名称ガス充填装置
出願人株式会社タツノ
代理人弁理士法人高橋特許事務所
主分類F17C 13/02 20060101AFI20240523BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】保守点検時に表示パネルの開閉した際に表示パネル側に飛び跳ねる雨水の排水処理を施したガス充填装置の提供。
【解決手段】本発明のガス充填装置(100)は、充填量表示器(1)を内面に配設した表示パネル(10)を側面方向に開閉するガス充填装置(100)において、ハウジング本体(101)には表示パネル(10)と接合する中間ユニット(50)が設けられ、中間ユニット(50)の少なくとも表示パネル上縁の対向箇所にはパッキンが施され、前記表示パネル(10)(の裏面)に配設された充填量表示器(1)の上方には表示パネル(10)の幅方向に延在する雨樋(12)が取り付けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
充填量表示器を内面に配設した表示パネルを側面方向に開閉するガス充填装置において、
ハウジング本体には表示パネルと接合する中間ユニットが設けられ、
中間ユニットの少なくとも表示パネル上縁の対向箇所にはシール機構が施され、
前記表示パネルに配設された充填量表示器の上方には表示パネルの幅方向に延在する雨樋が取り付けられていることを特徴とするガス充填装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記雨樋の上部を覆うようにシール機構が表示パネルに当接する請求項1のガス充填装置。
【請求項3】
前記雨樋は充填量表示器の幅より長く形成されている請求項1、請求項2の何れかに記載のガス充填装置。
【請求項4】
表示パネルの下端には孔が形成されている請求項3のガス充填装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はガス充填装置に関し、特に、表示パネルに充填量表示器を設けているガス充填機に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
我が国は化石燃料に乏しく海外から輸入することに頼っており国際情勢の影響を受けやすいなど、近年ではさまざまな資源から作ることができる水素が環境にやさしく、エネルギー安全保障に役立つことから注目を集めている
この環境問題に対する車輌として水素ガス燃料を燃料とした燃料電池自動車、水素自動車に搭載される車載タンクに対して安定して効率良くガス燃料を充填する供給装置を本出願人も開発している。
かかる供給装置の表示器は、特開平6-179499号に示すように上部ケース内に収容されている。
上部ケースとその前面に取り付けられる表示パネルとの接合箇所は、上部ケースの表示パネル上端と接合する接合面に雨水の浸入を防止するために二重パッキン構造を設けていた。係る二重パッキンは、表示パネル内への浸水を防止するのに有効である。
しかし、表示パネルを開いた際に(例えば開いた瞬間に)上部ケースの上面に溜まっていた雨水が表示パネルの裏面側に飛び跳ねる(掛かってしまう)ことがある。雨水が表示パネルの裏面側に飛び跳ねると、表示パネル側に充填量表示器を設けている場合は、飛び散った雨水が充填量表示器に付着して故障の原因となるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-179499号号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、保守点検時に表示パネルを開いた際に表示パネル側に飛び跳ねる雨水の排水処理を施したガス充填装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のガス充填装置(100)は、
充填量表示器(1)を内面に配設した表示パネル(10)を側面方向に開閉するガス充填装置(100)において、
ハウジング本体(101)には表示パネル(10)と接合する中間ユニット(50)が設けられ、
中間ユニット(50)の少なくとも表示パネル上縁の対向箇所にはシール機構(例えばパッキン)が設けられ、
前記表示パネル(10)(の裏面)に配設された充填量表示器(1)の上方には表示パネル(10)の幅方向に延在する雨樋(12)が取り付けられていることを特徴としている。
本発明において、前記雨樋(12)の上部を覆うようにシール機構が表示パネル(10)に当接するのが好ましい。
【0006】
本発明において、前記雨樋(12)は充填量表示器(1)の幅より長く形成されているのが好ましい。
また、表示パネル(10)の下端には孔(13)が形成されているのが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
上述の構成を具備する本発明によれば、
中間ユニット(50)の少なくとも表示パネル上縁の対向箇所には、例えばパッキンの様なシール機構が設けられており、前記表示パネル(10)に配設された充填量表示器(1)の上方に幅方向に雨樋(12)が取り付けられているので、
表示パネル(10)を開いた際(例えば表示パネル10を開いた瞬間)に、シール機構に溜まった雨水が表示パネル(10)に飛び跳ねたとしても、前記雨樋(12)により受容される。そのため、雨水が表示パネル(10)(の裏面)に配設された充填量表示器(1)に垂れ落ちることが防止され、雨水が接触することによる充填表示器(1)の故障・不具合を払拭することができる。
ここで、前記雨樋(12)の上部を覆うようにシール機構が表示パネル(10)に当接していれば、表示パネル(10)が中間ユニット(50)に接合している状態(表示パネル10が開じている状態)では、前記シール機構により雨樋(12)上方から雨水が表示パネル(10)裏面側に浸入することが防止されるので、雨水が充填表示器(1)に接触してしまうことはない。
【0008】
本発明において、前記雨樋(12)が充填量表示器(1)の幅より長く形成されていれば、表示パネル(10)の開時に垂れ落ちた雨水を雨樋(12)の両端より下方に排水して、当該雨水が充填量表示器(1)へ付着することを防止出来る。
また、表示パネル(10)の下端に孔(13)が形成されていれば、表示パネル(10)が開いている場合に、前記孔(13)を介して雨樋(12)より排水された雨水を外部に排出することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態を示す斜視図であって、各種パネルを開放した状態を示す図である。
表示パネルの裏側を示す裏面図である。
表示パネル裏面の雨樋を示す部分拡大図である。
表示パネルの全面図である。
図4のA4-A4線断面拡大図である。
サイドユニットにおけるホース離脱ガイドの位置を示す斜視図である。
ホース離脱ガイドが閉鎖している状態を示す斜視図である。
ホース離脱ガイドが開閉動作をしている状態を示す斜視図である。
実施形態に係る充填機の正面図である。
実施形態で用いられる脱圧弁を示す斜視図である。
脱圧弁のリミットスイッチの感知部及び可動部を示す部分拡大図であり、感知部と可動部が接触している状態を示している。
図11と同様な部分拡大図であって、感知部と可動部が離隔した状態を示している。
実施形態において、感知部と可動部が接触した状態の作用効果を示す説明図である。
脱圧弁のリミットスイッチで用いられるスペーサーを示す斜視図である。
ブラケットを脱圧弁本体部の頂部に取り付ける一態様を示す斜視図である。
ブラケットを脱圧弁本体部の頂部に取り付ける一態様であって、図15で示す態様とは別の態様を示す斜視図である。
実施形態において、中間ボックス内にIRボックスを収容した状態を示す正面図である。
図17で示す状態から、IRボックスを引き出して保持した状態を示す正面図である。
実施形態で用いられるハーネス安全継手の斜視図である。
図19のハーネス安全継手の縦断面図である。
図20と同様な縦断面図であって、ハーネス安全継手が分離した状態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1では実施形態に係るガス充填装置100が表示されており、図1のガス充填装置100は各種パネルが開いた状態である。
ガス充填装置100における各種パネルとしては、表示パネル10(フロントパネル)、フロントアッパーパネル20、フロントロアーパネル(図面の煩雑化を回避するため図示せず)、フロントサイドアッパーパネル30、フロントサイドロアーパネル40がある。図1では、表示パネル10、フロントサイドアッパーパネル30、フロントサイドロアーパネル40は側面方向に開閉し、フロントアッパーパネル20は上方に開閉する。
図1において、符号21は安全装置としての放爆扉、符号22は充填ノズル、充填ホースの操作をサポートするためのサポートアームを示している。
ガス充填装置100は、中間ユニット50、トップユニット60、下部ユニット70、両脇のサイドユニット80から構成されており、各々のユニットの内部には、水素等を充填するのに必要な機器が収容されている。表示パネル10は中間ユニット50の前面に取り付けられている。
図1のガス充填装置100において、表示パネル10にカウンター(表示部、充填量表示器)が付いている方の面が正面である。例えば両面から車両の充填が可能な充填装置であれば、カウンター(表示部、充填量表示器)は両面に付いており、何れも正面となる。
(【0011】以降は省略されています)

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